そうだ、小説を書こう
職場ではうだつの上がらない俺だが、好きなものはある。
それは映画だ。
いつから好きになったのかはわからないのだが、一番古い記憶では小学校1年生のころから
毎週金曜〇ードショーを楽しみにしていた。
兄弟がいたこともあり、兄が映画館に行くときに一緒に連れて行ってもらったりもした。
ハリー〇ッターとか〇ケモンとかの映画を見たなあ、ともう20年も前のことを覚えている。
そう、人生経験が浅いフリーター故に昔のことを鮮明に覚えているのだ。…話が暗い方向に行きそうなので軌道修正。
ある日、いつものごとくSNSをぼ~っと見ていたら、こんなことが書かれていた。
「クリエイティブな趣味を持つと人生が豊かになる。」
そんな投稿にたくさんのいいねがつき、返信欄もそれに賛同する意見が多く書かれていた。
これだ。と思った。自分は映画が好きだ。
さすがに映像作品を作ることは叶わないが、小説ならハードルはかなり低い。
こう見えて文章を読むのも好きなので、これはいいと思った。
仕事中の暇な時間も、書いている小説の続きを考えていれば少しは気も紛れるだろう。
よし、書こう。小説。
自分のいいところは、思いついたらあまり考えずに『とりあえずやってみるか』と行動できるところだ。
早速最近購入した無駄に性能の良いパソコンを起動し、小説サイト「小説家にならへん?」にアカウントを作成する。
そしていざとりかかるぞ、というところでようやく気づいた。
「…何を書こう?」