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解毒薬を求めてデオテラ神聖国へ行ってきます(5)

 古の御伽噺の結末は悲劇。

 そして事実もまた悲劇であった。

 けれど、古の御伽噺には描かれていない真実がある。


 “神の娘”が最期の最後に望んだことは、王子のことだけではなかった。

 “闇の眷属”の存在をも消し去ろうとしていたらしい。

 “らしい”というのは、もちろん“神の娘”本人に確かめたわけではないからだ。

 とはいえ実際に、それで今以上にいた数多の“闇の眷属”がこの世界から消えたとされている。

 しかし、“闇の眷属”の長子と第二子であるフィラウティアとアリオト、そしてそれ以外に三十五人の“闇の眷属”たちは、その難を辛うじて逃れることができた。

 その理由は、これまたアリオトの推測の域を出ることはなかったけれど――――――


「一つに、“神の娘”が毒に侵されていたこともあるだろうね。早い話、身体精神共にかなり弱っていたってことだよ。あとはたぶん…………残ったボクたちの闇は、それほどまでに深かったということかな。ユフィがボクの闇をすべて払ったにもかかわらず、その七割があっさりと戻ってしまうくらいにはね。それにさ、そこに光があれば闇は必ず地に落ちるものだ。光の神が創造した特別な魂を持つ三十六人の“神の良識”と、一人の“神の良心”。それらを闇へと葬り去るために、魔王によって創造された特別なボクたちの闇は、ある意味(つい)となっているんだと思うよ。だから、この世界に特別な光がある限り、ボクたちは消えないんじゃないのかな。といっても、それなりのダメージを喰らったから、一時的に闇の中に逃れなきゃならなかったし、フィラウティアなんてさ、暫く眠りにつかなきゃならないほどだったんだよ。ま、そのおかげで王子の魂は、しつこ~いフィラウティアから逃げおおせることができたんだけどさ。あぁそれと、君たち人間たちがボクたちの存在を知りながらも、あまり姿を見なかったのは、そのせいだよ。特にフィラウティアは“神の娘”が再生する前後数年間――――この世界に光が満ちる時にしか、活動できなくなってるし?それもまた“神の娘”の呪い………………おぉっと、睨まないでよ。えっと……ほら、なんだ…………呪いじゃなくて、その………あれだ。その能力と、対となる光のせいなんだろうね」

 

 皆からの針で刺すような視線を一身に浴びて、アリオトは降参とばかりに両手を挙げながら話を締めくくった。

 それからやれやれと息を吐き、またもやティーポットからなみなみと紅茶を注いで一気に飲み干す。

 大ホールの空気は殊更重くなっていた。

 異質過ぎるお茶会は(といっても事実上、お茶会ではないけれど)混乱の中にある。

 もちろんこの混乱を引き起こしたのは、アリオトが落とした千年前の話だ。

 そしてその内容は大きな波紋を広げると、新たな疑問という波を生み、その波は自然とお父様へと向かった。


 そう、実の息子の魂が、千年前の王子の魂そのものであることを知っていたお父様に対して。


 しかし、ここに集いし者たちは多少例外があるといっても、高貴族の者たちばかり(魔道具師であるロー様も元伯爵家三男であり、次期伯爵当主だし、トゥレイス殿下に至っては言うまでもない)。

 アリオトのように興味と好奇心の塊を、そのままお父様に向って無作法に投げつけることもない。

 ただ、引き起こされた波に流されるように、皆の視線が自然とお父様へと向いていた。

 けれど、さすが四大公爵家の一角であると言うべきか。

 その視線を向けられた当のお父様は、アリオトとは違って、礼儀作法のお手本のような仕草で、すっかり冷めてしまった紅茶に口をつけている。

 当然、現南の公爵家当主であるお父様が愚鈍なわけはない。その集まる視線に気づかないはずもない。

 いや、気づいているからこその対応なのだろうと、皆が思う。

 確かに、おいそれとは話せる内容ではないだろう。なんせ、南の公爵家の次期当主の話であり、もしかしたら南の公爵家の弱みにもなりかねず、下手すれば存続の危機にだって陥りかねないのだから。

 ま、このお父様と次期当主であるお兄様を相手に、喧嘩を売ろうとする命知らずな者たちはそうそういないだろうし、たとえそんな愚か者がいたとしても、造作なく捻り潰してしまうだろうけれど。

