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偽りのアムネシア~王子様とOL~  作者: 幸村 侑樹
【第2章】
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書斎会議 2 ~因縁~②

(映像で追えるのは並木通りと、街頭ビジョンまで。その先は大使館につくまで、カメラが設置されていない)


 並木通り以降は、ミハイルがいっしょにいたので状況は把握している。

立ちあがろうとした彩那が派手に転んでいる姿もしっかりとらえられていた。

その後、どろぼう男にバッグを奪われる様子も。


(あ。殿下のお出ましか)嬉々としてゴットフリートが画面を見つめる。


 全身黒ずくめの人影が、ものすごい速さでどろぼう男に追いつき、取り押さえた。

(このどろぼうヤローは部外者だしな)

 ゴットフリートは失笑する。ハインリヒは、ため息をついた。

(で、あの子を介抱中、襲ってきたやつがふたり)


 ミハイルが、ナイフをもった襲撃犯を蹴り飛ばした後、パンッという音が聞こえている。彩那を抱え、交差点を横切って——街頭の防犯カメラ映像はここまでだ。


(で、これが大使館前のカメラ映像だ)

 彩那とミハイルの姿が映っている。何かを察知したようにミハイルが周囲を見回し、次の瞬間には彩那を押し倒した。直後、銃声が響く。


(解析結果からも、あの子を狙っていた。頭すれすれを通って、地面に着弾している)

 再度、彩那の身辺調査も行ったが、ファイルに収録された以上の情報はない。

——万が一、これ以前に、この件に関わっていたとすれば、とっくに消されているだろう。

(だが、そうなると、なんであの子が狙撃されたのか説明がつかねぇ)

 ゴットフリートは煙草をくわえた。


(ラウエンシュタインの関与が浮上したって聞いたけど)

(ああ。こっちでの実行犯たちは全員、オイゲン・ラウエンシュタインの元・後援会員だった。それを突きつけたら、一斉に口を開いた。『ゼーヴェリング侯爵位をラウエンシュタインに返せ』ってな)


 ミハイル問いかけにゴットフリートは吐き捨てる。


(ふざけてるよな。幽霊を乗せた神輿でも担ぐってのか)



ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

次回更新も読んでいただけるとうれしいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡


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