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華夏神話  作者: 芒果 (Mango)
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涿鹿之戦開戦

 蒼天よ、お聞きください。私はこれまで蚩尤に対抗するために出来る限りのことをして生きてきました。正直に申しますと迷いが生じているのです。なぜ人間同士殺し合わなければならないのですか?蚩尤たちと共に平和に暮らすことはできないのでしょうか?いえ、わかっています。人間が人間である限り欲望がありますので、欲望に従えば争いは起こるでしょう。では争いの無い世の中を作るにはどうしたらよいのでしょうか。私は師の大鴻から、徳を以て世を治めることを教わりました。しかし、本当に徳によって世が治まるのでしょうか?


 ……道ですか?蒼天は道により世を治めよと申すのですか?道とは果たして何でしょう?徳とは異なるのですか?……世の理ですか……。伏羲が陰陽説を説きましたが、これが世の理ではないのですか?何と、陰陽説の根本的な動きが道と申しますか?時間と共に物事があるがままに過ぎてゆく、自然の中ではごく普通の事ではあるが、人間となると道とはかけ離れた行動をしてしまい、秩序が乱れてしまいます。それは分かります。その人間の業を徳により道に導き、そして大道に到るのですか。なるほど、大道ですか。。私が目指す世は大道ということですね。大道。そうか!私は人々を大道へと導くために生まれてきたのですか!今悟りました。私の土徳に共鳴するように人々が集まってきたのは、大道へと到る準備をし、人々を大道へと到らせるためだったのですね!そうですか、大道へと導くことが私の務め。今やっと理解いたしました。もう迷いません、蒼天よ、私はきっと人々を大道へと到らせてみせます。


 軒轅は涿鹿たくろくの野に立ち周囲を見渡していた。


 涿鹿の野の南側にある小高い丘の上に布陣、ここで蚩尤達を迎え撃とうと待ち構えていた。斥候の報告では蚩尤達は涿鹿の野に差し迫っているとのことであり、もう目と鼻の先にいるとのことであった。

 軒轅達は蚩尤を待ち構えて待機している間に涿鹿周囲の地形を徹底的に調べており準備万端であった。


 涿鹿の野は平野の南側には軒轅達が布陣している小高い丘があり、北方向には20里に渡り平野が広がっていた。東面は切り立った山があり西面には針葉樹の森が広がっていた。東西にかけて森から山までの平らな地形は3里ほどであり丘から北側に細長く広がる平野部で両軍は激突すると思われた。

 蚩尤が到着するまでの数日間兵たちは軽く練兵する程度で自由に過ごさせた。脱走するものはほとんどおらず、全体の士気は高いまま維持されていた。


 軒轅達が涿鹿に到着して数日が経過した昼下がりに涿鹿の野の北側に蚩尤の軍勢が姿を現し、軒轅軍に一斉に緊張が走った。

 遠くにかすかに見えていた点が次第に大きくなりやがて人の動きが見えるようになっていった。先頭を歩いている人物が蚩尤であると思われた。その傍らには巨人族の長である巨人誇父がおり、また後方には巨大な怪物たちが目に入った。

 すると天神陸吾はその怪物の一体を見て思わず声を発した。


「あれは、まさか…。む、無支祁むしきか!?ありえん、封印したではないか!?」


 陸吾の表情はみるみる曇り、隣にいる白澤と顔を見合わせて顔を歪めた。


 「陸吾よ、あの化け物に散々苦戦したと聞いたが、それほど恐ろしい相手なのか?」


 と、白澤は思わず陸吾に聞いた。


 「……ああ、天神三人がかりでやっと封印したのだ。儂も危うく殺されそうになったぞ。」


 と陸吾は過去の苦い思い出を思い出しながら返答した。


 白澤は返す言葉もなく無支祁を見つめていた。無支祁は川に住む巨大な猿に似た怪物で、大昔に中原中で暴れまわったために天神達が川の中に封じて動けなくしてしまったのである。その狂暴な無支祁を三苗たちが呼び起こして操っていた。

 無支祁の討伐に参加した本人である陸吾はその凶暴さを身をもって知っていたのであった。その無支祁が操られているとはいえ蚩尤軍についているのである。天神すら恐れさせるこの巨大な化け物を相手に戦わなければならないのであった。


 そんな中、今度は龍たちが悲鳴に似た声をあげた。蚩尤の軍勢の上に浮かんでいる怪物が目に入ったからであった。それは龍の天敵の望天吼であった。それも1体ではなく2体いたのである。この望天吼にどれだけの仲間が食われたであろうか、龍たちは望天吼を見るや否や恐怖と共に復讐心に駆られていた。

