メカ・キングコブラ
「あー出した出した。でも、まだまだし足りないな。2人とも伸びちゃった。」
ベッドで横たわる俺の両隣では金髪と紫の髪を、汗と体液で濡らしたティアとエルメが裸のまま気絶している。
8時間くらいしたからなぁ。
しばらく起きないかも。
「ふむ。まずは風呂かな?風呂ゴーレム、沸かしてくれ。」
「『カシコマリマシタ、マスタア。』」
ゴーレムのバスタブに身体を入れるとすぐに湯で満たされる。
「ふ〜。マサル達は王様に上手く説明してくれてるかな?」
ダンジョンマスターになればダンジョンコアの管理は今まで以上に楽になるだろう。
スタンピードが起こるタイミングなんかも事前に分かるし、通知が出せるなら災害からキャンペーンに早変わりするだろう。
商人も沢山来るはず。
「胸が躍るなぁ。」
だが、俺はここのダンジョンマスターで終わるつもりもない。
あくまで家を手に入れる感覚だ。
別荘があっても良い。
つまり他のダンジョンも欲しい。
外の世界も見て周りたい。
信頼できるゴーレムに此処を預けなくてはいけないな。
「最近拠点を留守の間にゴミがゲートをよじ登る事案が増えているとゴブリンどもから報告が上がっている。ここできちんと俺様の恐ろしさを教えとくか。」
魔石数個と鉄鉱石などを取り出して、手を翳して念じる。
ゴーレム召喚!!!
周囲の金属物質を核を中心に取り込みながら、一体の巨大な蛇型ゴーレムが出来上がった。
『メカ・キングコブラ』だ。
「『ご命令を、まいますた。』」
「うむ。お前を作ったのは他でもない。マイホームに挨拶もせずに侵入するゴミどもをビビらせろ。無視するなら殺して構わん。間違ってもゴブリンとセクシーな女は殺すなよ。」
「『りょ。』」
メカ・キングコブラはスルスルと身体をくねらせて我が家のゲート付近にとぐろを巻いて鎮座。
早速獲物に向かって口を広げて、ガトリングレーザーをかました。
盗賊っぽい奴が吹き飛んで消えたな。
我ながらよく出来ている。
次の四天王狩りの準備もしよう。
マサル達が戻って来たら出発だ。




