3.いざ、王都へ!
ここまでオープニング。
あとがきまでお読みいただけると幸いです。
<(_ _)>
こうして、ボクとニールは冒険者としてパーティーを組むことになった。
便宜上、こちらは剣士。幼馴染は治癒師、という形で。
「やっと、だな。ハクノ!」
「うん……!」
荷馬車に揺られること数日。
ついに、王都――ガリアの門が見えてきた。
通行証を門番に提示して、中に入る。すると視界に飛び込んできたのは、片田舎にあった故郷とは打って変わって、波のような人のうねりだった。
思わず気圧されて、唾を呑み込む。
「すげぇ……!」
それはニールも同じくだったらしい。
目を丸くして呆然と立ち尽くし、口を半開きにしていた。
しかし数秒もすれば我に返り、今度は晴れやかな表情に目を輝かせる。
「さぁ、ニール! 冒険者ギルドに行こう!」
「おう!!」
子供のような彼に声をかけると、大きく頷き返事があった。
ボクたちは掲示板の地図を頼りにギルドへ向かう。そしてもう少し、あと数メイルで到着するだろうと思われた時だった。
「誰か助けてぇ!!」
そんな、女の子の悲鳴が聞こえたのは。
「え、なん――」
「そこのお兄さん、助けて下さい!」
「えぇ!?」
声のした方へと振り返ると、すぐに女の子がボクに抱きついてきた。
赤い髪に金の瞳をした女の子だ。背丈はボクの肩くらいまで、細身で華奢な印象を受ける。身に着けている衣服を見る限り、それなりに裕福な暮らしをしているように思えた。
さて、そんな少女が助けを求めてきた。
その直後である。
「待てぇぇぇぇぇ!!」
屈強な男、三人が駆けてきたのは。
体格の差的に、とても敵う相手ではないように思えた。
そんなわけだから――。
「に、逃げよう!」
「分かった!!」
ボクは幼馴染にそう声をかけた。
ニールも同意見だったのか、即座に走り始める。
冒険者としての門出の日。
それはボクにとって、大きな意味を持つ日になりそうだった。
面白かった
続きが気になる
更新がんばれ!
もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより★★★★★評価など。
創作の励みとなります。
応援よろしくお願いいたします。
<(_ _)>




