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クビかもね

「まぁ、とりあえず経緯を説明してくれないか。 」


そう専務の義人は、僕に切り出した。


ここは、会社の専務室だ。出社するなり、入り口に専務秘書が受付で待っていて、


「お待ちしておりました。さぁ行きましょう。」


と言われ、そのまま専務室まで連行された。そして、専務室に入るなり、専務の義人と人事部長が並んでソファに座っていて、僕は対面に座った。秘書は案内すると、専務室をでたので、今は3人だけだ。


僕は、義人に聞かれたのできちんと丁寧に説明をした。覚えてないところもあったが、上手く説明できたと思う。最後に


「やっぱりクビですよねぇ。専務から呼び出されると言うことは。」


そう尋ねた。いくら友人とはいえ、社内では敬語を使うようにしている。義人は、ため息をつきながら、


「昨日、お前が帰ったあとあいつは、救急車を勝手に呼んで病院に行ったよ。それから、人事部長が、その場にいた社員に聞き取りを行い、口止めをした。他の社員は、みんなお前に同情してたよ。それからあいつは、鼻が折れて、歯がかけてみたいだ。入院する必要もなかったんだが…。」


そこで、義人は言葉をを濁し、人事部長の信人(のぶひと)を見る。信人は、義人の言葉に続くように話す。


「あいつは、社長に告げ口したみてたみたいでな、社長はかなりお怒りだ。その社員が出社してきても、会社に入れるなと。4人の中で最後に出来た子供だから可愛いみたいでな。謝罪も見舞金もいらんから、クビにしろって。まぁ専務がなだめて、今は落ち着いてる。」


この流れだと僕は、クビになるかもな。

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