 それに、そもそもここにいる面々は、お父様にとって旧知の中であり(他国の第二王子やら、守護獣、魔道具師という多少の例外はあれど)、決して敵ではない(と思いたい)。

 だから、今のお父様の態度が意味するところは、話す気は一切ない――――ではなく、今は待て――――ということなのだろうと、それぞれが視線を引き上げながら理解する。

 おそらくお父様の性格上、一切話す気がないのであれば、茶なんか飲まずに、そうはっきりと宣言しているはずだと。

 とはいえ、疑問の波紋は広がり続けたままだ。

 千年前に何があったのか、ある程度はわかった。

 そしてフィラウティアが、お兄様に対して執着している理由もそれなりに理解はした。

 しかし、現状の打開策はまったくもって闇の中だ。

 第一に、今のお兄様に宿る王子の魂が、アリオトが言うところの“自由な魂”なのだとしたら、それは千年前、“神の娘”フィリアによってフィラウティアの“魅了”や従属もすべて無効にされたということになる。

 だったら、今の私にも――――――――と、気が逸ってしまいそうになるけれど、アカとシロが止めたように、実際巧く事が運ぶとは限らない。

 元々、“神の娘”という自覚が大いにあり、その能力がわからないなりにも使いこなしてきたフィリアと、前世の記憶が戻ったと思ったら、今度は無自覚で起こした行動から降って湧いたかのように“神の娘”の認定を受け、自覚云々の前に、状況から“神の娘”だと認めざるを得なくなった私。

 その差は如何ともし難い。

 しかもそれ以前に、今の私には何がお兄様にとって正解なのかわからなくなってしまっていた。

 言うまでもなく、毒の解毒と“魅了”の解除は必須だ。

 もちろんそこには、スハイル殿下の解毒も含まれる。

 何ならこの国の次期国王陛下となるスハイル殿下の解毒は、最優先事項だといってもいい。

 もしも儀式の間に入ることができるのならば、アリオトの話を聞く前にスハイル殿下の様子を見に行きたかったくらいだ。

 おそらく、レグルス様たちにしても――――――――

 けれど、それができないからこそ、毒蜘蛛を回収したシャムが戻って来るのを待つ傍らで、アリオトの話を聞いたのだ。

 それもまた必要不可欠なことだったから。

 でも、その話を聞いて、お兄様が私に対して過保護すぎる理由もわかった気はしたけれど、王子の魂がいつお兄様を宿主としたのか、そのお兄様がいつ私の中の存在に気がついたのか、疑問しかない。

 とはいえ、私が物心ついた時にはすでに、周りがドン引きするくらいの――――もはや犯罪者レベルと言っても過言ではないくらいの、超絶シスコンなお兄様となっていたので、お兄様が持って生まれた資質と王子のフィリアの想いが巧い具合に混じり合ったのかもしれない。

 幸か不幸かはともかくとして。

 しかし、今のお兄様にとっての幸せが何なのか、私にはもう見当もつかない。

 お兄様の想い人は、フィリアだ。

 それは千年前から何一つ変わらない。変わりようがない。

 そして私はその魂を宿した()()()()()()だ。

 でも、私はフィリアとは違う。

 決してフィリア本人ではない。

 魂は同じでも、その心は違う。

 巡る思考も、抱く感情も、すべてユーフィリナという私自身のものであって、フィリアのものではない。

 けれどお兄様は――――――――


 あの優しさも。

 あの眼差しも。

 あの抱擁も。

 あのキスも………………


 すべてがフィリアに捧げられたものだったとしたら、私の気持ちは何処へ向かえばいいのだろう。

 私はフィリアではないのに、お兄様が私にフィリアを見ているのだとしたら、私はお兄様の幸せのためにどうすればいいのだろう。

 毒を消す?

 “魅了”を消す?

 それは当然のことだ。

 でもお兄様の幸せを思うなら、フィリアへの想いもまた消してあげるべきなのかもしれない。

 お兄様に宿る王子の魂を“自由な魂”だとアリオトは称したけれど、千年もの間、フィリアへの想いに縛りつけられてきたのだから。

 だとしても、フィリアへの想いがお兄様の生きる糧ならば、それをしてしまうのはとても酷な話だ。

 そしてそれは、私が手前勝手に決めてしまっていいことでもない。

 たとえ、お兄様が――――――王子様が永遠に、フィリア自身とは会えないことを理解しているとしても。

 

