第十一話『初戦』
二週間ぶりでしょうか、遅くなってしまいました!。
…って二次創作が廃止って驚きですよ。
ともかく十一話です!。
第三アリーナ。僕たちの一回戦が行われる会場で運命の初戦が行われる地である。
一番小さいとはいえ観客席には五百以上の生徒や関係者たちが僕たちの試合を見てくる。
アルマのときは友達だけだったからまだ気が楽だったのに今回は緊張しすぎて立ってもいられない。足が神速を越える速さで震えてる。
負けるわけにはいかない、負けたら高校生活が、人生が終わる。
二つのプレッシャーが胸を締め付けてくる。はち切れそうだ。
深呼吸を数回して人という字を手のひらに書いて口に押し込みなんとか気持ちを保たせる。
うぅぅ、負けられない。負け――
〝スパァァン!!〟
――る?。
『おおっと瞬殺!!。アクア様のクリムゾンランスの柄での一閃が対戦相手の顔面にクリティカルヒットォォ!!。埼玉の壁とも言われるGRO選手を一撃で沈めたぁ!。これをどう思いますか園長。』
『アクアちゃんの美乳はいつ見ても美しいな。あと私は園長ではない、班長だ。』
GROと呼ばれた男の子は鼻血を垂らしながら大の字で伸びている。
そしてアクアはすでにベンチにもどってきていた。
笑顔でタオルを渡すリースはツッコむ様子はない。
観客は皆歓喜の声を響き渡せていた。
そんな中、僕だけあごを少し出して硬直している。
…いや、当たり前でしょ。こんな状況で平然としてるほうがおかしいって。
「悪いことは言わないわ。これが現実よ、如月。下には下がいるわ。」
「…と言われてもね、展開が速すぎてツッコミきれなかったんだ。」
「まぁ無理もないわね。」
両手を挙げて首を横に振るアクア。
それにしても一瞬だった。GROくんが構えをする前に高速展開、速攻の一閃。
なにもかもが美しく見惚れてしまうほど。
僕は見惚れる暇もなかったんだけどね。
「ちなみにリースはちゃんと見てた?。」
「バッチリ見えてましたよ?。」
さ、さすがは竜人。動体視力は切れ者だ。
『それにしても今年の一年生には優秀な生徒がいますねー。』
『そうだな、皆中々の上玉ばかりだしな。襲い甲斐があるってもんだ。グヘヘ。』
『ですね、ウェヘヘ。』
そういう意味での優秀!?。戦闘能力じゃないの!?。
ていうか誰だあんな変態を実況にしたのは!。
「それ以前に風音さんって、理事長さんなんですよね。あはは。」
「あとで殴っておこうか。」
◆◆◆◆◆
『グェヘヘ……あ。さ、さぁ始まりましたぁぁぁぁ二回戦!。』
ようやく我に返った斉賀(実況)さんは軽く咳き込み熱い実況を再開させる。会場も呼応するかのように盛り上がり一瞬で会場の雰囲気を熱くさせた。
ドクンと大きく高鳴る心臓を右手で押さえる。
一回戦なのにこの盛り上がりと緊張感。とても一回戦とは思えない。
なかなか納まらない衝動に次第に思考が回らなくなってくる。
(やばいな…、ドキドキが納まんない。)
焦点も合わせられなくなっていた、そのとき僕の肩に手が置かれた。
「――勝ちますから。」
「え?。」
急いで後ろを向く。がすでにそこには誰もいない。
振り返りフィールドに目を戻すとフィールド内にはリースが歩いていた。
「……………。」
言葉を失う。単に驚いたわけじゃない。
リースが今まで漂わせなかった強さを感じた。
『勝つ』という台詞、それだけ、それだけなのに体の震えや鼓動の高鳴りが納まった。
安心したんだ。
『二回戦目、桐佳ちゃんのチームはリースちゃんを繰り出してきたか。』
『対して相手のチームはラグビー部の新人エース、ホッピー選手です!!。ホッピーというのはあだ名なんでしょうか?。』
