登場人物紹介(ネタバレあり)
主要登場人物二人ですが、キャラ紹介を入れておきます。増えたら随時、追加します。
ルーシア
深い森の塔に住む、もうすぐ成人(18歳)の未熟な魔女。栗色の猫っ毛で瞳はヘーゼル。幼い頃に攻め滅ぼされた祖国から、師匠と逃げて来た。
薬魔女として一人前になることや、師匠の研究(解毒と解呪)を受け継ぐことを目指しているが、元来がのんびり屋なのであまり修行は進んでいない。箒に乗れないことがコンプレックス。
ロマンス小説とイケメン好き。
シオン
ルーシアが森で保護した、五歳前後の天使のように綺麗な男の子。ルーシアと出会った日以前のことを覚えていない。黄色味の強い金色の癖っ毛で、瞳は薄い紫色。
記憶がないことで、無口で感情の起伏が少なかったが、ルーシアとの生活で徐々に子供らしい天真爛漫さが見られるようになって来た。
はみかみっ子。
アドルフォ
シオンの夜の姿。一切の記憶を失っているが、言動からチラホラと過去が垣間見える。
青みを帯びたダークブロンドで、瞳は薄い紫色。鍛え上げられたしなやかな身体を持つ、ストイックで影のあるタイプのイケメン。
女の子がキャーキャー群がる類ではなく、俯いてすれ違った後に、腰が砕けそうになる感じ(ルーシア評)。
堅苦しい騎士言葉を使い、荷物の中に剣があったこと、その剣を使い慣れている様子から、騎士又は戦士等の戦いを日常とした生活をしていたと思われる。
先代(師匠)
故人。ルーシアの師匠であり、塔の先代。祖国では『毒沼』の名で呼ばれていた五つ星魔女で、若い頃は呪い魔女だったが、晩年は解毒と解呪の研究にその身を捧げた。本名年齢不明。
ルーシアが魔女になることに、あまり協力的でなかった。それには理由があると思われるが……。
カミラ
ルーシアの兄弟子である占い魔女。現在、活動を確認されている大陸唯一の男性魔女。魔女活動中は女装していて、その美貌から『放浪の赤い宝石』の二つ名を持つ。長い黒髪と赤みがかった瞳を持つ。
年に数回、ルーシアの住む塔を訪れる。