逃避
ロの話。
自分が嫌いで堪らなくなった。
今日、一体自分が何をしたのか、思い返すだけで吐き気がした。頭を壁に叩きつけたくなった。
呼吸さえもがずっと落ち着かなかった。落ち着こうとしても思い出してしまい、自分の心を構成している何もかもが崩れていくような感覚になった。
頭を体に埋めて何からも目を背けようとも、眼前に、強制的にフラッシュバックされる光景から目を背ける事は出来なかった。
埋めている頭を動かしていると、角が体を少し傷つけた。鋭い痛みだった。
けれど、それは本当に些細なものだった。数日で跡も完全に消えるような傷だった。ただ、この今日やった事は、何日経っても、幾ら季節が巡ろうとも、全く消えない気がした。
そんな中、ずっと一緒に過ごすのか? 彼女達と。そして、そんな馬鹿げた事をしていない親友達と。
考えるだけで、酷くストレスが溜まった。
角がまた、体を傷つけた。もう、ここには居られない。
この群れの外の事を何も知らなくとも、こんな醜態を犯したままこの群れで、そして彼女達、友達と一緒に過ごす何て、出来そうに無かった。したとしても、惨めに暮らす以外何も無さそうだった。
立ち上がって、崖の縁に立った。後ろを振り返ると、賢い雌がこちらを見ていた。
「……ヴゥ」
全員起きているだろう。けれども、自分がここを出て行く事に誰も引き留ようとはしないようだった。
それにほっともしたけれど、また悲しくもなった。
彼女は頭を下げてまた眠りに入った。そして自分もまた、外へと目を向けた。
翼を広げて、洞窟から出た。
飛んでいる最中でも、逃げている最中でも胸は重く、頭は良くないもので満たされている気がした。
それは、延々と寝ても起きても消えずに残るような気がして、更に嫌になった。川を越えて、森が下に見える。振り返る気にはならなかった。ここで降りる気も無かった。
群れの領域からとにかく早く出たかった。山肌が月明かりで見える。その中腹から先は今まで行った事が無い。けれども、その緊張が僅かでもこの良くない感情の全てを和らげてくれれば良いな、と思った。
実際、緊張はしていた。成獣して間もないのに群れという安全な場所から去る事に対して、恐怖もあった。ただ、それが今、群れに留まりたくない程の自分への嫌気さより小さい事も知っていた。
山の中腹を越え、木々が生えていない高さまで来て、一旦地に降りた。見通しの良いこの場所では、他の獣の気配はしなかった。
それから、一度振り返ろうとして、止めた。僅かながらも、恐怖混じりの外への緊張が楽しみと期待になっていた。それを失いたくはなかった。
また、翼を広げて空に飛ぶ。早く、この山の先へと進みたくなった。群れが見えない場所まで一時も早く行きたくなった。
山頂へと行き、目の前には一面の森が広がっている光景があった。月に照らされて、僅かに木々が光を反射していた。
しかし、少しがっかりした。それはいつも見ている光景とほぼ変わらなかった。森は遥か先の地平線まで続いていた。強いて違う事と言えば、森が一部、線を成して切り開かれていた事だった。
取り敢えず、森の中まで行こう。
もう冬は過ぎたというのにこの場所は真冬よりも寒かった。サラサラと降り積もっている、氷とは似てもいないが水の一種らしきものに足を付けているのも長時間はしていたくなかった。足が凍りそうだった。
鼻水が出てきて、吸ってからまた空に飛んだ。
ふと、山麓にも森を切り開いて作られた何かがあるのに気付いた。
-*-*-*-
森の中で睡眠を取るのは始めての事だった。けれど、周りに気を配りながら浅い睡眠を取る事はまだ出来ずに結局眠れなかった。
いや、眠れなかったのは、群れから出たとしても出なかったにせよ同じだったかもしれないと、思う。消えない記憶に苛まれたのもあり、気分は最悪だった。