『そもそも彼はラグビー部なのか?、二メートルは越してるぞ。』
『まるで親子のような体格差ですね。近親――』
アホ実況をしている間に状況説明。
リースが指定地に着いたと同時に向かいから巨体の男の子がラグビーボールを片手に走ってきて指定地に着いた。
…大きい。リースより頭三つほど高い身長だ。
あの豪腕で殴られたら骨折どころじゃ済まされないぞ。最悪死ぬ可能性が。
(リース…。)
◆◆◆◆◆
そのときの私は非常に落ち着いていた。異常なほどに。
理由はわからないけど恐らく『守りたいものがあるから』だと思う。
守られていた自分は足を引っ張らないとか申し訳ないとかで緊張しかしていなかったけど、今は違う。自分の全力で大切なものを守りたい意志がある。
なんだか説明が難しいですけれど要は桐佳さんのために戦うから落ち着いているんですね。
今まで借りっぱなしの恩を返すときが来ましたよ、桐佳さん。
「王竜の姫君、俺は貴殿との果たし合いを強く所望するが、受けて貰えるか?。」
ラグビーボールを置き拳を固めるホッピーさんに強く頷き私も構える。
「こんな私で宜しければ。」
軽く笑い両手を強く叩き合わせる。
すると瞬時に私の服が制服から戦闘服へと変わる。
白と青のラインが入ったパーカーのような服に膝辺りで結んでいるピンクのパンツ。
私服と同じ構図だけれど立派な装備なんです。服の素材に魔術が施されていて装備者の命を守る重要な役割を持っています。
アクアさんとの模擬戦でも着用していました。
ちなみに桐佳さんとアルマさんとの試合では互いに装備は装着していませんでしたよ。
「いや、むしろ光栄だ。」
「私も光栄です。」
なんだか嬉しいですね。私なんかとの試合を光栄と仰ってくれるなんて。…少しは私も自覚を持つべきでしょうか、王族としての。
『リース様が勝てばそこで二回戦進出です。ホッピー選手はこれを止められるか!?。』
小さく後ろにステップ、軽く身を沈めて拳を引く。
「ホッピーさんには悪いですけれど」
『では二回戦、開始です!。』
「勝たせていただきます!。」
先手必勝。魔力を込めていた右拳を相手に向けて撃ち放つ!。
勢いをつけて放たれた拳の魔力は砲弾の如く高速で飛びホッピーさんの腹部に撃ち込まれた。
「ぐっ…。」
抵抗することもできず大きな体は後ろに飛びフェンスに背中からぶつかりずり下がる。
二秒ほど会場が無音になるけどすぐに観声が沸き上がる。続いて実況の斉賀さんが声を荒げて興奮気味に机を叩く。
『おぉおぉぉ!!、速攻!!。開幕から強力な技を撃ち込んだぞリース様ぁ!!。あの巨体を飛ばすとは流石は竜姫!、人っ子一人飛ばすくらい朝飯前かぁ!。』
『おい、見たか。今服の隙間から…ぶっ。』
拳を払い煙を払う。
今のは『狼牙』(ろうが)。狼が走る速さの弾というのが由来で遠距離技がないことに気づきこっそり修業をして習得しました。
あはは、桐佳さんもアクアさんも目をぱちくりして驚いてる。隠していた甲斐がありましたね。
『しかし、魔術耐性があまりないホッピー選手にはかなりのダメージになったのではないでしょうか。』
『そうだな。加えて不意打ちだ。…しかし彼もそう甘くないぞ。』
『?。どういう――』
「!?。」
…そんな、倒しきれなかった。
お腹を軽く擦りながらホッピーさんは立ち上がる。表情は痛みを見せない無表情。
『な、なななんとノーダメージ!。傷一つもなく戦いの地に戻ってきたぁ!!。なんというチートっぷりでしょうか。竜姫のリース様の攻撃が通らないとは、いきなりピンチか!?。』
これには観客もざわつく。しかし。