 どちらにしても、私の想いはもう…………


 ほんと今更何を考えているのだろうと、我ながら自嘲する。

 今は自分の想いの行き先など、案じている場合ではないのに………

 というか、背徳でしかないこの気持ちは封印すると決めたはずだ。

 お兄様の魂が誰の魂であろうと、私がお兄様の妹であることは、絶対的事実なのだから。


 大ホールを埋める空気は、皆の沈黙が重なることで、さらに皆の上へと重くのしかかる。

 渦を巻くように湧く疑問は、静かに波打ちながら皆の心に波紋を広げていく。

 けれど、動かなければならない。

 そのためにもまずは、何かしら声を出さなければならない。

 お兄様とスハイル殿下、さらにはフィラウティアの“魅了”にかけられる国王陛下並びに王太后陛下、それ以外の者たちもすべて救わなければいけないのだから。

 でも私の喉は酷く乾き、カラカラだった。これでは声も掠れて、まともに話すこともできないだろう。なのに、紅茶に手が伸びないのは、どうしようもなく手が震えているからだ。

 しかし、どんな時間も永遠に続くことなくて――――

 沈黙に支配させていた時間もまた、ある人の声に呆気なく終わりを告げた。

 ただ意外だったのは、その声を発した人だ。


「――――――それで、何故私はここに連れて来られたのだろうか?」


 それを発したのは、アリオトによって寝込みを拉致られ、強制参加させられたデオテラ神聖国の第二王子であるトゥレイス殿下だった。

 当然の疑問だろう。むしろ、今の今まで黙ってアリオトの話を聞いていたことに、忍耐強さというか慎み深ささえ感じる。

 まぁ察するに、あまりに目の前の光景が異様過ぎたことと、それを聞ける状況ではなかったこと、あとは単にアリオトの話に興味があったからだろうけれど。

 しかし、トゥレイス殿下の至極ご尤もな疑問は、私たちの疑問の一つでもあった。

 そうなれば、トゥレイス殿下を連れて来た張本人であるアリオトにその答えを求めるしかないわけで、再び皆の視線がアリオトへと一斉に集う。

 されど、それにたじろぐアリオトではない。それどころか、しゃあしゃあと宣わった。

「そりゃあ、もちろん関係者…………いや、この場合は協力者っていうのが正しいのかな?取り敢えずソレになってもらう必要があるからさ。といっても、すべてはウサギが戻って来てからの話になるし、あくまでボクの勘が正しければって話だけれどね。でもさ、考えてもみなよ。いきなり叩き起こされて、有無を言わさず半強制的に協力させられるのと、今みたいに優しく起こしてもらって、皆と一緒に話を聞いた上で協力するのと、どちらの方がいいのか。だいたいさ、こちらにしても、また一から説明して協力を仰ぐなんてただただ面倒なだけだし、それこそ時間の無駄だろ?だからさ、これはお互いのことを考えたちょっとした時間短縮なんだよ」

 まったく悪びれることもなくそう言い切ったアリオトに、表情筋が死亡しているトゥレイス殿下の片眉が微かに上がった。

 決して「優しく起こしてもらった記憶など、私にはないが……」という声は、私の空耳ではなかったはずだ。

 そしておそらく、僅かでもトゥレイス殿下の表情が動いたのは、“魔の者”であるアリオトの口から到底出てくるとは思えない、“協力者”などという不釣り合いな単語が出てきたからだろう。

 もちろんそれは私たちも例外ではなかった。しかしすぐに、例外に転じた者たちがいた。

「なるほどな……」

「確かに彼の国ならあるかもしれませんね……」

 そう唸るようにして納得の声を漏らしたのはアカとシロだった。

 その二人に向って、「だろ?」とアリオトが得意げな顔となる。が、それも束の間。すぐさまアリオトが、ハッとしたように顔を上げた。そして、「噂をすれば影ってやつかな……」と独り言ちて笑みを深くする。

 そこへ―――――――――


「セイリオスは、大丈夫にゃあぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁ⁉」


 シャムがいつものように盛大に叫びながら、大ホールに飛び込んできた。もちろん扉からではなく、幻獣となって、いつもは飾りでしかない羽をハングライダーのように広げ、壁をすり抜けてだ。

