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北方海の守護天使  作者: h.hiro
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第27話「とある2人の妹達の姉事情」

このゲームは海洋が舞台の為、登場するメカニックは艦船がメインだった。

だが補助的な扱いではあったが陸上兵力としてゲーム上では戦車は使われていたのだ。

その所為かこちらに転生した恵理香が沿岸防御の為に戦車が使われているのを見ても驚く事は無かった。

ただ同じハンターギルドに所属しているいえ恵理香は戦車を所有している商会と行動を共にしたことがその時まで無かった。

「はじめまして、安西商会戦車隊長の安西真紀です。」

それはハンターギルドからタウン島におけるシーサーペント掃討依頼が牧瀬商会に入った事が始まりだった。

幾つかの小島で構成されるタウン島の入り組んだ水路にシーサーペントが進入したの数週間前。

船舶の航行が難しい水路の両岸には人々の住む街があり、外洋からの攻撃は下手をすれば流れ弾が街に降り注ぎかねないという大きな懸念があった。

そこでギルド長であるレイアが立案した作戦、それは海岸に戦車を配置して攻撃、水路から追い出し、洋上で迎撃するというものだった。

「こういった作戦に適した連中がいるからな。」

レイアがそう言って牧瀬商会と共に召集したのが優秀な戦車隊を持つ安西商会だった。

そして今回の掃討作戦を仕切るハンターギルドから招集を受け、牧瀬商会と安西商会の打ち合わせがギルド本部で行なわれる事になった。

打ち合わせ場所に安西商会長である安西杏と戦車隊長の安西真紀がギルドの会議室に入って来る。

牧瀬商会長の万理華とまほろば艦長の恵理香はギルド長のレイアと共に既に到着し待機していた。

「安西商会の安西杏だ、牧瀬会長、今日はお手柔らかにお願いするよ。」

笑みを浮かべ挨拶して来る杏に万理華と同じ様な強いオーラを恵理香を感じていた。

「牧瀬商会長の牧瀬万理華です、こちらこそお願いします安西会長。」

含みある笑顔を浮かべて答える姉の万理華、何だか似たもの同士に見えるのは気に過ぎではないだろうなと恵理香は杏の姿を見ながら思った。

「はじめまして、安西商会所属戦車隊長の安西真紀です。」

杏に続いて挨拶してくるのは戦車隊を率いる真紀、恵理香と似て控えめで大人しそうな女性だった。

「こちらこそはじめまして、牧瀬商会所属まほろば艦長の牧瀬恵理香です。」

恵理香と真紀も挨拶を交わすが、こちらはいたって普通に見えるなとレイアは内心苦笑する。

「うん、噂の守護天使殿か、これは大物を用意しましたねギルド長。」

恵理香を見た杏がレイアに意味深な笑みで語り掛ける。

「失敗の許されない作戦だからな、私としては安西会長の方もそうだと思っているが。」

「それは光栄ですねギルド長。」

レイアが肩を竦めなが返すと、杏は苦笑して続ける。

「期待に沿えるよう最善を尽くさせてもらうよ。」

その後のレイアから行われた作戦の説明を受け、恵理香と真紀の間で双方の役割について細かく打ち合わせが行われた。

まあ打ち合わせ自体は順調に進んだのだが、万理華が「うちの妹はやっぱり優秀だわ。」と打ち合わせ中連呼していたので恵理香は恥かしかった。

そんな万理華の姿にレイアは呆れていたのは当然だった。

ただそんな中杏が引きつった表情を浮かべ、真紀が複雑そうな顔をしていたのだが恵理香はまったく気づかなかった。

翌日11:30まほろば専用桟橋。