『いや、違うな。あれは『ライフリカバー』だ。』
『ライフリカバー?。確かエリクサーとスライムオイルを調合した超回復のアイテムを体内にいれるアレですか?。』
『あぁ、深い傷を負ったときに自動発動。蘇生するかのように全回復するチートアイテムだ。彼はあれを所有している。』
『はぁ。…ってどっちにしろチートじゃないですか!?。』
『だが莫大の費用がかかるはずだ。それを一回戦で使用するとは、なかなか面白い男だ。』
「ライフ…リカバー…。」
「そうだ。俺は今一つライフを失った。こんな早く一つを失うとは予想外だ。」
首の骨を鳴らし不敵な笑みを浮かべる。
私は一歩後退り構えたところであることに気づく。
こんな早く一つを失うとは……一つ。…まさか!?。
「姫君はようやく気づいたか。ならば答えよう。俺に内蔵されているライフリカバーの数、その数実に三十。」
「さ、さん…じゅう…。」
言葉を失う。
…じゃあ、今一回倒したらあと再生できる数は二十九。
狼牙をあと二十九発撃たないと勝てないと思うと、骨が折れますね。
『三十!?。チートにも程度ってものがあるじゃないですか!。というかこれだけの費用って…え~と。』
『ざっと五百万だな。』
『ぶっ!?。』
「俺は元々勝つ気がない。なんせ相手は竜姫、格が違う。まともにやり合ってもスピード負けは目に見えている。だからこそ粘り、抗い続けよう!。」
そう言いホッピーさんは走り出した。
……なんでしょうか。明らかに状況は厳しいはずなのに、胸の底からたぎるナニかがある。
…これが生まれながら持った獣の血、闘争心、本能、意志。
戦いに惹かれる。賭け物を賭けて全力でぶつかり合う、今までに味わえなかった極上の蜜。
心の中のナニかが揺らぐ。
(そうか、そうだ。この感情こそが本気で相手を倒したい、勝ちたいという衝動!。)
拳と足に魔力を通し力を込め、私は地を強く蹴り出した。
◆◆◆◆◆
「猛攻!猛攻ー!!。絶え間なく襲いかかるリース様の華麗なラッシュにホッピー選手は手も足も出せずに受け続けています。すごい、すごいぞ!。」
…ふふ、ついに目覚めてしまったか、リースちゃんよ、獣の本質に。
私はテーブルのティーカップを手に取り紅茶をすする。
君はようやく闘争を知った。そして力を発揮したい、どこまで強くなったかを知りたい興味や期待を強く感じただろう。
ガラス越しで見るリースちゃんの表情は素晴らしく楽しそうで、獣に近づいてきている。
観客はただただ会場を盛り上げ歓声を上げているだけ。リースちゃんには気づかずに。
だが、一部には笑う者、不思議がる者、悲しむ者、複雑そうにする桐佳ちゃんやアクアちゃん。
彼らは異変に気づいている。流石は私が注目した生徒、只者ではない。
ホッピーくんの拳に乗り頭部へかかと落とし。地に着き魔力を込めた砲拳を打ち込む。
(願わくは、暴走だけはしないでくれよ。私は戦闘が弱いから止められんぞ。)
『ジャストミートッ!!。これでライフリカバーのストックを十個なくしたぞぉ!!。あと二十個、頑張れリース様!!。』
斉賀ちゃんが熱い実況を送っているのに私はリースちゃんを見る。
?。先ほどとは違う。表情は変わらないが流れている魔力の速さが納まってきている。
「…なるほどな、彼女はまだ獣にはなりきれてないようだ。」
◆◆◆◆◆
雰囲気が戻った?。竜の血が引いたのか。
「獣化はしなかったか。」
隣の糸目が剣の鞘に手を掛けようとしたが様子を見る限り問題ないと踏んだか、空間に剣を納めた。おうおう、物騒ねぇ。
「いやぁ、リンにはヒヤヒヤさせられっぱなしだなぁ。」
「獣でも心を痛めることがあるとはな。」
