表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

5お客様が少ない日でした

少し訂正しました。内容の変更はないです。

そろそろ7時半になりなすけど、やはり今日はもうお客様は来ないみたいです。

お祭りが近いとお祭りの準備のために皆さん節約するので外食は控えるようになるのです。食事でお店を出す人たちは、王都の味のレベルを知るために王都で食べることが多いですし、試作品を多く作るようになるのでわざわざ外食をしないです。確かに改めて考えるとここ最近はお客さんが少なかったですね。そのこともあって今日の量は減らしていたんですが、一名しか来てないのは赤字ですね。保存魔法をかけてもちょっと値下げはするのでこのままだとお祭りの準備どころではないですね。野菜や果物が自家栽培で補っていても土地代などは、貯金を切り崩しかないですね。

これからのお金のやりくりを考えていてもやっぱりお客様は1人も来ずに8時になってしまいました。そろそろお店を閉めますか。

あまりにも食品の残りが多いので、可能性は低いですけどもしかしたらお客様が来るかもなので、掃除からする事にしましょう。とはいっても、いつもは8時頃には店じまいをしているので、今開いていると思ってくる人は少ないでしょうね。


そういえば、今日は祭りに出すものについて考えていたので手紙を確認していませんでした。諦めが悪いと分かってはいますが先に手紙の確認からしましょう。

急ぎの用事の手紙はないみたいですね。祭りの出し物の期限についての連絡が来てますね。元日本人からしてみれば、『期限は二週間後とですよ』と教えてくるのは遅いような気がしますが、もう違和感を感じなぃですね。国民性がのんびりしているのかもしれません。ですが学校の課題などの期限は課題を出された時にしか言われなかったので一度言われたときに手帳に書き込んでいたので手帳を使いこなすようになりましたね。前世では、手帳を持ってても特に使わずにお金の無駄として買わなくなってたので、その点では私は前世よりも成長しました。


あら?お手紙類はないですが、魔法での連絡が来ましたね。いったい何の用なのでしょう。この魔法を使っているということは急ぎでしょう。どうやら、学校の時の同級生からのようですね。彼とは同じクラスでしたので、クラスでの集まりでしょうか?ですがそれなら、特に急ぎじゃなくてもいいですよね。でしたら何の用事があるのかしら?


『いきなりで悪いけど、店を9時まで開けといて欲しい。知り合いにおまえの店の話をしたら、今日できればいきたいと話していたんだ。俺も仕事が終わったら向かおうと思っている。できるだけ遅い時間にならないようにするからよろしく頼む。それでも遅い時間になるだろうから、迷惑にならないようにその場に残っているだけでいいからよろしく頼む。わざわざ作り直さなくていいからな!

お礼は希望するのをできるだけかなえようと思っている。』


なるほどそういうことなら、急ぎの用事ですね。二度も頼まれたら応えるしかないです。何より今日はこちらもお客さんが少なくて困っていたので渡りに船ですね。助かりました。彼は王城で文官として働いているので、これから来る人は同僚なのでしょうね。王城勤めの人の口に合う料理を出せるかは自信があまりないですが、これもお祭りの為の練習だと思って頑張りましょう。舌が肥えていそうですが、審査員の方達も王城勤めでしょうし、擬似試験ですね。ただ申し訳ないことに、今日は残りものになってしまうんですよね。いえ、残り物と言うと聞こえが悪いですね。今日の分として作ったものなので、ですが舌が肥えていそうな人たちには、せめてその場での作りたてを出したかったです。手紙で作り直さなくていいと念を押すように書かれていたので大丈夫と信じましょう。掃除はしていたのですがもうちょいきれいにしていきましょう。



チリンリン~


どうやら、もう来てしまったみたいですね。頑張っておもてなししましょう。


「いらっしゃいませ」



お店のベルの音が独特だなと1年前の自分に対して思いました。思ってもめんどくさがりなので変更しませんでした。異世界だしそういう物ということにしますね。

主人公の1人語りなので早く進めたいです・・・・・・

いつも読んでくださりありがとうございます。駆け足投稿になりますが頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