しかし、そんな時でも腹は減る。
獲物を見つけて狩る事は、群れの外でもそう苦労する事ではなかった。
骨ごと噛み砕いて、腹は満たされた。
……これから、どうしようか。
また群れに戻るという選択肢は無かった。戻るとしても彼女に勝てる強さになってから、という事が最低の条件だった。
取り敢えずは、とまた空に飛ぶ。折角群れの外に出たのだから、色んな場所を見てみたいと思った。
群れの外の事を全く知らなくとも、こんな山や森だけではないだろうと願いながら。
しかし、飛んでいるとすぐにまた、昨日の事を思い出してしまった。ただ飛んでいるだけでも苦痛になってくる程だった。
何かで鬱憤を晴らしたい。完全に晴れなくとも、今はその記憶から一時でも逃れたいと強く思った。
その時、森を切り開いて出来ていた、細長く続いている更地の先から何かが来るのが見えた。
あの試練の最後の時に見た魔獣と似た姿をした獣が、智獣を乗せた何かを引いて走っている。
姿が大きくなってくるに連れ、それに炎を吐きたくなった。単なる衝動的なものであったが、それはとても強かった。そして、届く距離になって、欲望の通りに自分でも驚く程に自然に、炎を吐いた。
それは見事、智獣が乗っている物に直撃した。炎上して獣が暴れ、中から燃えている智獣が飛び出して必死に火を消そうとしているのを見ると、胸がすく思いになった。
暴れたい。虐殺したいという欲求が湧き出てくる。それでも憂さはそこまで晴れないだろうと心底の思いを無視しながらそこへ急降下した。
数人の智獣が自分が襲おうとしているのを認め、手に何か光を出し始めた。何だあれは?
突っ込まない方が良いと直感した。何をしてくるのか全く分からなかった。急降下を止めて、一旦様子を見ながら体の向きを変え、その瞬間に光の線が自分が直前に居た位置を通った。
何だ、これは。
それを身に受けたらどうなるのか全く分からなかった。体が貫通されるのか、傷つけられる程度で済むのか。
避けられたのは偶然だった。見てから躱すのは難しそうだった。目が良くとも、その光はとても速いものだった。
逃げるという選択肢が僅かに浮かんですぐに消えた。
複数人居るが、そこに居る智獣全部合わせても、その分からない何かを放って来るとしても、彼女よりは弱いと思えた。それにまた、逃げるのは嫌だった。逃げればまた思い出してしまう。また惨めな思いをする事になると分かっていた。
今、自分は憂さを晴らす為にこいつらを襲っているのだ。憂さを溜める為じゃない。
息を吸ってまた火球を吐く溜めをした。容易には近付かない方が良さそうだと思った。
智獣の手にまた、光が溜まる。複雑に空を飛びながら光が飛んで来るのを待った。火球を飛ばすのはそれからで良い。飛ばす時には一瞬動きが鈍くなってしまうからだ。もっと強くなれば鈍くならないけれど。
智獣の一人が自分に向けて手を伸ばした。身体を急旋回して躱す動作をするものの、飛んできたのはそれからだった。
騙された。咄嗟に目を瞑ってしまい、腹、皮翼、喉にじゅっ、と焼け焦げる音と痛みを感じた。
痛い。けれども、それだけだった。皮翼さえも貫通されていなかった。毒針を身に受けた時の方が痛かったし、蹴られたり殴られたりする方が痛かった。
強気に突っ込んでも大丈夫だろうか? 火球を吐き、直撃はしなかったものの、飛び散った燃える油が数人にひっついた。
怯んでいる。突っ込める。
警戒しながらも急降下した。自分の体に付いている炎を掻き消そうと夢中になっている智獣に狙いを定め、口を開けた。
牙のように鋭い長物が自分に向けられる。躱せるか? 躱せる。
