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⑩日本人個人にできる食料対策

 ここまでお読みいただいた方は、日本の国防・食料における安全保障が今いかに脅かされつつあるのか、そしてその状況が中長期化しそうなことがお分かりいただけたと思います。


 ただ個人としてこの戦争に関して出来ることと言えば一刻も早く終わってくれて、1人でも犠牲が少ないように願うというか祈るしかないでしょうね。せいぜいウクライナ住民が救えるような支援をしていくとかそう言うことぐらいしか出来ないと思いますね。


 それ以外について具体的に今できることは何なのかこれから説明していこうと思います。



14 “戦時下の体”になる

 筆者:まず今の状況が日本ももうすぐ“戦時下”のような状況になることを覚悟するべきだと思います。


 質問者:え……具体的に戦闘が始まってしまうんですか!?


 筆者:すぐにそう言うことが起きるとは思っていません。ですが、本稿の③でも話しましたが食料が今後日本に手に入りにくくなるというリスクは近い将来あるのです。

 今の日本人は小麦に依存した食事を多く摂取しています。その状況から徐々にでも良いから抜け出す必要があると思っています。

 主な食事としては

うどん、ソバ、パスタ、ラーメン、そうめんなどの麺類。

パンもケーキもピザも肉まん、ほとんどの焼き菓子。カレーやシチューのルー。ハンバーグや揚げ物全部も、紹興酒も、醤油も、あるいはお酢(穀物酢)など、ほとんどの食べ物に小麦粉が使われているんです。

 

 主食類だけでも麺類は辞めて米や玄米、芋などにシフトチェンジしていかないと“食べられなくて苦しい”という状況になったり、高いモノを買わざるを得ない状況に追い込まれる可能性があります。


質問者:えー、でもまだ起きていないんだからやらなくても良いんじゃないですか?


筆者:まぁ、そうなった時の“覚悟“のみでも対応できるというのならそれでも構わないと思います。

こんなことを言っている僕も今すぐに上記の全てを食べないということはできませんからね。ただ、本当に米と芋がほとんどという生活が来るかもしれません。

 僕は別に太っているわけでは無いですけどなるべく食べないようにして“戦時下の体“を目指していますね。特に昼は抜いても大丈夫です。


質問者:確かに非常時にはあまり食べられないことを考えなくてはいけませんからね……。


筆者:それと、僕は食料備蓄も並行して行っています。主に缶詰や水など長く保管できそうなものです。2か月ぐらいは保存食を確保しておく必要があると思います。それは自分や一緒に暮らされている家族がどれぐらい食べるのかにもよると思うので、そこも計算してく必要があると思います。


質問者:なるほど。食べる量が減れば備蓄する量が少なくて済むか若しくは耐えられる期間が長くなるんですね。


筆者:そういうことです。今は量が少なくてもなるべく栄養があるものを効率よく少なく取ることを心がけていますかね。あとは添加物はなるべく少ないものを食べるように心がけていますね。

 添加物の表示方法もちょっと問題があったりするんですけど、缶詰など密閉されていないのに妙に賞味期限が長い食べ物とかもちょっと危ないような気がしますね。


質問者:そういえば、飲み水も輸入という話がありましたがそれについてはどうすればいいんですか?


筆者:ペットボトルで買い込むのが良いでしょうけど……食べ物の方が優先のような気もします。サバイバル用品で水の濾過の機械があるんです。僕はそれを買ってますね。タライなどで雨水か川の水を貯めれば飲めるようになります。


質問者:でもお高いんでしょう?


筆者:確かにタンク式のものでしたら7万円とか30万円とかしますけど、フィルターとポンプだけのものでしたら3000円台から高くて5000円とかで買えますよ。

ただ、いざという時は品切れになる可能性はありますから今のうちに買っておいたほうが良いように思えますね。


質問者:それぐらいのことで解決するのでしたらどうして水は輸入に頼っているんでしょうか……。


筆者:まぁ、正確には濾過装置を通した後、煮沸消毒などをしないとO157などになるリスクがほんの少し残っているみたいなんですよね。食用として一般的に使うように認可するためにはそう言ったことも必要になってくるんだと思いますね。


質問者:あーなるほど。そう言うことには厳しいですからね。だから輸入をしているわけですか。


筆者:そうなんですね。また飲み水や食用として利用しなくても農業用水などで日本の水は使われているんですよね。ただ、もうちょっと輸入に頼らないで工夫をして何とかして日本の資源を有効活用して欲しい感じもしますけどね……。


質問者:話は戻りますけど、濾過した水は煮沸消毒はしなくて大丈夫なんでしょうか?


筆者:余裕があればするべきだと思いますけど、非常時となれば小さいリスクについては目をつむるしかないと思うんです。水が全く飲めなくなるよりかは遥かにマシなので。

 

質問者:これは輸入がほとんどできなくなるような状況を想定していますから仕方ないですよね……。

 


15 農業への取り組み

筆者:ここからはお金若しくは時間がある方のみ読んでいただきたいです。


質問者:具体的にはどういうことをするんですか?


筆者:農業を行うんです。


質問者:自分で生産するということですか? 流石に素人がやるには少しハードルが高いです……。


筆者:世の中には「シェア畑」と言うものが存在しています。農業をやる方がご高齢になったりして農業が出来なくなってきた……でも畑を潰したくない、と思われている方が畑を提供してくれるのです。そこでプロの方から教えてもらえますよ。勿論少し費用はかかりますけどね。シェア畑を行っているところ次第ですけど月1万円ぐらいで最大20種類ぐらいの野菜を作れるところもありますね。


質問者:へぇ~そういう取り組みも存在するんですね。


筆者:正直言ってこれは皆でシェアするので一人一人の面積が狭く、趣味の範囲の延長という感じもありますし、今後肥料の高騰などにより値段が上がる可能性はあります。それでも自分で作った野菜などを食べることが出来るのは安心ではないでしょうか?


質問者:なるほど確かに安心できますね。


筆者:もっと本格的にやりたいのであれば、広い庭がある安い家を買って耕したりするのも手だと思いますよ。農家さんから素人が買うのは少しハードルがありますからね。失敗して農地がダメになっても困りますし。


質問者:ここまで使ってきた農地を折角ならちゃんと引き継いで欲しいと思うのは当然のことだと思いますからね。

 ちなみに筆者さんはどういう形態で農業をやろうとしているんですか?


筆者:僕はまだ買っていませんが広い庭付きの土地を探しています。動画サイトなどで農業のやり方や何を植えれば良いのかについても色々と検討していますね。

 作ろうとしている作物としては雑穀米、サツマイモや大根、ゴボウ、カボチャなどが腹持ちも良くそれだけでも生きていけそうです。


質問者:流石に色々と考えておられるんですね……。

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