 望天吼にとっては餌の龍が集まっている姿がみえており、今にも飛び掛かり喰いつきそうであり、盛んに吼えていた。


 その他にも大きな怪物の中には化蛇かだ九嬰きゅうえい山魈さんしょう鏨歯ざんしなどがおり、どれも冀州城の戦いで倒した修蛇や封豨に劣らず狂暴な怪物ばかりであり、これらの化け物と戦いながら蚩尤軍の本隊とも対決しなければならないのであった。


 そして軍勢の西側には大小さまざまな異様な姿をした魑魅魍魎たちの軍勢がおり、その数は800ほどであった。そして、これを見てまた天神達が声を荒げた。


 「九尾狐に七尾弧…、それに八尾弧までいるではないか…?他にも凶悪なのもちらほら見えるぞ…。」


 と白澤が驚いて言った。白澤は様々な妖怪の知識を持っている神獣であり、魑魅魍魎軍団の戦力を把握していた。その表情は雲っており自軍に不利なことは表情を見れば一目瞭然であった。九尾狐に八尾弧、さらに七尾弧まで揃っているのである。七尾弧ですら天神に近い力を持っているのであるが、さらに八尾弧、そして魑魅魍魎の最高位とも言える九尾狐までいるのであった。それは魑魅魍魎を知る者たちにとっては悪夢であった。


 さらに、蚩尤の傍には老人と壮年の男が控えており、この人物を見て旱魃と応龍は風伯飛廉ふうはくひれん雨師萍翳うしへいえいで、最上位の風神と雨神であると言った。この言葉には軒轅も怯んだが、これを見て応龍は、


 「旱魃殿は私など足元に及ばない崑崙山で最高の術者です。恐れるには及びません。」


 と言い、軒轅を励ましていた。旱魃の美しい顔には涼しげな表情が見て取れ、余裕が感じられており、ただならぬ術者であることを軒轅は察知していた。


 三苗軍を吸収した九黎軍の歩兵は6000人程おり、蚩尤の兄弟も63人いた。そうそうたる大軍勢であった。


 一方の中原連合軍は、最大戦力であり中原軍の中核を成すのは龍たちで応龍を入れて38条おり、その中には応龍になりかけている龍である青龍や火焔を吐ける赤龍、そして術を扱える白龍や黒龍もいた。龍の戦闘力は蚩尤の兄弟達と拮抗しているが、これら一部の龍の戦闘力は蚩尤の兄弟を凌いでおり天敵の望天吼とも互角に戦える実力を持っていたのであった。

 そして、この錚々たる龍の軍勢をまとめているのが翼を持った最強の神龍の応龍であった。応龍は蚩尤の軍勢を見ながらを倒すのは自分だとこの時心に決めていた。


軒轅軍には崑崙山最高の術者の女神旱魃をはじめとして九尾虎の天神陸吾、神獣白澤と言う崑崙山の神々がおり、ここに中原に住む霊獣が200体加わっていた。霊獣の戦闘力はまちまちであるが、どの霊獣もありふれた魑魅魍魎よりも一般的に高い戦闘力を持っていた。

 特に重明鳥ちょうめいちょうは魑魅魍魎の天敵であり、霊獣の中で唯一九尾狐に匹敵する力を持っていた。他にも自分の正義を貫き、悪人にその長く前に伸びた角で悪人に裁きを与えると言われている獬豸かいちや人々に幸福をもたらすという言い伝えがある貔貅ひきゅう、そして巨大な黒い亀である霊亀れいき、牛に似た勇猛な犀牛さいぎゅうなども軍に加わっていた。


 さらに中原の諸侯たちの軍勢が1万名ほどおり、歩兵たちは中原最強の武人である力牧と刑天により率いられていた。歩兵の数では中原軍が勝ってはいたが、それを上回る高い戦闘能力を持った怪物や神、そして魑魅魍魎が九黎軍におり、全体の戦力では九黎軍が勝っていると思われた。


 風后はこの戦力差に危機を覚え、蚩尤軍が近づくにつれて握奇陣を敷き衝突に備えた。最初は復讐心に燃える兄弟達を抑えきれずにそのまま突っ込んでくると思われた蚩尤軍であるが、意外にも軒轅軍から10里(4kmほど)ばかり離れた場所で止まったのであった。復讐のために血気にはやる兄弟達を蚩尤がしっかりと制御していることが見て取れた。


 「手ごわい相手だな。」


 と、風后は隣にいた副官の四ツ目の倉頡に呟くと、倉頡もそうだと頷き返した。


 一方で三苗の弱点を知っている者たちは、夜になると三苗の怪物たちの操作が難しくなるので、九黎軍は夜ではなく翌日の早朝に攻撃を仕掛けてくるつもりであろう、と進言したので軒轅たちは皆明日の早朝に全軍が衝突すると予想していた。