躱せなかったら待っているのは負けではなく、死だった。しかし、その智獣の腕の長さ、体の大きさを鑑みて、躱せると思った。
そして食らおうとする寸前、智獣の数人の足に淡い赤色が発せられたのが見えた。
炎を掻き消そうとただ必死になっていた智獣が突如刃を持って自分の方を見た。
嵌められた。
どうするべきか、思考が回らなかった。ぎりぎりまで引きつけられてしまったせいで、出来る行動も殆ど無かった。予想を超える速さと高さで足に赤い色を纏った数人が跳び、自分に得物を向けてきた。体を丸めて防御しようとして、皮翼と脇腹にその刃が突き刺さったのを感じた。
食らおうとした智獣の刃が角に当たり、折れた。そのまま、ぐしゃりとその智獣を押し潰した。
転がって落下の衝撃を和らげながら、痛みが襲ってきた。今までに感じた事の無い痛みだった。蹴られても殴られても、今まで殺すという目的を持った攻撃を受けた事は無かった。
血がどぷどぷと大量に自分の体から流れ出ているのが分かる。切られた皮翼はかなり引き裂かれていた。
自分が燃やした、中に智獣が居た物にぶつかって破片が自分の体に更に突き刺さった。
「ア゛、ア゛、ヴア゛ッ」
けれども、痛みに悶えている暇は無かった。まだ殺さなければいけない智獣が数人居るのだ。
暴れながら体勢を整えて振り返ると一人の智獣が自分に向けて得物を振りかぶっていた。咄嗟に頭を引っ込めるが、薄く切られた。
顔を上げて噛み付こうとすると、首に違う、長物の得物が突き刺さった。
ずぷり、と喉に深く突き刺さっていた。頭が白く染まった。無我夢中で目の前の智獣の胴を噛み砕く。
首に突き刺さっていた得物を捻りながら引き抜かれ、更に血が吹き出した。途端に体が思い通りに動かなくなる。しかし、殺意だけになった思考が、皆殺しにしろとはっきりと体に命令させていた。
翼腕を振り回して自分の首を貫いた智獣の首をへし折って叩き倒した。肩にまた得物が突き刺さったが、もうどうでも良かった。頭上から得物を振り下ろそうとしている智獣に頭突きをしてそのまま足を食い千切って落とし、踏み潰した。
そしてもう一人を見た。体はがくがくと震えていたが、まだ動けた。智獣が手に光を纏った。
光線を放ってきた時と同じ色だった。構わずに走った。
智獣が自分の頭に向けて手を伸ばした。頭を下げた。背中の肉を軽く抉られた。頭はもう、上げられそうになかった。足だけを動かして最後に残った智獣に体当たりをするが、当たった感触は無かった。
直感が、上だ、と言った。毒針を飛ばすと、当たった音がした。
そして、足が動かなくなり、崩れ落ちるように倒れた。すぐ隣で智獣が落ちてきた。着地出来ずに足を折っていた。
翼腕はもう動かなかった。足も動かなかった。起き上がれもしなかった。
尻尾だけが、まだ少しだけ動かせた。智獣が這って自分に止めを刺そうとしていた。
その上から、尻尾の先を突き刺した。悲鳴を上げるその智獣の背中に、ぐりぐりと最後の力を振り絞って毒針を食い込ませた。それから、頭に突き刺した。
そして、動かなくなった。
しかし、殺意は無くならなかった。動かない自分の体が酷く恨めしかった。翼腕を引き裂かれ、腹と首を貫かれた自分の弱さに対して限りなく恨みを抱いた。
死んで溜まるかと思った。どうにも出来なくとも、もっと強くなりたかった。だらだらと流れていく血を全て元に戻せたら。
時間を戻せたら。もっと真剣に強くなるようにしていれば。
しかし、そんな事は起こらなかった。血はだらだらと流れ出ていくだけだった。意識は遠ざかっていくだけだった。体はもう微塵足りとも動かなかった。
足音が聞こえた。まだ生きていたかと殺意が向いたが、体がびくりと動いただけだった。
-*-*-*-
目が覚めた。
生きて、いる?
