勇者との邂逅
「話は済んだか?エルメ、とりあえず服を着ろ。」
「はい、ご主人しゃま。」
コイツは俺にザックスとダフィを殺されてから心が壊れてしまったんだろう。
俺がエルメを壊した。
夢も打ち砕いて。
だから俺が責任を持ってやろうじゃないか。
更に壊すかもしれないが。
「あの時はお礼をちゃんと言えてませんでしたね?改めてお伺いしました。」
金髪の超絶美女がダンジョンまで来て俺にお礼とは、なかなか殊勝な心掛けだ。
「ティアか。身体の方はもう大丈夫みたいだな?」
「はい!!これ、どうぞ。大したものではありませんが、、、」
ティアは銀で作られた可愛らしい星形のアミュレットを俺に手渡した。
暖かい魔力を感じる。
「貴重な護符だな?良いのか?」
「女の贈り物は黙って受け取りなさいよ、バカね。」
ムッとしながら黒髪の女性が俺に言い放った。
「バカは余計だが、素直に受け取ろう。ありがとう、ティア。」
ティアの顔が真っ赤っかだ。
「大丈夫か?熱でもあるのか?」
俺がティアの額に手を当てると更に真っ赤になった。
「チッ!マサルと同じ、天然タイプか!」
黒髪女性が舌打ちした。
そういえばこいつら誰だ?
「えーと、自己紹介、いいか?俺は野口克。勇者なんて呼ばれてるな。こっちの口の悪いのは高崎彩音、獣人のハナと、ハーピィのピナ。冒険者パーティ『チアーズ』だ。」
「そうか。あんたら日本人か。」
マサルと彩音が俺をじっと見る。
俺が異世界出身ってのはダンジョンの入り口来れば分かるからな。
「俺も自己紹介したいが、名前は無い。一応このダンジョンでゴブリンを支配して、筋トレさせてる。あとは特に無いな。。。」
・・・・会話続かないな。。。