 しかも今日に限っては、お兄様への悪口や不服などではなく、一途とも言える純粋さで心配している。

 しかし、それがどんな内容であったとしても、叫ぶ台詞がすべてお兄様のことであることに、二人…………もとい、一人と一匹の関係性が窺い知れるというものだ。

 本当にシャムにとってお兄様は、特別な存在なのだと。

 シャムは幻獣モード(?)を解き、広げていた羽をお飾りの羽に戻しつつ毛繕いをすると、歪なお茶会の如き情景を前にして、真っ赤な大きな瞳を真ん丸にした。

 そして、はて?とばかりに大きく首を傾げてから、今度は我に返ったかのように地団駄を踏んだ。

「ユフィをちゃんと呼んで来たことは褒めてあげるにゃ!でも、セイリオスの一大事に何皆して呑気に茶を飲んでるにゃ!早くセイリオスを助けるにゃ!」

 褒めるところはちゃんと褒め、駄目なところはしっかりと駄目出しをするシャムに、さすが学園という教育の場にある医務室に仕える使役獣であると妙な感心を覚えてしまう。

 しかし確かにこの光景だけを取って見てみれば、“光の結晶”の中にいるお兄様を背後に、呑気にお茶会を開いているように見えなくもない。というか、そうとしか見えない。

 そこで、慌てて状況を説明するべく立ち上がろうとしたけれど、アリオトに先を越されてしまった。

「おやおや、これが呑気に茶を飲んでるように見えるって?ウサギの目、相当悪いじゃない?っていうか、真っ赤に充血してるじゃないか。徹夜は、目だけじゃなく、肌にも良くないよ」

「シャムの目は全然悪くないにゃ!っていうか、赤い目は元々だし、肌なんて全身毛むくじゃらで、どこにもないにゃ!」

「「「「全身……毛むくじゃら………って…………」」」」

 思わずといった体で、レグルス樣やサルガス樣にシェアト、さらには本来は炎狼や雪豹として毛を持つアカとシロの声が重なった。 

 もちろんシャムの発言は、間違いではない。

 決して間違っているわけではないけれど、何かが違う気がするのは気のせいだろうか。

 大幅に可愛さが削られたというか、癒やされるより、むさ苦しさが勝るというか、とにかく愛らしいモコモコウサギであるシャムを表するのに、その言葉のチョイスはない。

 たとえそれを使ったのがシャム本人だとしても。

 アリオトは依然として地団駄を踏み続けるシャムを一瞥すると、またもやコポコポとティーカップに紅茶を注いだ。

 そして、シャムに見せつけるようにして口をつける。

「ほら!言ってる傍から、また茶を飲んでるにゃ!っていうか、にゃんでここにアリオトがいるにゃ!誰もアリオトなんか呼んでにゃいにゃ!」

 もはや地団駄でなく、その場でビョンビョンと跳ね始めたシャムに、「シャム!落ち着いて!アリオトは私たちの味方をしてくれるみたいだから、大丈夫よ!」と、声をかけてみるけれど、怒り心頭なのかその長く垂れた耳を持ってしても、私の声は拾いきれていないようだった。


 シャムに早く毒のことを聞きたいのに、どうしよう…………

 先ずは、アリオトの減らず口を塞ぐべきかしら…………


 なんてことを考えていると、シャムの怒りに油を注ぎ続けているアリオトがまた口を開いた。

 ほんと勘弁してほしい。

 しかしアリオトは、さらなる問題発言を投下してくる。

「主人と従魔は似るっていうけどさ、さすが長年あの男の従魔をしているだけあるね。無礼なところとか、腹立たしいほどにそっくりだ。だいたいさ、お前の主人を助けるために、こんな楽しくもないお茶会で、時間潰しをしながら、ウサギを待っていたっていうのに、随分とご挨拶だね」


 へっ………………………………?

 ちょっ、ちょっと待って。

 アリオトの言うあの男って誰のこと?

 まさかお兄様?

 で、でもシャムは学園の数代前の学園長の従魔で…………だから今も学園の医務室の使役獣で…………って、いや、確かにシャムのお兄様に対する態度を見れば、納得はできる。できるんだけれども…………


 新たに投下された疑問。

 そのせいで、私たちの中でさざ波のようにざわざわと新しい波紋が広がっていく。

 そんな私たちを置いてきぼりにしたままで、アリオトはしれっと確信に触れた。

 

「で、毒のことはちゃんとわかったのかな?まさか待ちくたびれただけなんてことはないよね?さぁ、ウサギ、わかったことをさっさと話すんだ」


 しっかりとアリオトの発言を聞き取ったらしいシャムは、ぴこんっと垂れ耳を立てて、忽ち飛び跳ねるを止めた。

 そしてまたもやコテンと首を傾げる。


「…………にゃにがどうなって、アリオトが仕切っているにゃ?」


 うん、それは激しく同意だ。

 

 シャムのご尤もすぎる疑問に、アリオト以外の全員がそう一票を投じたのは言うまでもない。 

 


 

 

 

 

 

 

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― 新着の感想 ―
[一言] いつも楽しく拝読しております。二作同時に描かれて凄いですね。睡眠時間をしっかり確保のうえ健康には十分留意を。応援しております。
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