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今更だけど異世界で育成します  作者: 神木名 緒
9/29

○イレには~それは~それは綺麗な~

こんばんわ

遅くなりました。

色々進んでいるようでただ猫を愛でている話に

なってきました…。


育成を!育成を始めますよ!…そろそろ

石壁の大きな門を潜り抜けると、門番みたいな人が居た。


クヌートさんやチャッピー君と違って凄く体が大きい、そして

…あれ、なんか顔がごつごつした感じがする。


思わず顔を見つめそうになった所で、チャッピー君に肩を押されて進む。


「…質問は後で」


私の疑問を察したのか、チャッピー君が小声でぼそっと言った。


そうですね。はい。自重します。


あまりきょろきょろしないようにと言われながら進む。

本当は凄くきょろきょろしたくなるくらい見たことのない景色で、鮮やかな色合いの植物がいっぱいだった。


しばらくクヌートさんに従って歩いて行くと、周りの植物がどんど多くなって人が一人ずつ通るのがやっとの道になる。


「-マーサさん、もうフードを取って大丈夫ですよ」


「はい。ええと、なんか凄い植物がいっぱいだけども、あ、あの、あと、さっきの門番みたいな人の顔がチャッピー君とクヌートさんと全然ちがくてびっくりして…」


「あれはセイドアから来ている傭兵です。我々とは人種が違います」


クヌートさんは私に答えながら、手を何もない空間に翳す。

すると、するっと空間が切り取られるみたいに、開いた。


「えー!なにそれ」


「結界です」


どうしよう、ちょっと心臓がどきどきしてきた。

全然ファンタジー過ぎて、頭がおいついていかない。


「うなぁーな」


肩から、大丈夫だよという声が上がる。

ああ、心強いよ猫クロスケ。


ありがとうの気持ちを込めて猫クロスケの顎下をわしゃわしゃとしてやりつつ、結界の中に入った。


視界が切り替わって広い野原の真ん中に、可愛い感じの二階建ての小屋が現れた。

外壁は、白塗りと木が合わさっている感じで、洋風っぽいと思う。


「これがクヌートさんの家?」


「研究用に作った屋敷です。最近来ていませんでしたので少し汚れているかもしれませんが…」


クヌートさんが扉に手を翳すと、内開きに扉が開いた。

後について内部に入ってみると…、うん、まあ、綺麗な山小屋ですね。


イメージとしては、なんだろう…ちょっと大き目のハイジのお家くらいの感じですね。


「少し、埃っぽいでしょうかね?」


クヌートさんは言いながら人差し指を軽く目の前の空間に振った。


すると扉や窓が勝手に開いて、小さな竜巻みたいな風が巻き上がり部屋の隅から窓に向かって抜けていった。


「…凄い、魔法?」


「私の結界の中ですから。かなり自由に魔素が使えます」


通常の空間ではこんなには出来ませんよとクヌートさんは苦笑いした。

そんなものなのかな?出来るだけでもすごいんだけどな


「チャッピー君は?」


「…僕は、まだ学生ですから…」


へえ、そうなんだ。


「…マーサ様。魔幼を取り込まない限り、我々も魔法というものは使えないのです」


え?そうなの?…ってことは、猫クロスケが私にくっついてるのは、かなり、やな感じという事かな。

つーかお前が聞くなよ状態…。あううう。


「気にしないでくださいマーサさん。いいんです、僕が”混沌より魔幼を生み出し使役する法”を正しく行う事ができると証明できたんです。また、やればいいだけです」


次は失敗しません。とチャッピー君は笑ってくれた。くう、なんだいい子じゃないか。

私が感動していると、クヌートさんの方からリンリンという鈴みたいな音が鳴った。


「-ああ、いけない。大師氏が戻ってきたようです。すみません、マーサさん一旦私達は塔に戻ります」


なるべく早く戻りますと言われて、私はどうしても聞きいておかなければいけない事を思い出した。


「あ、ちょっと待って!あの、トイレ!トイレだけ教えておいて!」


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「…ふう」


個室から出てきて一息。

良かった。緊急ではなかったけど、トイレがあるってほっとする。


クヌートさんとチャッピー君はもう塔に戻ってしまった。

二人が居なくなったので、さっそくトイレを使ってみたのだ。


使い方を教えてくれたチャッピー君はちょっと照れてたけど、きちんと一緒に個室に入って説明してくれた。

便器ではなくて、四角い穴の開いている円柱のような椅子があって、真ん中の穴は真っ暗で何も見えない。

用を足した後に壁についているボタンを押しますと、清潔になる魔法が穴の中にかかるので、穴の中のものと一緒にお尻も綺麗にしていただけるのだそうです。


なんて便利なんでしょうか!


「ふなーん」


トイレに入る時においていった猫クロスケが、待ってたんだよと擦り寄ってきた。


わたしはにこにこしながら猫クロスケを抱き上げて、シンプルな椅子と机に腰掛けた。

膝に抱き上げた猫クロスケはもっと撫でてと言わんばかりに私の膝の上で伸びをする。私の膝には納まりきらないくらい伸びて大きくなっているくせに、くるっとまるまって膝に収まろうとする。


「…tっふうう。可愛いっ」


なんだおまえはぁぁともしゃもしゃしたり撫で撫ですると私の幸せ度はどんどん増すのだった。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


何度読み返して修正しても見直し出来てない私です…

感想やご指摘などよろしくお願いいたします。


あ、ポイントを入れてくださった皆様ありがとうございますv

とってもとっても嬉しいです。


今後もがんばります。

…明日こそ育成したいです!

うう、がんばります

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