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ep1:争う両国からの脱出

ある不思議な端末を持っている主人公祐が、隣国に追われている。南の国で発明された端末。その端末を奪いに隣国が突然攻めてきたのだった。両国は端末を求め争いが起こった。いち市民である南国の祐がなぜ端末を持っているのか。その端末には4つのボタンがあり、それぞれに不思議な力がある。人を消す力、空を飛ぶ力、あと2つは現時点ではわからない。なぜ祐が端末を持っているのかわからない。隣国に追われ、他国に逃げようとするが、隣国の首領デムと遭遇。捕まりかけるが、隣国に協力することを条件に地下通路に案内される。しかし、本当は、祐を秘密裏に殺し、端末を奪おうとするデムの策略だった。必死に逃げる祐。地下通路を抜けるとその先には広がる海、島がある。どうやら異世界に迷い込んだようだ。

南国の主人公祐は、不思議な端末を持って逃げている。なぜ端末を持っているのか今はわからない。

その端末を求めて、また国の領土、人種の違いから隣国どおしで戦争が起こっているのだ。


祐(はぁはぁ、ここまで来たら大丈夫か。)

隣国の兵士(見つけたぞ。)


祐は、端末を取り出し、必死に①の消すボタンを押す。

その不思議な端末を相手に向けると、その人は消える、どこに行ったのかはわからない。

再び、逃げる祐。今度は②の空を飛ぶボタンを押して逃げる。

祐(危なかった。捕まったら確実に端末を奪われる。そうなればこの世は終わりだ。)


しばらく空を飛んでいると、隣国の砦が見えてきた。

祐の国は南国である。そこは地球にある大きな島の南端にある。祐にとって、他国のことは隣国の存在しか知らない。実際にその大きな島がどのくらい大きいのかわからない。隣国の大きさも、他の国の存在もわからない。国を出るには北に進むしかないと思っていた。


隣国の多数のヘリコプターが追いかけてきたので、ひとまず砦の近くに降りる祐。

祐(この砦を超えると、その先には未知の国があるだろう。もう少しだ。この先は隠れながら進まないといけないな)(やばい。追ってきた。捕まるっ)


やみくもに④のボタンを押した祐。そのボタンは…。押すと、隣国の首領デムの元にワープしたのだった。


凍りついた祐は、端末の操作ができない。絶対絶命。


デム(こちらの仲間になるなら、命だけは助けよう。ただ、公にはお前を助けることはできないので、今のところは端末を持ってこの地下通路を通って、他国に逃げてくれ)

安心した祐。デムは、残酷な人間ときいていたのに、イメージが違った。祐は一安心し、地下通路に降りた。どこまでも螺旋状に続く階段。

祐(まだ先は長いのか)


しばらく階段を降りてくると、コツコツ、足音が聞こえる。

祐(足音が聞こえてくる、なんだ自分の階段を降りる音か)

反響する音と思っていた祐。


祐(いや、何か違う。他の音が混ざっている)


振り返っても誰もいない。灯りも乏しい階段を降りていたのもあり、さらに怖くなり、走り出す祐。


祐(まだ近づいてる。足音が早くなってきた。あっ)


後ろを振り返ると、デムが追いかけて来るではないか。

祐(何か伝えることがあったのか。)

立ち止まる祐。デムが追いついた。手元に大人の腕ほども長さがある湾曲した刃を持つ刀を持っている。白く光るその振り下ろしてきた。


祐(なにをするんだ。)

そう言いながら、端末でデムを消そうとする祐。なぜかデムが消えない。


祐(どういことなんだ。何度押してもダメだ、殺される。。)


祐は気づいた。地下通路に誘い込み、私を殺し、端末を奪うつもりだったと。なぜか端末が効かない怖くなった祐は必死に螺旋階段の真ん中の空間に飛び込んだ。そして、必死に空を飛ぶボタンを押した祐。


気づくとそこには広がる海。振り返ると、地下通路の出口が見える。どうやら地下通路を抜けたようだ…。ep2 エルフの住まう世界に続く。

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