「そりゃまぁ、最愛の妹だしねぇ。それにまたいつ暴れるかわかったもんじゃないから見張りは必要でしょ。」
「世話焼きな男がいるだろう。」
「…んぅ~。キーちゃんは保険だよ。」
なるほどな、と腕を組む糸目。
まぁ、でもキーちゃんは保険以上のことをしてくれてるんだけどね。正直あたしの出番をなくすほど。
キーちゃんだって気づいているはずだ。気づいていなかったらあんな顔しない。
「にしても長すぎだぁ。いくらあたしだって眠くなるぞ。」
長い欠伸を一つ、目を擦ってなんとか眠気を覚ます。
そんなあたしに糸目は肩を落とす。
「貴様という奴は。」
なんだよと返すとなんでもないと返される。なんだよー、こちらと寝不足なんだぞ。
「しかしこの戦い、もう勝敗は目に見えているのも同然。だが何故続ける?。結果は道具の消費と負けという結果が残るだけ。
…奴は只の愚人か?。」
前を向いて一人言のようにぶつぶつ呟く糸目。また始まったか、糸目の一人言。
仕方ない、付き合ってあげるとしますか。
「男の糸目にならわかるでしょうが。完全に負けるまで何度でも立ち上がって意地を見せる、それが男ってもんでしょ?。」
「…私には解らん。」
石頭なあんたには一生わからないかもね。少し頭の体操でもしな。
「まぁ、彼には悪いけど、もう決着かな。」
「?。まだ半分削っただけだぞ。」
「問題ないさ、リンはもうリカバーを使わせない。あの娘はあれの弱点を見つけたみたいだよ。」
「どんなだ?。」
「あのからくりの使用は蘇生。そんだけ言えばわかるでしょ。」
右手に握っていたお茶を飲み膝の上に置く、と同時に糸目が小さく口を開けて軽く笑う。
「ふん、つまらん考えだ。」
「笑っとるがな。」
「気のせいだ……ん、始まるぞ。」
あたしたちは互いに再びフィールドに目を移した。
さぁリース、速攻で肩をつけてよね、眠いから。
◆◆◆◆◆
体力が有り余っていて驚きですね。
手を閉じたり開いたりしてまだ動くことを確認。服についている砂を叩き前に膝をついているホッピーさんを見る。
ライフリカバーで回復したとはいえ十五回も倒されて動きも鈍くなり息も切れていた。
けれどどこか楽しそう。
「…くく、いいぞ。これが竜姫の力か。素晴らしい、拳に込められている重みが違う。…面白い、楽しいぞ竜姫!。」
立ち上がり拳を固めてくる。まだ戦う気なんですね。
「あと十五個で俺にもっと見せてくれ、貴殿の力!!。」
身を沈めて飛び込んでくる。
速い、魔術強化なしでのダッシュではすごい、流石は運動部です。
ですが、長すぎました。
「すみません、次で終わりにさせてもらいます。」
靴を整え地を蹴りだし神速、瞬間ホッピーさんの懐へ入り込む。
「速いっ!?。」
避けようと急停止を掛けて後ろに跳ぶホッピーさん。
良い反射神経です。普通ならそれで問題はないと思います。
が、逆に私には好都合。
何故なら既に私は彼の後ろに回り込んで宙に跳んでいたから。
ホッピーさんは勿論気づくことなく私のかかと落としを右肩に食らう。
「なっ!?。」
「まだです!。」
右に体勢が崩れたところに素早くしゃがみ魔力を通した左足で足払いを払い左に倒す。
そして残った左腕を宙返りで蹴り上げ守るものをなくす。
「はぁっ!!。」
最後に無防備になった背中に正拳。ホッピーさんを前方へ飛ばす。
この動作の時間、わずか二秒。
今のは神速を一撃一撃に掛けて火力とスピードを重視したラッシュ。
負担が大きい技なので使いたくはなかったんですが、今はこれでいいんです。
仰向けに倒れ軽く吐血するホッピーさんはまたいける、という表情で起き上がろうとする、が。驚くことに一切体が動かないのだ。
