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①世界的な状況の異変

 ※4月30日現在、または新聞記事発行当時の情報を参考に考察しております。刻一刻と戦局・情勢は変化しておりますので、具体的な状況は最新情報をご覧ください。

1 危機を煽っているのではなく物理的・心理的な備えをしておく


質問者:今回は食糧危機が迫っているということだそうですね。それにしても、何だかこのエッセイは全体的に暗い話ばかりのシリーズですね……。


筆者:暗い話が嫌な方は、こんなのを読んでないでドラマやアニメを見ていたほうが有意義だと思いますよ(笑)。

僕自身としては危機を煽っているのではなく、リスクに対する物理的な備え、精神的な備えをしておくことで“いざという時”が起きてもパニックにならないようにして欲しいと思って書いているわけですね。


 勿論僕の言っていることは起きない可能性だってあります。でも、これまでの客観的な事実、歴史的背景や傾向などから言って一定以上の可能性であり得るのではないか? というところが僕の中ではある訳です。そのリスクについて皆さんと共有して1人でも多くの方が対策をしてくれればいいなと思って発信しているわけです。


質問者:なるほど。何も知らないで右往左往する可能性がありますからね。


筆者:そうです。ある程度は起きた出来事に対して受け入れるしかないのですが、何も知らないよりかは色々できることや心の準備もあると思うんです。


 

2 アメリカは異常気象に苦しんでいる


質問者:ロシアとウクライナは共に小麦生産量がかなり高い国として知られていますが、この戦争によってほとんど輸出が止まっているらしいですね。日本には影響は出ないのですか?


筆者:日本には間接的にしか影響はないです。日本の小麦の輸入先は農林水産省によりますと過去5年間でアメリカ(49.8%)、カナダ(33.4%)、オーストラリア(16.8%)らしいのでロシア・やウクライナからは輸入はほとんどしていないようなので影響は少ないように思えます。


質問者:あ、そうだったんですね。


筆者:しかし、その日本の主要輸入国であるアメリカの状況が芳しくありません。

 『日本経済新聞 2021年9月21日『干ばつ、世界で相次ぐ 農業への打撃が食糧供給リスクに』より

『米内務省開拓局は8月16日、主要河川の一つであるコロラド川の水不足を宣言し、流域のダムで2022年1月から取水制限を始めると発表した。冬場の降雪量が減少しており、水系全体の総貯水率は1年前の49%から40%に低下。フーバーダムの貯水率は1936年の完成以来、最も低い水準だという。

ロッキー山脈を水源としメキシコまで約2300キロメートル続くコロラド川は米西部の農業に大きな役割を果たす。自然保護団体米ネイチャー・コンサーバンシーによると、10%の水を利用できなくなれば、様々な産業への波及効果もあり、流域の経済損失額は1430億ドル(約15兆7000億円)に達するという。水の割当量が削減される下流の南西部アリゾナ州では、トウモロコシ農家などへの打撃が懸念されている。隣国のカナダでも干ばつが農畜産業に影響を及ぼしている。』


質問者:干ばつが起きているだなんて知りませんでした……。


筆者:まぁ、あまり報道されませんからね。また、干ばつだけではありません

NHK2022年1月31日アメリカ東部 『ここ数年間で最大級の暴風雪 各地で停電や欠航も』より

『アメリカ東部ではこの週末、急速に発達した低気圧の影響で、ここ数年間で最大級の暴風雪となり、広い範囲で停電が起きたり航空便の欠航が相次いだりするなどの影響が出ました。

アメリカ国立気象局によりますと急速に発達した低気圧の影響でアメリカ東部の広い範囲で今月28日から寒波に見舞われ、ここ数年間で最大級の暴風雪となりました。』


凄く簡単に言わせてもらうと東部では大寒波、西部では干ばつという状況になっています。これにより、日本に輸入される農作物への影響があるかもしれないんですね。


質問者:日本では異常気象については大丈夫なんでしょうか?


筆者:日本農業新聞の2021年8月4日の記事によりますと『北海道で過去にない異常な干ばつで農作物に被害が発生している。“100年に一度“とされる少雨と高温が続く記録的な渇水傾向にある。タマネギの変形、飼料作物の収量大幅減、農作物が枯れるなど「災害級」との言葉があがり、JA組合長からは「営農開始以来最大の危機」との声が漏れる。しばらくは少雨が続く見通しで、雨が降っても生育は回復が見込めないとして、今後も被害が拡大する恐れが高い。』とあります。この後どうなったかまでは分かりませんでした。


僕の住んでいる近くの川の話ですけど、明らかに川の水位が下がっているんですね。1級河川の支流なんでこれは全国的影響があるのではと思っています。

これもあまり話題にはなっていないので怖いところではあります。皆さんのお住いの地域の川や気候はどうでしょうか? 特異な状況になっている方がいれば是非とも教えてください。


質問者:これらの干ばつは、いわゆる気候変動が関わっているのでしょうか?


筆者:さぁ……僕は文系の人間何でそう言うところまではわかりませんね(笑)。

地球の歴史の46億年の分母を考えると必ずしも人為的と断言することは難しいとは思いますけどね。

ただし、第二次産業革命以降、気候が徐々におかしくなっていっているような感じがあるのは間違いないですがね。

ただ気候変動と言われているものは、“脱炭素“や”カーボンニュートラル“をすれば本当に解決をするのか? 地球の歴史的に見て暖かくなる段階や異常気象が多発する状態に入っているのか、もっと良く検証するべきだと思います。僕は専門家でないのでこの一件については露程も分かりませんのでこれ以上はこの問題にはツッコみません(笑)。


質問者:まぁ、断言はできない気がするというのは分かりますね。

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