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人生でなにかとよく思うこと

作者: えま

 自分のやりたいことなんて日に日にわからなくなっていった。


 昔は無い物ねだりで必死に生きて、工夫して、楽しんでた。

 けれど、得れば得るほど失っていくような感覚に歳をとるほど飲み込まれていった。


 昔のように楽しめなくなってるなぁ。


 そうまとめ、一人公園で思う。

 仕事帰りにボーッと公園のブランコでゆらゆらと揺蕩う。

 意味もなくあてもなく。


 駅に近いからか、帰路に着く学生達が目に入る。

 自分も昔は、あんな感じだったなぁ。


 星すら見えない真っ黒な空。

 公園の灯りが邪魔をする。


 ……。

 こんな風に、時たま、感慨に耽りたくなるものだ。

 こんな感じで平々凡々と生きていければよい。


 たまに刺激を求めるだろうけど……それでもだ。

 どんどんと失っていき。

 その空きを他で埋める。

 そんな人生だ。


 ……よしっ、帰るか。

 よっと、と立ち上がる。


 ……ん? オチ?

 そんなものないよ!


 少し小走りで、私は家へ帰った。


読んでいただきありがとうございます。

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