どうしても特別になれない僕自身に告ぐ
僕は特別な存在じゃないさ
別に何かしらの欠損を抱えて生まれた訳じゃないし
怪我や病気で入院したこともないし
出生の秘密があるわけでもないし
特に勉強が出来るわけでもないし
運動神経が良いわけでもないし
色んな人に好かれる性格って訳でもないし
何でもそつなくこなせるなんてこともないし
誰かに愛されてるわけでもないし
腕っぷしが強いわけでもないし
記憶力が優れてもいないし
大事件に巻き込まれたこともないし
親も両方ちゃんといるし
可愛くもないし
かといって不細工なわけでもないし
芸術的センスもふつうだし
お金持ちでもない
特別じゃないなんて
特別じゃない特別じゃないって言って
ホントはそんな自分を特別にしたいから
特別じゃないって言っているだけなのかな?
その特別じゃない特別に酔っているだけなのかな?
特別じゃないかわいそうな自分を作りたいだけなのかな?
自分が特別じゃないから特別な人がどうしようもなく羨ましいのかな?
そんな僕は可笑しいのかな?
そんな僕は病気なのかな?
特別から見たらそんな僕は惨めなのかな?
どうしようもなく惨めに映ってしまうのかな?
僕はそんな惨めな僕自身が特別に感じてるのかな?
現代若者の気持ちと見せかけてただの私の心の内です
ちょっと前の作品なので非常に言葉遊びが少ないぐぬぬ……(。-_-。)