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誰がヒロインなのかさっぱりです(5)

「あ、あのユーフィリナ嬢、大丈夫かい?」

 一定の距離を保ちながらシェアトが心配そうに声をかけてくる。

 もちろん大丈夫ではないけれど、ダメージを与えてきたご本人様に対して「瀕死の重傷です」とも言えないため、私はその場しのぎの笑みを作り「えぇ、問題ありませんわ」と答えてやり過ごす。

 そして、聞くべきことをさっさと聞いて退散よ!と心に決め、次なる質問を口にした。

「では、私たちと同じ一年生の女子生徒の中で光魔法………つまり、癒し魔法に特化したご令嬢はいらっしゃいますか?」

「一年生で?そうだな…………確かに数名ほど癒し魔法を使える女子生徒はいるにはいるが、とても特化しているとまでは言えないな」

 顎に手を当て、その女子生徒を一人一人思い出すようにしてシェアトが慎重に返してくれる。

 私としては誰一人としてその顔が思い浮かばないため、改めてシェアトの顔の広さに感服するしかない。けれど、ヒロインと思しきご令嬢がいないことに落胆を覚えた。

 でも、大丈夫。ここまでは想定内よ。

 こんな事もあろうかと、私には最後の切り札があるのだから。

 もちろん最初から、この質問をぶつけてしまってもよかったのだけれど、そうすると()()()()()()()()()()()()()()()という印象だけが強く残ってしまい、そのようなご令嬢を探し出して一体どうするつもりなのか………という話にもなりかねず、少々気が引けたのだ。

 しかし、もうそんなことは言っていられない。背に腹は代えられない。一刻も早くヒロインを見つけ出して、全力で彼女を引き立てていかなければいけないのだから。

 言い訳は後からなんとでもするわ――――と、私はぐっと膝の上で拳を作ると、シェアトに最後の質問をぶつけた。

「そ、それでは、スハイル王弟殿下のご推薦で、この学園に入学されたご令嬢はどなたでしょう?」

 さぁ、これでヒロインが誰なのか特定できるはずよ!

 私はそう確信した。

 そもそも、私がシェアトに聞こうと決めたのは、シェアトが現能力者であり、スハイル殿下の側近的な立場でもあるからだ。

 お兄様がそうであるように………

 そのため、私は今度こそシェアトの口から特定の女子生徒の名前が出てくるものだと信じて疑わなかった。

 けれど、待てど暮らせどシェアトの口は開くどころか、固く閉ざされたままだ。

 その顔は少し険しくなり、一見考えているようにも見えるけれど、見ようによっては、怒っているようにも受け取れる。

 ん?どうして?と私は内心で首を傾げて、すぐにハッと気が付いた。

 もしかしてこれは個人情報に抵触するってことかしら?

 そりゃそうよね。異世界にだって個人情報を保護する感覚くらいはあるはずだから、つまりスハイル殿下の側近として、おいそれと話せる内容ではないってことね。

 そのご令嬢が、スハイル殿下のお気に入りだとしたら尚更だわ………って、ちょっと待って。

 個人情報もだけれども、シェアトが一番心配しているのは、ヒロイン自身のことではないかしら。

 スハイル殿下お気に入りのご令嬢を、私が妬ましく思って、いびり倒すのではないかと心配しているのね。

 あぁ………思慮深いシェアトのことだもの、そう考えるのも当然のことだわ。

 だって、実際の私はこの世界の悪役令嬢で間違いないのだから……………性格改変にちょっと失敗しただけで。

 おそらくゲームの強制力か、何かが働いて、シェアトは私から不穏なものを感じ取ってしまったのかもしれない。

 この情報を私に教えてはヒロインの身が危険だと………

 せっかく親切にしてくれようとしていたシェアトに、完全に不信感を持たれてしまったわ――――――と、しょんぼりと肩を落とす。

 もちろん私はヒロインを引き立てるつもりであって、虐めようなどとは微塵も思ってはいない。けれど、シェアトが直感的に感じた私への警戒心を、都合よく覆せるだけの何かをすぐに示せるわけでもない。

 ここは大人しく引き下がるしかないわね、と私は潔く謝罪の言葉を探し始めた。

 シェアトの貴重な時間を奪い、迷惑をかけたことに対して、謝らなければならないと思ったからだ。

 私は気落ちした心に、ヒロインを探す方法ならまだあるはずだわ、と言い聞かせながら淑やかに立ち上がった。

「シェアト様、お答えにくいことをお伺いいたしまして申し訳ございません。もうこの質問はお忘れください」

 そう告げて、そのまま頭を下げる。いや、下げようとした。しかしシェアトが一瞬早く、それを制す。

「ユーフィリナ嬢、謝らないで。私が黙ってしまったのはそういうことではないんだ。私が知る限り、そういったご令嬢はいない。もし、スハイル殿下がご推薦されるほど、特別に想われているご令嬢がいるのだとしたらそれは…………」