そこにはまほろばと共に安西商会の戦車隊を輸送する為の戦車揚陸艦も接岸していた。

真紀率いる戦車隊はその戦車揚陸艦に搭乗しタウン島に向かう事になっていた。

そして両艦の前に恵理香以下まほろばと戦車揚陸艦の乗員そして戦車隊の搭乗員達が集合すると恵理香と真紀から今回の共同作戦について説明が行われる。

「「「「北方海の守護天使殿にお会い出来て光栄です。」」」」

その説明が終わった途端恵理香はあっという間に揚陸艦の乗員そして戦車隊の搭乗員達に囲まれてしまう。

「まあ仕方がないですね。」

「そうだね恵理香だからね。」

「なるほどこうなるのは当然ですか。」

その光景を見た優香とロベリヤの言葉に真紀も苦笑しつつ納得するのだった。

とはいえこのままでは出発が遅れてしまう為真紀が皆に指示を出す。

「戦車隊員と乗員は揚陸艦に乗艦し配置に付いて下さい。」

真紀の指示で乗員と戦車隊の搭乗員達が揚陸艦乗艦して行く。

「・・・我々も出発しましょう、総員乗艦し配置に付いて下さい。」

「「「「了解です艦長。」」」」

まほろばの乗員達も恵理香の指示を受け乗艦して配置に付いて行く。

「それでは牧瀬艦長、護衛の方よろしくお願いします。」

指示を終えた真紀が恵理香の所に来て頭を下げて言ってくる。

まほろばは洋上での迎撃の他に真紀達が乗艦する揚陸艦の護衛をする事になっている。

「最善を尽くします安西隊長。」

恵理香の言葉に頷くと真紀は揚陸艦に乗艦して行き、それを見届けた恵理香もまほろばに乗艦する。

「出航します、前進半速。」

艦橋に着いた恵理香の指示で発進したまほろばに揚陸艦が続き港を出るとタウン島へ向かったのだった。

まほろばは揚陸艦を護衛しつつタウン島までは約6時間掛けて到着した。

幸いな事に航海中、シーサーペントの襲撃は無く、消耗せずに済みまほろばと揚陸艦は到着した。

到着後、まほろばと揚陸艦は一旦港に接岸し、翌日の作戦に備えて待機する事になっていた。

ただ恵理香と真紀は島民に対する説明の為上陸する必要があった。

「副長、後をお願いしますね。」

「はい艦長、お気つけて。」

副長に指揮を委ねて恵理香はまほろばから桟橋に降り、桟橋で待機していた真紀と合流する。

なお優香とロベリヤが真紀を新たなライバルと警戒し付いていこうとしたが、2人とも準備があり叶わなかった。

「お待たせしました安西隊長。」

「いえ、行きましょう。」

恵理香と真紀は挨拶鵜を終えると島民の説明会が行なわれる街の講堂へ向かう。

「・・・・・」

歩き始めてから暫くして真紀がこちらを伺う様な仕草をしてくる事に恵理香は気づく。

何か自分に話したい事でも有るのだろうかと恵理香は考え時計を確認して、幸い時間にはまだ余裕があったので真紀に提案する。

「安西隊長、少しお話して行きませんか?」

「・・・分かりました。」

真紀は恵理香の提案に暫らく考えてから頷いたので近くにあった公園に2人で向かう。

公園のベンチに並んで座る恵理香と真紀、暫らく黙っていた彼女は意を決しったのをいれると話し始める。

「牧瀬艦長は自分のお姉さんの事、どう思われてますか?」

そんな事聞いて来るのは、真紀のお姉さんと何らかの関わりがあるからだろうかと恵理香は考える。

何らかの行き違いが有って、姉妹関係で真紀は悩んでいるのかもしれないと。

出発前に恵理香が万理華から安西商会は優秀な戦車隊を有する商会として有名だと聞かされていた。

ちなみに商会長は母親の杏、あと同じく戦車隊を率いている姉がいるらしい。

「まあ、姉さんはあんな感じですから、私としても困っていますがあれでも・・・」

自分の事を思ってくれていると恵理香が言おうとしたのだが。

