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偽りのアムネシア~王子様とOL~  作者: 幸村 侑樹
【第2章】
99/115

耳元のささやき、真実はまどろみに溶ける 2-①


「ん~……」


 肩口で、もぞりと彩那の頭が動く。


「……はれ? ミーシャ?」


 まだ頭が寝ているのか、ぼんやりした目でミハイルを見つめている。


「おはよう、アヤ」


「おはよー……ってあれっ? わたし寝てた?」


 彼の肩にもたれかかっていたことに気づき、彩那は、ばっと体を起こした。


「よくお休みでしたよ」

「げっ」


 ハインリヒの冷ややかなひとことで一瞬にして目が覚める。


「そろそろ部屋に戻ろうか」

「今何時?」

「十三時です」


 腕時計を見ながらハインリヒが口をはさむ。


「昼食は部屋に運ばせてありますので、そちらで召しあがってください」


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

次回更新も読んでいただけるとうれしいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡


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