 シェアトはそこまで告げて、妙に熱が籠った視線を私にぶつけきた。

 けれど、その視線の意味を考えるよりも前に、今の私の思考はシェアトが告げた『そういったご令嬢はいない』という言葉にすっかり占領されていた。

 私の脳内では、動揺と思考がぐるぐるとマーブル模様を描き始める。

 いない?そんなご令嬢がいない?

 つまりヒロインがいない?

 いやいや、そんなヒロイン不在の乙女ゲームってある?

 悪役令嬢改め、引き立て役令嬢である私は一体誰を引き立てればいいの?

 これはもう無理ゲーというより、完全にゲームが破綻しちゃっているわよね?

 それとも、スハイル殿下はまだヒロインとは出会っていないだけ?

 でも確かゲームでは、ヒロインは紅き獣に襲われて、その際に自分を庇って負傷したスハイル殿下を助けるため、強力な癒やし魔法を無我夢中で………………

 とまで考えて、私は目を限界まで見開いた。

 シェアトのパールグレーの瞳に、目を大きく瞠った私が映り込む。シェアトもそんな私に釣られるようにして僅かに目を見開いた。

「ユーフィリナ嬢、どうかした?」

「紅き…獣は……まだ………………」

 私にしてみれば、これはただの呟き。

 問いかけではなく、ただ口からポロリと零れ落ちた言葉の断片ともいうべき詮なきもの。

 しかし、シェアトにとってはそうではなかったらしい。

 断片に過ぎなかった言葉を、シェアトは驚愕の表情で拾い上げた。

「ユーフィリナ嬢!どうして“紅き獣”のことを!」

「えっ?」

 シャボン玉がパチンの空気中で弾けて消えるように、私の思考もまたシェアトの声に弾けて消えた。

 瞬間―――――目の前にいる存在を正しく映し始めた瞳は、いつの間にか私との距離を詰めいたシェアトを捉え、私は反射的に後ずさる。

 と同時に―――――思考で閉じていた耳は、聞きなれた声を捉えた。

「扉は開いているとはいえ、その距離は紳士淑女の距離として適切とは言い難いな。シェアト殿」

「セ、セイリオス殿!」

「お兄様………と、シャム!」

 開かれたままの扉の前に立っていたのは、どす黒いオーラを全身纏ったお兄様と、勤務時間終了で住処に帰ったはずのモコモコのウサギ型魔獣、癒し度満点のシャムだった。

 この両極端な一人と一匹の登場に、医務室の空気は忽ち緊張と緩和で揺れ始める。主に私一人が………ではあるけれど………

 しかし、そんな中にあっても、お兄様の指摘はとても的確だった。

「ところでユーフィリナ、授業が終わったにもかかわらず、なかなか馬車へと来ないお前を探して、ここまで迎えに来た私に対する声と、シャムに対する声に随分と温度差を感じたのだが、これは単なる私の気のせいなのだろうか?それともやはりシャムという存在に、私は敗けたということになるのだろうか?」

「もちろん気のせいですわ、お兄様。お兄様はただただ麗しく、シャムはただただ愛らしい。そんな対極にいるお兄様とシャムを比べて優劣をつけるだなんて、そんなことできるはずがございません」

「これは巧く逃げたな。今日のところは一先ずそれで、この私の傷ついた心を癒しておこうか」

「そんな……逃げるだなんて滅相もないことですわ。そんなことよりもお兄様、大変ご心配をおかけしたようで申し訳ございません。とても探されたのではないですか?」

 お兄様の指摘通り、私は逃げの一手を打ってから素直に頭を下げる。けれど、お兄様から返ってきた言葉はとても意外なものだった。 

「確かにとても心配はしたが、この親切なウサギさんに、お前の居所を早々に教えてもらえたからな。とても……と言うほどは探していないよ」

「えっ?シャムって話せるのですか?」

 思わず驚きをもって、お兄様の隣に立つシャムを見つめる。

 確かに医務室へ来るまでに、勤務時間が終了し、住処へと戻るシャムとはすれ違った。

 私の癒しが帰っちゃう………と思ったのでよく覚えている。

 しかしそれは、私が一方的に内心で思ったことで、実際シャムに話しかけたわけでもない。それなのにシャムの方も私のことを覚えており、ましてやお兄様にそのことを伝えてくれるなんて、想像だにしていなかった。

 長身のお兄様とほぼ同じくらいの身長がある、灰色で赤い瞳の垂れ耳ウサギ型魔獣。

 このモコモコの癒しの塊が、人間の言葉を話せるのだとしたら、それはもう私の胸をキュンキュンとときめかせること必至だ。

 そして、お兄様とシャムが会話をしているところを想像しただけで、悶え死にそうになってしまう。

 というか、私にも何か話して欲しい!その愛らしすぎる口で何でもいいから、今すぐに!

