間違いで許しません!
私、椎野小町は大型動物大好きな極々一般的な三十路手前のOLです。そして特に好きなのが熊!集めたぬいぐるみはほとんどが熊だと言っていい。久しぶりの休日を趣味のぬいぐるみ探しをしています。
「あぁ~。新しい出会いはないかしら。」
いつもの雑貨屋でぬいぐるみを見たが新しいものは見当たらなかった。残念に思いながら辺りをぶらつくことに決める。公園前を通りすぎたときすごい衝撃を感じた。
「ぐふっ」
その衝撃で私は吹き飛ばされる。ちかちかと頭の中が点滅して同時にものすごい痛みが襲ってくる。何かに叩きつけられた私は薄れいく意識のなかで自分の死を悟った。
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「おい、小娘。起きろ。」
聞いたことのない声で目を冷ますと真っ白な空間に立っていました。目の前に偉そうな人がいます。年齢は私より若いきがします。
「失礼ですね。小娘ではありません!私の名前は椎 「自己紹介されなくとも、わかっている。」っ!」
彼はどこからともなく数枚の紙を取りだし私に投げて渡した。私はその紙が書類であると分かりそれは私の死について書かれたものだった。
「なんですか、これは。」
「お前の生きて死ぬまでの書類だ。」
男はたんたんと答える。
「あの時、お前は死ぬはずではなかった。ただ、運悪く天使達が書類ミスしてそして運悪く確認するべきオレが神議に出ていて、風に飛ばされた書類を運悪く死神が見つけ、運悪くさっき書類をばらまいた死神が回収しそこねたやつだと考え運悪く書類を受理しただけだ。で、こっちのミスだからな優しい俺は考えた。お前の大好きな熊っぽいもの?をもふもふ?できる世界に転生させてやる。だからな、その世界で目が覚めたら母親を求めて泣け。いいな。」
男はたんたんとしゃべりそして指を鳴らした。言い返す暇もなく私の意識は落ちた。