「やっぱりそうですよね、困りますよね、ええ牧瀬艦長のお気持ち十分理解出来ます。」

両手を掴み喋る真紀の言葉に恵理香は一瞬呆気にとられしまう。

「あの・・・安西隊長?」

困惑する恵理香を他所に真紀の言葉はエキサイトして行く。

「姉さんら隙さえあればお風呂とかベットに入り込んでくるんですよ。」

何だか聞いた事のある話だなと恵理香は思った。

「お前は私の希望だとか、お前にもしもの事があれば生きてはいけない、なんて人前で言い出すし。」

これもだ、身近な人間に散々言われた覚えがあるなと・・もしかして真紀の姉は自分の姉と同じなのかと恵理香は考え聞く。

「もしかして安西隊長のお姉さんって、貴女に対して過保護なんですか?」

「はい、過保護いえそんなもんじゃ済みません、もはや妹に対する姉の愛情なんてものではありませんよあれは。」

そこで恵理香と真紀はお互いを見つめあい・・・

「安西隊長!、いえ真紀さん。」

「牧瀬艦長!、いえ恵理香さん。」

そう呼び合うとお互いの両手を握り合う恵理香と真紀、ああここにも姉の行き過ぎた愛情に泣く者が居たなんてと感激する2人。

それから暫らく恵理香と真紀はお互いの姉の愚痴を、説明会が始まるまで続けたのだった。

翌日10:15タウン島海岸

真紀が指揮する揚陸艦が島の西側にある海岸に接近して行く。

「隊長、間も無く到着します。」

「了解です、揚陸準備を。」

艦橋の乗員の報告を受け真紀が揚陸準備の指示を出す。

「バラスト調節、艦首上げ。」

揚陸艦は艦首上げつつバウスラスターを操作しながら海岸に近付いて行く。

「停止、艦尾の錨を下ろせ。」

着岸直前に艦尾の錨を下ろして着岸点に停止する。

「バラスト調節、艦首下げ。」

停止すると艦首を着底させ揚陸艦を着岸点に固定する。

「艦首扉を開け、ウインチ作動、道板を下ろせ。」

艦首突端の扉を左右に開き、ウインチを用いて道板繰り出していき、デリック・アームによって支持する。

「揚陸準備完了です隊長、ご武運を祈ります。」

「ありがとう、私達が揚陸を完了したら艦は予定通り回収地点へ移動して下さい。」

「了解です隊長。」

指示を終えた真紀は艦橋を出ると搭乗する戦車が待つ格納庫に向かい乗車する。

「全車発進、私に続いて下さい。」

乗車後10式戦車1号車の車長席に着た真紀が指示する。

「了解、全車発進、1号車に続いて下さい。」

通信士が真紀の指示を全車に伝える。

そして1号車が道板を通じて海岸に降りると、続いて後続の戦車も降りてくる。

降り立った10式戦車は4両だった、一旦全車が揃うのを待ち、やがて前進を始める。

「2号車は私と一緒にこのまま進みます、3号及び4号車は予定通り反対側のコースを進んで下さい。」

真紀の指示で2両づつに分かれた10式戦車は島の内陸部に分け入って行く。

「まほろばに通信、こちら予定通り進行中と。」

「了解です隊長。」

通信士は揚陸艦にまほろばに連絡を入れる様に伝える。

真紀は島の内陸部を走行する1号車の中で外部モニターを見る。

島の地形図も重ねて表示されており、今のところ順調に走行出来ている事を確認する。

「3号及び4号車の状況はどうですか?」

「問題ないそうです、予定通り進行中との事です。」

真紀の問いに通信士が答える。

「了解です。」

そう答えると真紀は立ち上がってハッチを開け、上半身を砲塔上に出して前方を見る。

進行するにつれ視界が開け、やがて1号車は入り江側に出る。

「停止して下さい。」

「はい隊長。」

操縦士が返答すると、1号車は停止し2号車も隣に停止する。