体を起こそうとしたが、力が入らずに倒れた。
「起きたか」
智獣の声が聞こえ、そちらに目を向けた。
そこには、確実にあの時居なかった見た目の智獣が居た。普通の狼とは比べ物にならない巨大な狼に背を凭れさせていた。
気絶する前と同じく殺意が湧いたが、それ以前に何故生きているのか分からなかった。
自分を、助けたのか? ここに居る智獣達を皆殺しにした自分を。
首を動かして貫かれた脇腹を見てみると、痕はあるものの傷は塞がっていた。引き裂かれた翼腕も繋っていた。自分では見れないが、首も同じなのだろう。どうやって治したのかは分からなかったが、この智獣が自分を助けたのだという事だけは分かった。
殺意が窄むように収まっていった。
智獣は口を忙しなく動かして音を出していたが、何か意志を伝えようとしているとしか分からなかった。
すると、のんびりと座っていた大狼に何かを伝えて、大狼はそれを理解したように立ち上がってどこかへ行った。
背もたれを無くしても、同じように知獣は自分を眺めていた。
観察されているような気がして余り良い気分ではなかったが、動こうとしても碌に動けないので精々頭を違う方へ向ける程度の事しか出来なかった。
智獣はまた何か音を出していた。自分に何かを伝えようとしているのではなく、頭で考えている事をそうする事によって反芻しているような感じがした。
暫くすると、大狼は獲物を獲って来た。今、こいつに襲われたら呆気なく死ぬだろうなと思う。
咥えられた獲物は首から血が少し血が出ている以外、何の外傷も見当たらなかった。走って行った時も、戻って来た時も音も無く、そして気配すら感じられなかった。
ただそれだけで、純粋に自分よりも強い気がした。
空を飛べなくとも上空からでは仕留められないだろうし、地上で戦いを挑んでも何も出来ずに負けるだろう。
大狼は獲物を智獣に渡すと、またのんびりと座った。どういう関係なんだ? 戦って従えたという風にはどうにも見えなかった。
智獣は獲物を腕で引き千切って一部分をこちらに渡した。食え、という事だろう。
有り難く、頂く事にした。この智獣も、戦った智獣よりも強いと思えた。
肉を食うと、いつもと変わらない味な筈なのに、とても美味しかった。弱った体にすぐに染み渡っていくような感覚がした。
とても、美味しかった。量が少ないのが残念で堪らなかった。
日が沈もうとする頃に、立ち上がれるようになった。
体はまだ、ふらふらとするけれども、飛ぶ事も出来そうだった。
どうしようか、と思う。理由は未だに分からないが、助けて貰ったのにただ去るのは嫌な気分だった。
その時、回復するのを待っていたのか、智獣が立ち上がってこちらに声を掛けた。
振り返ると、素手のまま、明らかな戦闘態勢に入っていた。
……勝てない。その時点で直感した。
自分の今の体調の事もあったが、それ以上にこの智獣が大狼と同等の強さを持っているだろう事を直感してしまった。素手でこの体格差がある自分と戦える自信がそれを裏付けていた。
大狼との関係はきっと、従えたとかそういう強制を含むものじゃない。友のような互いに対等な関係だ。
そして、自分は逃げられないだろう。
負けたら、殺されるのか? だったら何故助けた。
息を整えて、自分も戦う態勢に入る。殺される事は無いだろう。助けた理由はやっと、何となく分かりかけていた。
毒針をまず放った。そして、掴まれて投げ返されるのに反応出来ず、腹に刺さった。
は? 起こった事を理解するまでの間に智獣は距離を詰めていた。
咄嗟に姿勢を低くして翼腕で殴りに掛かる。全身に薄く赤い色が発せられた。
