試しの書き方
前回,書き方をかえてみようと話をした.早速やってみようと思う.
じゃあ,これからこの一話をこんな感じの話し言葉風でやっていこう.急にライトノベル主人公の心情吐露の文みたいになったね.だけど,これが意外と書きやすい.現実の話し方に結構近いからかな.だけど読んでる方は疲れるよね.一方的に話されているだけなんだもん.この書き方が許されるのはコメディくらいだよ.地の文で既におもしろいんだから.銀魂の空知先生とかね.
さて,この書き方で進めるのは何でこの文章の題名が「二十歳の独り言」なのか.その名前について考察していく(作者本人だけど,3秒で思いついた題名だから自己分析で考察する).
「独り言」は理解が出来る.だってこの文章然り,他人に一切読ませる配慮が見えないからね.なら「二十歳」って何ぞやって話になる.ここに僕のあさましい考えが見れる.それは“若いは力”だからだ.若いってだけで人は見る目が変わる.藤井棋士も含めて世間は‟若い”が大好きだ.若いは素晴らしい.くたびれた社会人たちが失ったものを持ち続けていて輝いてみえるから.僕はこの若さにすがっていたいのかもしれない.二十歳なんて社会全体から見ればまだまだ若造の域だ.僕は若さをアイデンティティーの一つにしている.これから歳をとっていくだけなのにこれからの僕のアイデンティティーはどうなっていくんだろう.若者からおじさんへとシフトしていくのだろうか.
話が逸れてきたので戻しておこう.僕が「二十歳」なんて題名につけたのは僕に他にこれと言って特徴が無いからだ.若さしかない.何者でもない若者なだけの僕はこれからどうなっていくのか,自分の未来のはずなのになんだか他人事のように思えるなあ.