真紀は首に掛けていた双眼鏡を素早く構えて洋上に向けると状況を確認する。

そして視界に水路に居るシーサーペント3匹を確認すると真紀は双眼鏡を下ろし攻撃の指示を出す。

「前進、全車に距離1000まで接近後射撃開始せよと連絡して下さい。」

「了解、全車距離1000まで接近後射撃開始せよ。」

「距離1000まで接近します。」

通信士と操縦士の2人が返答、そして1号車と2号車は前進を開始する。

「距離よし、目標を照準しました。」

砲手が報告に真紀はモニターを見て頷く。

「停止、射撃開始して下さい。」

「停止します。」

「射撃開始。」

停車した2両の10式戦車が射撃を開始する、同時に1号車達と反対側にいる3号車達も続く。

そして砲弾は水路上に居たシーサーペント達に命中するとシーサーペントは絶叫を上げる。

「装填よし。」

「撃て。」

装填手が次弾の準備完了を報告すると真紀が再び発射を指示し正確な射撃がシーサーペント達に撃ち込まれる。

しかも4両の10式戦車共にだ、この辺は数ある戦車隊の中で高い撃破率を誇る安西商会だけはあると言えるだろう。

魚雷や艦載砲に比べれば戦車砲は強力と言う訳では無いが、的確な射撃は確実にシーサーペントの体力を奪ってゆく。

「隊長!シーサーペントが逃げます。」

10式戦車の的確な射撃に耐えられなくなったのかシーサーペントは水路出口へ逃亡を始める。

「射撃止め、まほろばに『シーサーペントは水路出口へ向かいつつあり撃破を乞う。』と伝えてくれる様に艦に連絡を。」

タウン島沖合いでまほろばは戦闘配置の状態で待機していた。

「艦長、安西隊長より連絡、『シーサーペントは水路出口へ向かいつつあり撃破を乞う』との事です。」

副長が艦内通話機を戻しながら恵理香に報告する。

「分かりました、機関前進全速、艦載砲及びランチャー射撃用意!」

それを聞いて恵理香は即座に攻撃の指示を出す。

「機関前進全速!」

『艦載砲及びランチャー射撃用意に入ります!』

機関員担当と火器管制室からの復唱が重なり、まほろばは水路出口へ向かって行く。

「前方よりシーサーペント接近、2匹が前に、1匹はやや遅れて後方に続いています。」

センサー担当の報告を聞いた恵理香は艦長席から立ち上がると右舷見張り上に走り出て双眼鏡を前方に向ける。

「艦長ランチャー射撃用意完了です。」

副長が出入り口から顔を出して報告する。

「ランチャー射撃開始!」

「はい艦長、管制室へ射撃開始を伝えて。」

恵理香の指示が副長を通じて管制室へ伝えられるとまほろば前部のランチャーからロケット弾が発射されシーサーペントに向かって飛翔して行く。

発射されたロケット弾が前側に居た2匹を吹き飛ばすと、後続の1匹が慌てて進路を変えまほろばから離れて行こうとする。

「取り舵30、全艦載砲撃ち方用意。」

艦橋に戻った恵理香が次の指示を出すと、まほろばは進路を変えシーサーペントの横に並び艦載砲を向ける。

「艦長、管制室より目標への照準完了との事です。」

「撃ち方始め。」

向けられた艦載砲が射撃を開始し逃亡しようとしたシーサーペントをバラバラに吹き飛ばし、どす黒い体液と肉片が海上に広がる。

「全てのシーサーペントの撃破を確認。」

センサー担当の報告に恵理香は微笑むと副長に指示を出す。

「戦車隊に『シーサーペントを全て撃破、協力を感謝します。』と伝えてください。」

「はい艦長。」

副長は艦内電話を取り通信室へ恵理香の言葉を戦車隊に伝える様に連絡する。

こうして水路から出てきたシーサーペントはまほろばのロケット弾と砲弾により撃破され安西商会との共同作戦は無事に終わったのだった。