 戦闘開始まで少々時間があると思った者たちは前方で止まっている蚩尤軍を陽の高い明るいうちに少しでも観察しておこうとして皆遠巻きに蚩尤軍を見ていた。それは怪物と人間から成る混成軍であり異様な光景であった。


 陽が落ちる頃になると軒轅達は帷幕へと戻って行き風后と白澤と共に蚩尤軍の分析を行った。目に見える怪物たちは全て白澤が知っており、その戦力は正確に把握できていたが、どう見積もっても軒轅達の方が戦力で劣っていることは否めず、これほどまで戦力を整えて侵攻してきた蚩尤と言う男は想像以上の強敵であったことを認めざるを得なかった。


 歩哨には警戒を怠らないように言い、休める者は今のうちに休ませた。明日の早朝に戦闘が開始するだろうと読んでいたからであった。


 しかし、軒轅達の思惑は外れ攻撃は夜中に開始された。蚩尤は軒轅に女神旱魃が味方をしていると言う情報が入っていた。雨師は旱魃を少し知っており、その術の高さは崑崙山随一であることも認めていた。その旱魃に正面切って術を仕掛けるのは危険であったが、旱魃の術は強大な力を持つ太陽を使役し、激しい日照りを起こすことなので日照りの術が使えず、一般的な術に限られてしまう。このために太陽のない夜中に術を仕掛けようと蚩尤に提案したからであった。

 蚩尤はこの提案を受け入れると風伯と雨師の天候を操る二人の神々は早速術を発動させるために、風伯は人の形状から鹿の胴体に孔雀の頭を持った形状に、そして雨師は赤い色の角を持った小さな龍である赤虬せききゅうにそれぞれ変わったのであった。


 二人は小さくつぶやきながら神性を高めていくと星空の星々がみるみる分厚い雲で覆われて北から南へと軒轅軍に向けて風が吹き出した。

 やがて術の威力が高まると雨風は台風並みの暴風となり軒轅軍に襲い掛かった。


 「敵が術を仕掛けてきたか。くっ…物凄い風だ……。これが神の力か…。」


 と軒轅は呟くと、近くにいる風后に、


 「握奇陣を崩すな、耐えろ!」


 と大声で指示を出していた。涿鹿の小高い丘には風を遮る高い木などが無かったので、兵は動くことも出来ずに暴風に耐えるしかなかった。

 しかし、兵の中にはこの暴風雨に我慢できず風を避けようと西側にある針葉樹の森へ走って入って行った者がいたが、その森には何と蚩尤自らが魑魅魍魎を引き連れて待ち構えていたのであった。


 「ふはははは、華夏の兵どもが来たぞ。魑魅魍魎たちよ、かかれ!」


 と蚩尤は魑魅魍魎たちに人間たちを攻撃させると、魑魅魍魎たちに襲われた人間たちの悲鳴は激しい嵐の轟音で無残にもかき消されてしまった。


 この襲撃を間近で見た兵たち数名が恐れをなして森から逃げ出し、この者たちにより森に伏兵がいることが報告されて常先により夔牛の太鼓が叩かれて全軍集まるように指示が出された。夔牛の太鼓は暴風の中でもよく響き、全軍に指示が伝わり兵たちは太鼓の音の方へと集まっていき敵襲を防ぐために全軍で守りを固めた。その後、力牧を始めとして陸吾たちが森へと駆けつけたが、その時には蚩尤達魑魅魍魎軍団は撤退した後であった。

 蚩尤達もこの暴風雨に巻き込まれて混乱してしまうのを避けたかったので深追いはしなかった。

 暴風雨は明け方まで続いた。この時軒轅は応龍に命じて畜水を行わせていた。

 応龍はその戦闘力に加えて畜水能力に長けている神龍でもあった。軒轅の命を受けて雨師が降らせた大量の水を蓄えだしたのだ。


 東から金烏が飛び立ち明るくなると旱魃は術を発動し強烈な干ばつを起こした。すると雲は散り激しい日照りが蚩尤軍を襲った。日照りは池のように地面にたまった雨水を蒸発させて湯気を出していた。この灼熱の日差しに蚩尤軍はたまらず後退をした。

 しかし、風伯も雨師もこの時さらなる計略を巡らせていたのだ。それは旱魃の術の後に再び雲を呼び出し陽を遮り、今度は無風状態にすることで旱魃の術によって暖められた水が水蒸気となり深い霧を発生させた。

 この霧の中に紛れて再び蚩尤が魑魅魍魎を引き連れて森から矢による攻撃を仕掛けてきた。しかし、今度は風后により握奇陣が敷かれており、盾で守られた陣形の側面の防御は硬く、さらに魑魅魍魎の出現を聞いた重明鳥が深い霧の中、魑魅魍魎の居る森の中へと飛んできてその強力な一撃により逆に魑魅魍魎を数体倒してしまったのであった。この時蚩尤は深追いはせずにまたも撤退を行った。


