ホラーと言うのは
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
圧倒的オチなし、伏線回収なし、ある意味メモ帳
という小説です。
……小説なのか……( •_• )
注意事項2
単純に、魔性の子を袖にする描写が見たかった。
あと、私の中のホラーの定義を上げて起きたかった。
此方からは以上です。
気合い入れた分だけグダるのは、本当に何なんでしょうねぇ!?
目が覚めると絶世の美女に押し倒されていた。いや、正確には馬乗りになっていたという方が正しいかも知れない。
彼女は艶やかな黒髪で私を閉じ込めて、白魚の指で顔を包んで、夢見る色っぽい目でキスをしようと顔を近づけて来る。対する私は無表情で彼女の行動を眺めていた。眺めて、眺めて、そろそろ良いだろうか?
「いったい!!」
思い切り平手を打った。べちんっと鈍い音と共に彼女は叩かれた頬を押さえ付け、涙目で此方を睨んで来る。先程までの魔性めいた雰囲気が也を潜め、幼女のようなか弱い顔をして此方を睨んで来る。
「気は済んだ?」
私は涼し気な顔をして起き上がると、彼女を置いてさっさとリビングに移動した。テレビを付けると、夏特有のホラー番組の予告CMが流れている。それをソファに凭れて眺めていると、後ろから腕を回される。
「新しいホラー番組だって。君、好きでしょう? 隣来て見なよ」
「あーこれかー。私の中ではあれはホラーじゃないよ」
彼女は猫のように、しなやかな動きで隣に座ると、さも退屈そうに欠伸をした。しかし興味はある様で、目は番組に釘付けになっている。
「だって殺れるもん。本当のホラーはか弱い人間が、抵抗も虚しく食われていくものを言うんだよ。あぁ可哀想、そして可愛い」
「その言葉、そっくりそのまま返してあげる。可哀想、そして可愛い。私に飼い殺しにされるだけの哀れな人形」
私がサラリとそう返すと、苦虫を噛み潰したような顔をして、舌打ちを一つかました。何一つ反論して来ないのは、今の彼女の現状を身も蓋もなく伝えた事にあるだろう。
彼女は未だに不服そうな顔をしながら、心霊番組にチャンネルを変える。
「ねぇ。こう言うのをホラーって言うんだよ」
そう言って笑顔を浮かべる様は、此処に登場する悪霊よりも悪霊らしかった。
見たかった描写は、
魔性のねーちゃんが袖にされる。
あと現実に戻す為の平手打ち。
今回ばかりはグーパンでも許せる設定です。
あと個人的ホラー定義。『殴り合っていたら、怖くない!!』
作者は疲れているのかも知れません。
実は珍しく名前も決めていたのですが、此処で使うべきか、という疑問の元、出してません。
何時か出したいです。
とゆか、名前言ったらそれこそ色々モロバレなので。