 シャムに向かって熱い眼差しを一心に向ける私を、含み笑いだけで見つめたお兄様は、私の問いに答えることなく、今度はその視線をシェアトへと向けた。

 その視線の冷ややかさに気づき、私は冷や水をかけられたかのように瞬時に我へと返る。

 あぁ……今は呑気に、シャムのことで悶えている場合ではないわ。この場をどう収めるかを考えないと…………

 お兄様の襲来は予想できていたことなのに、ついついヒロイン探しを優先させてしまい、途中からすっかり抜け落ちていた。

 これは明らかに私の痛恨のミスだ。

 ここは、お兄様からシェアトを守るためにも、早々に医務室からお兄様を連れ出さなければならない。

 しかし、そう決意した甲斐もなく、お兄様はすでに私の前に陣取り、シェアトと対峙していた。

「やぁ、シェアト殿。夜会以来かな。挨拶が後回しになってすまない。ところで、うちのユーフィリナが君に迷惑をかけてしまったようだな。その件に関しても重ねて謝罪する」

 口では「すまない」「謝罪する」と言いながらも、お兄様から立ち上るオーラは、どこまでも禍々しくどす黒い。

 ここはシャムを見て癒しの補給を…………などと咄嗟に思うけれど、何故かその肝心なシャムは私の背後を守るかのように、私の真後ろを陣取っている。

 恐怖と癒しからの板挟み?これはどういった布陣なのかしら?

 というより、シャムはお兄様の従魔みたいになっているわね。

 よくわからない布陣でしっかりと囲い込まれつつも、私はシェアトのことが心配となり、お兄様の背中からそっと窺いみる。

 そもそも勘違いとはいえ、シェアトを医務室に連れてこようとしたのはこの私だ。そして、尋ねたいことはあるけれど、周りの目を気にする私の気持ちを慮って、シェアトは落ちついて話ができる場所を提供してくれたにすぎない。

 偶々それがこの医務室だっただけで…………

 それなのに、万が一にもシェアトがお兄様から責められるようなことがあれば、申し訳ないでは済まないわ。

 それに、こんな全身恐怖の塊みたいになっているお兄様に睨まれて、怖くない人などいるわけがないわよね。

 ここは全面的に私が矢面に立たなければ――――――

 そんな決意を持ってシェアトを見つめたけれど、どうやら私の心配は杞憂だったらしい。

 シェアトの顔は恐怖に青ざめても、引き攣ってもおらず、むしろその表情はとても好戦的に見えた。

 ここでまた、私のシェアトに対する印象がガラリと変わる。

「これはセイリオス殿、ご丁寧な謝罪痛み入ります。しかしそれには及びませんよ。私はユーフィリナ嬢に迷惑などまったくかけられてはいませんから。それどころか、()()()()()()()()()ゆっくりとお話ができ、とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。()()()()()()()()()()()()()()()()ユーフィリナ嬢に、むしろお礼を言いたいくらいですよ」

 思慮深く、喜怒哀楽の揺れ幅が少なく、自己主張とは無縁でとにかく責任感が強いクラス代表――――――――

 そのイメージを根底から覆し、シェアトはとても丁寧な口調でありながら、言葉の端々に鋭い棘を感じさせた。

 お兄様は「ほぉ…………」と、感嘆の声を漏らす。

「どうやらこちらがシェアト殿の本来の性格で、やはり普段の()()は、二人の兄君と周りの者への遠慮からくるものであったらしいな。つまり、これらの態度から想像するに、私への遠慮は一切しない―――――という判断で構わないだろうか?」

「そうですね。セイリオス殿に遠慮をしていると、私はユーフィリナ嬢と話すどころか、一生目を合わすことすらできそうにありませんからね。したがって、私なりに策は打たせてもらいました」

「なるほど………明かす必要もないのに、わざわざ私に明かしてくれるとは、これを誠実さゆえと捉えて、私は感謝するべきなのかな?それとも宣戦布告として受け止めるべきなのかな?」