 随分時間が経過したと思われたが霧は未だ晴れず、深い霧の中から今度は強力な矢が飛んできた。蚩尤達が龍を倒すために開発していた蒼天弓そうてんきゅうによる射撃である。蒼天弓は蚩尤の兄弟達によって使用され、その飛距離は2里に及んでおり遠距離攻撃が可能になっていた。


 軒轅軍の位置は攻撃から戻った蚩尤によりもたらされた。蚩尤の言う方向に向かい兄弟達は蒼天弓を打ち込んでいたのだ。あてずっぽうであるが、戦闘を得意とするだけあって距離感に優れているため握奇陣の近くに矢が降り注いでいた。この蒼天弓による攻撃は盾では防げずに数人の兵が蒼天弓の犠牲になっていた。


 「妙な感じだ。華夏の兵ども、あの暴風雨ではたまらず森の中に逃げ込んでくると思ったが、そうではなかった。あの円形の兵の配置を崩さないのは一体なぜだ?」


 蚩尤は華夏軍が敷いている陣形を訝しむと共に自らが出向いて行った奇襲があまり効果が無かったことにいら立っていた。少なくとも陣中は混乱するであろうと踏んでいたにもかかわらず、敵の損害はごくわずかな上に魑魅魍魎も数体倒されていたのだ。握奇陣の守備力が想像以上に高く、さらに弱兵だと侮っていた華夏の兵が今では見違えるほどに強兵として成長していたのだ。


 風伯と雨師はこの時、術の限界を迎えつつあった。旱魃の強力な日照りでこれ以上雲を維持することが出来なかったのである。次第に雲がうすくなり、切れ間から光がのぞくようになった。雨師と風伯対旱魃の勝負は最高の術者との評判通りに旱魃に軍配が上がった。雨師と風伯は術を使い果たして戦闘不能に追い込まれてしまった。


 周囲は次第に明るくなると、辺りの状況を見て軒轅軍の大勢が悲鳴を上げた。それは軍の目と鼻の先に巨大な猿の化け物である無支祁がいたからであった。風伯と雨師の限界を見て取り、蚩尤は次の一手を打っていた。三苗の術者は霧に紛れて無支祁を前進させており、蒼天弓による射撃は無支祁を気づかせないための囮であったのだ。


 無支祁の出現に全員凍り付いた。無支祁は大声で叫ぶと握奇陣に向かい正面から向かってきた。その後方にはその他の怪物と九黎兵が続いていた。

 不意を突かれた軒轅軍であったが、正面にいた霊亀が無支祁の前に立ちはだかった。霊亀は無支祁につかみかかった。無支祁は力任せに霊亀の甲羅を殴りつけたが霊亀はこの一撃に耐えることが出来た。しかし、霊亀には大した攻撃力は無く足止め程度にしかならなかったが、この間に力牧が落星弓を引き無支祁の足めがけて放っていた。


 矢は無支祁の足に命中すると深々と刺さりこれにより無支祁の動きが遅くなった。霊亀は足の弱くなった無支祁に向かって体当たりし力比べをするように無支祁を押し返した。

 無支祁の後ろからは化蛇かだ九嬰きゅうえい山魈さんしょう鏨歯ざんしが迫ってきた。力牧は落星弓を射撃し続けると共に風后が夔牛の太鼓を叩き全軍の動きを指示していた。

 無支祁の後から現れてきた怪物たちの前に立ちはだかったのは霊獣たちであった。風后は弓隊に霊獣達の援護に徹するように指示し、大きな化け物を集中して狙うように言った。


 さらに風后は両翼を開かせるように太鼓で合図をした。前線を広げ優勢な兵数で敵を囲い込む作戦に出た。

 左翼は魑魅魍魎に対抗するための天神陸吾をはじめとして白澤や重明鳥、人間の歩兵などから成る混成軍であり、右翼は龍たちが受け持った。正面には力牧と刑天が率いる弓部隊と女神旱魃、そして霊獣たちが迫りくる化け物たちを防いでいた。

 握奇陣の両翼が開き敵を囲みだした。いよいよ総力戦が開始されるのである。軒轅は紅銅でできた軒轅剣を天に掲げ、全軍に神々の加護を与え、兵士たちは身体の底から力がみなぎるのを感じた。

 

 雨師と風伯の術と蚩尤の奇襲攻撃により一時は陣形を崩されそうになったが、序盤戦は旱魃の術と夔牛の太鼓により何とか難を逃れたのであった。


 中原の行く末を決める涿鹿の戦いは中盤を迎えていた。

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