雑魚敵はアイドルなり←(これはただの作者の感想ですw)
まず俺がめざそうとしたのはフォレストタウンという名前から分かるように、森の中にある小さな町である。俺はそこで色々とアイテムを買う予定だ。当たり前だ、棍棒と木の鎧しか持っていないこの状態で魔王に挑むなどほぼ自殺のようなものだ。しかし俺にはお金がない。父上は勇者は知らない人のツボやタンスをあさって物をとっていいと言っていた。さらにはそれが勇者としての心得だとも言っていた。しかしできるわけがない!完全なる犯罪行為だ。それに犯罪行為という理由以外でなぜかこれがNG発言にしか聞こえてこないのだ。だから俺は絶対にそんなことはしないと自分に誓ったのだった。しかし困った。金を稼ごうにも俺は魔王討伐という使命がある。働く時間などないのだ。そんなことを思いながら道を進んでいると俺の目の前に、、、
プルプル
プルプル
と揺れている何かがあった。
アラン「あれは、、、スライム?」
スライム、、、そういえば父上が昔話してたなぁ
カーラ「アランよ。お主はスライムという魔物を知っているかのぅ?」
アラン「スライム?それはいったい何ですか?」
カーラ「どうやら知らないようじゃのぅ。よいかアラン、スライムとはこの世界(ファンタジー小説)を形作るモンスターの代表なのじゃ。こやつがいないとこの世界(ファンタジー小説)は成り立たないと言われるほど有名な魔物じゃ。ちなみにすごく弱い魔物じゃから子供でも頑張れば倒せるぞい。そういえばこの前も子供達がスライムに集団リンチをして、倒したスライムからお金を巻き上げとったぞい。モンスターとは本当に恐ろしい生き物じゃが倒せばお金が手に入るからのぅ。これがかなり便利なのじゃ。作者の奴もきっとこのシステムを便利だと思ったのじゃろう。だとしてもアランは集団リンチには参加しちゃいかんぞ。」
この魔物によって世界が成り立つか成り立たないかはどうでもいいとして、この話は俺の記念すべき初めて父上からいただいたNGな発言だった。
とても懐かしい気分だ。
アラン「そうか、コイツを倒せばお金が手に入るんだった!」
それを思い出した俺はスライムに襲いかかった。すると俺の頭上にHP30 MP0 Lv1という謎めいた言葉と数字が浮かんだ。そしてそれの名前が
ステータスだということが分かった。なぜ分かったかというと頭の中にその言葉が浮かんだからだ。ただなぜそんなものが頭に浮かんだのかは分からないし、すごくNGな感じがしてしょうがなった。とりあえずスライムに棍棒で攻撃した。
あっさりと倒すことができた。それからも俺はとりあえずスライムを片っ端から狩っていた。
数分後
アラン「ゼェゼェ このぐらいでいいだろう。」
俺は一時間の間に1500マニー(お金)を手にいれた。これで買いたいものはとりあえず買えるようになったはず。しかし疲れた、ということで少し休むことにした。頭上を見るとHPが30から15になっていた。その時俺は悟った。
アラン「もしかしてこれ俺の生命力か?絶対そうに決まってる。」
なぜそれを生命力だと思ったのかは分からないしすごくNGな感じがした。だが0になったらまずい気がした。ということでここから先に進むときは
HPに気をつけて進もうと思った。そしてしばらく休んだ後俺は立ち上がりフォレストタウンに向かって進んでいった。
続く