「それはお好きなようにとってくださって構いませんよ。私はクラス代表として、自分のクラスの生徒を――――ユーフィリナ嬢をしっかり把握しておきたいだけですので」

「クラス代表としてね………………これはいい隠れ蓑だ。そう言われてしまえば、()()私はそれを認めざるを得ない。かなり不愉快ではあるけれどね」

「ご了承いただけたようで何よりです」

 そう告げて、シェアトはニッコリと笑った。

 シェアト、強し――――――だ。

 しかし、「一生目を合わすことすらできない」やら、「宣戦布告」やらと、二人の会話はとても大袈裟に思えてならない。

 おそらく売り言葉に買い言葉で引っ込みがつかなくなったせいもあるのだろうけれど、これではちょっとした恋敵同士の言い争いのようだ。

 ま、実際には超シスコンの実兄と、やたらと責任感が強いただのクラスメイトのちょっとした行き違いで、その中心にいる私は、現在ヒロインの引き立て役を目指す、この世界の悪役令嬢なのだけれど…………

 まったくもって茶番である。

 にもかかわらず、お兄様は念押しとばかりに、こんなことを言い出した。

「ところでシェアト殿、ユーフィリナを見ておわかりいただけたとは思うが、ユーフィリナは君が探す“()の君”ではない。スハイル殿下のように無駄な期待は抱かない方が君のためだ」

 “()の君”?とお兄様の背中の影で首を傾げようとして、あぁ、ヒロインのことね!と察しをつける。

 どうやらスハイル殿下とシェアトは、ヒロインを探しているらしい。

 ゲームの冒頭部分で、スハイル殿下とヒロインは偶然出会ったかのようになっていたけれど、きっと私の知らない裏設定があるのだわと考え、やはりゲームは最後までちゃんとやっておけばよかったと、決して先には立たない後悔をする。

 そんな後悔をしている間にも、二人の会話は続けられ―――――――

「ご忠告ありがとうございます。しかし、せっかくのご忠告を不意にして申し訳ありませんが、今の私は、スハイル殿下が持つ期待と、まったく同じものを抱くようになりました。この目に映るモノを信じるならば、とても滑稽なことでしょうが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と、たった今学びましたからね。そして記憶の中の“()の君”の面影をそこに見つけてしまえば尚更のことです。つまり、その忠告は無意味どころか、やぶ蛇ですよ、セイリオス殿」

「そうか…………ならば、本当の忠告をしておこうか。大切なものを守りたいのであれば、今以上に魔法とその能力を磨いておくことだ。実戦は、授業で行うシュミレーションデュエル(模擬対戦)のように、決して甘くはないからな。シェアト殿」

「ご忠告、ありがとうございます。セイリオス殿」

 医務室に漂う剣呑な空気。

 けれどお兄様は、容赦なくそれを断ち切った。

「これで話は終わりだ。さぁ、ユーフィリナ、屋敷に戻るぞ」

 そう言うや否や、お兄様は私の腕を掴み、つかつかと歩き出した。

「ちょっ、ちょっと待ってください、お兄様!シェアト様にご挨拶を…………」

 私の言葉にお兄様の足が止まる。不服ではあるが、紳士として挨拶だけは許さなければならないと思ったのだろう。

 そんなお兄様に「ありがとうございます」と告げて、私はシェアトへと向き直った。

 そして制服のスカートを持ち、最大限の礼節をもって頭を下げる。

「それではシェアト様、私はこれで失礼いたします。また明日」

 ゆるりと顔を上げた私を、シェアトはとても美しい微笑みで見つめていた。

 なんだか、本当のクラスメイトという感じがして(正真正銘のクラスメイトではあるのだけれど)、とても嬉しくなる。

 うふふ、と笑って今度は小さく手を振ると、シェアトは忽ち顔を真っ赤に染めた。そして、「これは反則だ…………」などと片手で口を覆いながら、何やらごにょごにょと言っている。

 私はそれにはて?と首を傾げ、お兄様はあからさまに舌打ちをした。

 その刹那、お兄様は不機嫌さを露わにしたまま「挨拶はもう済んだだろう」と再び強引に私の腕をぐいぐいと引っ張っていく。

 何故かその後ろを、シャムが当然のように続き、私は相変わらず妙な布陣に囲まれた状態で医務室を後にした。

 けれどすぐに―――――――――


「ユーフィリナ嬢、また明日!」というシェアトの声が追いかけて来て、私は嬉しさで一人笑み零した。

  


 

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