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気付いたら
俺は突然に目覚めた。
薄暗い地下で、奇声を上げる小鬼達の群れの中で、俺は知らない女に跨っていた。
「ゲッ!??」
(誰だよこの女の人!)
「ギギャー!!」「グゲー!!!」「ギャギャギャ!!」
周りにはもう動かない女の屍に腰を振る小鬼や、男性の屍をぶった斬ってる小鬼がいた。
そして遅れて気付くがとてつもない悪臭。
(くっっせぇ!!!うっぷ!?)
驚きと混乱の中、俺はその場を離脱して壁際でゲーゲー吐いた。
全てが臭い。
(水!水は無いのか!?)
「ぎゃあああああ!!??やめてえええ!!!!」
その時に俺がさっきまで跨っていた女性が逃げようとして他の小鬼に頭を殴られ、力無く手足をもがかせるも粗末な武器で滅多刺しにされている所を見てしまった。