全てを終え、まほろばと戦車隊を収容した揚陸艦はタウン島の沖合で合流すると一旦報告の為港に戻る。

上陸し島民への報告終了後恵理香と真紀は島民達の盛大な見送りを受け中央港へ帰港するのだった。

損害も軽微で恵理香と真紀そして両艦の乗員達は達成感にほっとして帰港したのだった。

だが恵理香と真紀の2人にとって災難が港で待っているとはその時は予想していなかった。

「何を言っているんですか、そんなの真紀が居たからに決まっている。」

「あらそんな事は無いわ、恵理香ちゃんのお蔭です、絶対に。」

桟橋上で恵理香と真紀が見たのは、どちらが功労者だったかで争う2人の女性の姿だった。

「「姉さんが何で?」」

恵理香と真紀はそう呟くとお互い顔を見合わせる。

「あのもしかしてあの方は恵理香さんのお姉さんですか?」

「ええ・・・それじゃもう1人の方は真紀さんの?」

お互いに言い争いしているのが自分の姉だと認識し恵理香と真紀は困惑に陥ってしまう。

「それにしてもうちの姉は分かりますが、真紀さんのお姉さんは一体どうして此処にいるのでしょうか?」

安西商会のもう一人の戦車隊長である真紀の姉由紀は今回の作戦には参加していなかった筈だから恵理香の疑問は当然だろう。

「姉さん、任務が無いときは私の仕事が終わると出迎えてくれるんです。」

「・・・真紀さんのお姉さんもですか。」

万理華もそう言えばそうだったなと遠い目をしながら恵理香は思い出していた。

だから恵理香と真紀の思いは同じでこう呟くしかなかった。

「「ここまで来て何揉めているんですか姉さんは。」」

とはいえどちらが功労者かという事で揉めているうちはまだ救いがあったのが、そのうち2人の姉の争いの内容は変な方向へ行き始める。

「真紀の寝顔は究極の可愛さだ、それに勝るものは無いと断言する。」

「ふん寝顔だって恵理香ちゃんは負けません、ですがもっと可愛いのは着替えを覗かれた時の恥かしそうな表情なんですから。」

「な、何てこと人前で言ってるんですか姉さん!?」

「もう姉さんたらまた私が寝てる時に部屋に入ったの!?」

その後も自分の妹がいかに可愛いかで暴走する姉達に、恵理香と真紀は恥かしさで今にも海に飛び込みたい気分になっていた。

「あはは・・・牧瀬会長もだけどあちらの女性もねえ。」

「2人ともそっくりね・・・」

優香とロベリヤが苦笑いしながら2人の姉の議論いや喧嘩を見ていた。

一方周りに居たまほろば乗員や戦車隊員達は皆生暖かい視線で恵理香と真紀を見ている。

そんな周りの状況に恵理香と真紀は我慢の限界に達しってしまったのは当然だろう。

「いい加減して下さい姉さん!!」

「もう姉さんいい加減にしてよ!!」

桟橋に恥ずかしさに真っ赤になった恵理香と真紀2人の妹達の絶叫が響いたのだった。

その後、恵理香と真紀は顔を真っ赤にしたまま自分の姉をそれぞれの商会へ連行していった。

もちろん説教する為だったが、2人の姉達はまったく聞く耳を持たず結果2人は深い溜息を付きつつ嘆くしかなかった。

唯一幸いだったのは恵理香と真紀の間で姉の事で深い共感が生まれ仲良くなれた事だけだった。

理由が理由だけに恵理香と真紀が素直に喜ぶ気がしなかったのは言うまでもない。

業務日報

安西商会と牧瀬商会によるタウン島での共同作戦は無事に完了。

両商会の人員と機材に損害は無かった。

到着後にあった問題については触れない。

報告者:牧瀬商会所属駆逐艦まほろば艦長牧瀬 恵理香。

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