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蒼き怪物のデスシナリオ  作者: 天嶺 シゴウ
第1章 怪物の始まり
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第6話 学習

”四英雄物語”・・・


それは、1人の人間が大陸を渡り歩き

様々な種族と交流し、世界を探索する

冒険譚だった


物語の主人公、

人の英雄『ロンド』


主人公の最初に出来た仲間、

獣人の英雄『戦花』


彼らの旅を眺め、観察し記録する男、

エルフの英雄『ラスト』


小さいながらも圧倒的な力で仲間を支える女性、

ドワーフの英雄『ルツ』





・・・物語に出てくる大陸や地名は

どれも父さんから聞いたものばかりだった


最終的に英雄達は皆、結ばれているようだが・・・

そこで物語は終わっていた


「・・・さて、今度はこっちの本かな」


そう言いつつ手にした本を読む




”世に伝わる種族”


この世には様々な種族が存在している


人を喰らい夜に生きる”吸血鬼”


鳥の翼と脚を持ち、人を惑わす”ハーピー”


身体の一部が奇妙な形状をする”フリーク”


そしてそんな怪物達に立ち向かう”人間”



目立っているのはこの四種族だが

他にも多種多様な種族がいる


この種族達は、力関係による支配があり

頂点に吸血鬼、続いてハーピー、フリーク、

そして人間が一番下に位置する


しかし我ら人間は知識においては

他を圧倒し、その1点のみで彼らと対等に

渡り合ってきた


今でも奴隷、主従関係といった形で

虐げられている人間は多い


だが、1つだけ確かに言えることはある

化物にだって、良いやつと悪いやつは

いるということだ


実際、私も吸血鬼に助けられたことがあるし

ハーピーには空からの景色を見せてもらった

フリーク達も見た目は恐ろしいが

心優しい者が多かった


・・・いずれ皆が和解する日が来てくれることを

心待ちにしたい








・・・僕のいた世界とは真逆だ

それを真っ先に思った


そして本を読み終え、思考を巡らせる・・・


「・・・あれ?」


ハーピーは鳥の翼と脚を持っている?

でも、カレンさんは全くそのような

姿では無かった・・・


その事は後で本人に聞いてみようかな・・・



ひとまず本を元の場所へ返し、

この世界の歴史が載っている本を

手当り次第読むことにした



・・・頑張って読まないと・・・・・・




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