「何故だ、何故蘇生しない!?。これだけの損傷を受けていれば蘇生条件をクリアしているはず。」
歩み寄り正座をして焦るホッピーさんを見下ろす。
「…まさか、まだ蘇生段階ではないということか?。」
「正解です。発動条件にぎりぎり触れないように調整させていただきました。」
予想を期せぬ行為に驚きが隠せないようだ。無理もないでしょう。
そう、獣の血が沸いているときにふと思い出したこと。
アクアさんが昔『設置されている術式やからくりに関しては踏まないこと。要は相手に発動させないように調整すれば驚異でもなんでもなくなるわ。冷静になりさいよ。』って口授してくれたのを思い出して力量を計算させてもらいました。
成功したことに胸を撫で下ろしホッピーさんの額に人差し指と中指を突き立てる。
「あと、ご自身で傷つけぬよう手足を麻痺させておいたのでもう発動は無理です。」
チェックメイトと言うべきなんでしょうか。とにかく完全に追い詰めた。
奥歯を噛み締め手足を動かそうとするが麻痺した上にダメージが大きく一切動かなかった。
「手詰まり…か。」
「できれば降参してもらえると互いのためにもなります。もし続けるのならば私は鬼となりあなたの脳を傷つけ魔術を使えない体にします。」
脅しじゃない、これは桐佳さんがアルマさんとの試合のときに言った真実。
私もこんな試合で人に深い傷を負わせたくないんですよ。悲しみを起こしたくない。
建て前ではこう言ってても本当はやる気はなし、怖くてできるはずないじゃないですか。
「…姫君。悪いが右手を持ち挙げてくれないか?。」
顔が強張っていることに気づいたのか、ホッピーさんは鼻で笑う。
要求を飲んだ私はわかりました、と言い両手で大きな右腕を持ち挙げる。
…えっと、これに一体どんな意味が?、首を傾け対応を待っていると大きく息を吸い込むホッピーさん。
「この試合、辞退し、そして姫君の奴隷となろう!!!!。」
耳を畳まずにいられないほどの強大な声量で宣言をする。
………………へ?。
『け、決着だぁぁ!。チートにも弱点はある。そこを鋭く突き勝利を勝ち取ったぞぉぉ!!。しかしホッピー選手、さりげなく奴隷宣言とは卑怯だぞ!。』
負けないくらいの声量の斉賀さん、それにブーイングの嵐。歓声を上げている人達が逆に浮くほど。
ぽかんとしていた私は医療隊が向かってきているのに気づき我に返る。
今は深く考えないほうがいい。とにかく勝った、それだけは理解しときましょう。
左右に顔を振りホッピーさんの右腕をお腹の上に置き立ち上がる。
「ありがとうございました。良い経験になりました。」
最後に頭を下げて背を向ける、と。
「理性をしっかり保てよ、竜姫。」
助言をもらいました。
…まず二回戦進出。まだ戦いは始まったばかりで、これからさらに手強くなる。
目標は三回戦を勝ち抜く、そして優勝。
厳しいかもしれないですけど、裏腹ではすごく楽しんでる。
「…ふふ、はっちゃけてきましたね、私。」
笑いを堪えながら私は拍手をしているお二人がいるベンチに走っていくのだった。
桐「おかえりリース!。」
リ「ありがとうございます!。」
ア「いつ暴走するか、ヒヤヒヤしたわよ。」
リ「す、すみません。でも理性は保ててましたよ!。」
桐「リース、ありがとね。」
リ「これも皆さんのため、次も頑張りますよ。」
桐「あー、それに関していいかな?。」
リ.ア「?。」
一方
GRO「さりげなく奴隷宣言してんじゃねぇよ!?。」
ホ「リース・マロウ、実に華麗だったな。」
余り「このロリコン野郎。俺も混ぜてくださいよ(懇願)。」
GRO「ダメだコイツら…。」
次回『新役』