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ゴブとチートとダンジョンと  作者: 青もんた
20/50

カレーライスと名付け

「またデカい魔石か。アイロニックエイプのと同じ形だ。マサル、見ろ。俺が前に倒した四天王の魔石と合わせると、、、」


ピタッと嵌り、残り二つ取り付け出来るように見える。


「ああ。組み合わせられるのが分かるな。でも何の為だろう?」


「鍵なのか、それともただのインテリアとして優れているのかは分からん。」


俺とマサルとの話し合いで四天王ケルベロスの魔石はマサルが、死体は俺が持つ事になった。


そしてコボルト達の無数の死骸に勇者一行はげんなりしている。


「素材、全部は回収出来ないな。」

「なんか勿体ないけど、、、血まみれだしね〜」


流石にMK1に素材回収をやらせるわけにもいかない。


「いや、意外となんとかなるかもしれんぞ。とりあえず、集められるだけ魔石集めよう。」


俺は皆が集めたありったけの魔石を使ってハーベスト・ゴーレムを作り出した。


「あとはこいつらに任せて一回俺の拠点に戻ろう!風呂に入って飯だ!カレーライス食べようか。マサル達は王様に報告もあるんだろ?」


「危なく忘れるところだったぜ。」


「「「「カレーライス賛成!!!」」」」


〜〜〜〜〜〜


【料理召喚】で全員カレーライスを頬張りながらケルベロス戦を振り返っていた。


「それにしてもMK1が【リジェネレーション】を使ったのはびっくりしたぞ。」


俺が施した覚えの無い回復系のスキルだった。


「『マスター。貴方が私を製作した際に自律機能のある【鑑定】スキルと魔石を基にした核に繋がる部品に、大量のミスリル触媒を使用している為、搭乗者の持っている能力にネットワークを繋げられます。』」


んん?つまりMK1の能力では無い?

戦闘中だったのであまり気にしていなかったが。


「わたしが使った記憶の無い【リジェネレーション】なんてゴーレムさんは使えたのですね。まるで聖女の様なスキルでしたわ。」


ティアはまだ自分の能力だと理解していなかった。


「『いいえ、貴女はこのスキルを以前使った形跡があります。何故なら『固有スキル』は発現せずに登録されないからです。紛れもなく貴女は『癒しの聖女』です。』」


「わ、わたしが聖女???勇者、魔王に連なる実力なんてある様には思えませんが、、、、、、」


「『もっと自信をつけましょう、ミ・レディ。マスターもきっとそう願います。』」


MK1め。

さりげなく俺を引き合いに出しやがって。


俯いて真っ赤っかになるティア。


「チッ!ゴーレムまでタラシだなんて!」


不機嫌に彩音が舌打ちする。


「それよりも!!!カレーおかわり!!」

「むほっ!美味っ!!ご主人しゃま!!おかわり!!!」


勇者とポンコツサキュバスが単細胞で羨ましい。


「はいはい。ほら、ビーフカレーライス大盛り【召喚】!」


「わ、わたしも大盛りで!!」


ティアもちゃっかり大盛りを頼んでいる。


ハナとピナも無心にがっついているな。


次はチーズデミグラスハンバーグだな。。。


〜〜〜〜〜〜


「名も無き英雄様。いきなりで不躾ではありますが、私は貴方様にお仕えしたいのです。。。どうか私をお連れになってはくれませんか???」


ティアからお願いされたのは俺と一緒に居たいという事だ。


俺としてはエルメとの一件は気にはなるが、ティアは好感が持てた。


きっと彼女は俺を裏切らないだろう。


聖教会の神官である彼女が信仰を捨てる訳でも無いが、俺は神に興味がある訳でもないが恨みがある訳でもない。


「いいぞ?好きなだけ尽くしてくれ。だが二つだけお願いがある。」


「なんでしょうか?」


「エルメを助けてやってくれ。あの娘は色々とあって、心が壊れてしまったからな。そしてティア、俺に名前を付けてくれ。俺は過去の自分は興味が無い。あるのはこれからの自分だけだ。その為に、名前をくれ。」


ティアは快く承諾した。


「エルメの事、お任せ下さい。それでは貴方様の名前を決めましょう。我らが神の寵愛が在らせられるよう、『ルーカス・ブラック』の名を与える。神の祝福が在らん事を。」


光を運ぶ(ルーカス)(ブラック)か。


今日から俺はルーカス・ブラックだ。

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