その色が出ると、筋力が強くなるのは先程の戦いで既に知っていた。しかし、その殴りを軽く受け止められるとは思わなかった。
受け止められ、ぐっ、と強く握られる。
即座に骨すらもみしみしと音を立て始めた。痛みに怒りではなく、恐怖を覚えた。これでいて手加減されているのも理解していた。
何も通じないような恐怖が体を竦ませた。それでも噛みつこうとすれば、膝蹴りを顎に食らった。
頭に響く。ふら、ふらと足元も覚束なくなる。体も腹に返された毒針のせいで痺れが出て来ていた。
「そんなもんか?」
意味が分からなくとも挑発だと分かった。翼腕から手を離し、智獣は距離を取って両腕をぶらぶらとさせている。
最低でも一矢報いなければ、つまらないと殺される気がした。
尻尾で腹に刺さっていた毒針を払い落とした。
智獣は立ち直る時間を自分にくれていた。ふらふらとしなくなると、頭を冷やしてもう一度、息を整えた。
……まさか、三度目が待っているとは。
三度目の試練をこんな形で受ける羽目になるのは群れの中でも自分だけだろう。
嘆きながら、考える。
智獣に比べて優っている点は、驚く程少なかった。筋力さえも自分を上回る事が出来る。
どうやったら一撃でも与えられる? まだ、成獣してから戦った事も少ないのに。
痺れも強くなり始めていた。時間も無い。
良い案も思い浮かず、息を大きく吸った。智獣は自分から仕掛けて来るのをただ待っていた。
それを見て単純に、全力を尽くそうと思った。一度目の時も、二度目の時も考えてなんていなかった。それで乗り越えられた。
それにそもそも、考えられる経験も詰んでなければ、頭も無い。
毒針を飛ばした。掴まれるが今度は投げ返して来ないまま走って来た。
ふわりと飛んで、火球を飛ばした。直撃はしなかったものの、飛んだ炎が智獣の体に少し付いた。
しかしそれを無視して智獣は自分に向って跳躍して来た。
直感に従って、力を抜いた。唯一通じそうだったと思えたのは、この体格差で圧し潰す事位だった。
智獣は驚いたが、それだけだった。首の皮を掴まれて引っ張られ、上に乗られた。
咄嗟に、その智獣に向けて放った。今度は当たる音がした。そして、地面に激突した。
-*-*-*-
目が覚めた。
仰向けにされていて、口周りには血を吐いた跡があった。
また、助けられたのか。
空はもう、闇に染まっていた。
……今日は二回死んだのだ。そして、二回とも生き返らせて貰った。
生きているという事はきっと、本当につまらないとは思われなかった事なのだろうと思った。
憶測に過ぎないけれども、何も出来ずに倒れていたらそのまま殺されるか死んでいたのだろうとも思った。
体はまた、殆ど動かなくなっていた。
ぱちぱちと火が弾ける音がして、体を少しずつ動かしてその方を見ると、智獣は大狼の背にさっきと同じように凭れて眠っていた。
大狼が自分の方を向いてから、欠伸をした。
本当に、自分は弱い。昨日、そして今日という一日で嫌と言う程思い知らされた。
強くなろうと思った。楽な方法何てきっと無い。あればそれに縋りたいとも思うけれども。
昨日の事を思い出すと未だに自分の事が嫌になる。ただ、本当にどうしようもなくなる程に嫌にはならなかった。何かが吹っ切れたような、そんな感覚だった。
智獣が起きて、また何か自分に言った。
意味はやはり、分からなかった。ただ、全く弱くはないと認めてくれたような気がして嬉しかった。
また肉を渡してくれて、それに齧り付いた。程良く焼かれていて、今まで食べた肉の中で一番美味しかった。
遅くなりました。
次は多分、私の、一番最初かなぁ。
それと、その後の話を書いて終わるかも。
要望があったら応えるかも。
maybe.




