黒い影のダイヤモンド
【プロローグ】ラストです!
「Dies ist in der Tat ein Fahrzeug, das für Könige reserviert ist. Lassen Sie sich nicht vom äußeren Schein täuschen.」
そう言ってディルクは、運転席側に向けていた銃をミハイルへと向け直した。
「Sven!」
ミハイルは運転席から垂れさがる左腕に叫んだ。返事はない。ハインリヒとルートヴィヒはミハイルを背に隠す。
「Was ist der Zweck?」
「Denn ich möchte, dass der Mann, den ich am meisten schätze, der nächste König wird.」
固い声で問うハインリヒに、ディルクは胸の内ポケットからスカーフを取り出す。
絶望になびく黒い布地には金色のダイヤモンドが描かれていた。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
次回から第1章スタートです!また読んでいただけるとうれしいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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次回から第1章はじまりま~す(∩´∀`)∩
おまたせ‼
でも、まだ恋愛要素はデテコナイヨ_(:3 」∠)_
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