俺とアーシュ ~ TRUE LOVE 4EVER ~ ――神話創成、そして愛の選択――
俺たちが来る前に、既に天界は崩れかけていた。
神は滅びていたのだ。
だが、その中心に立つのは――
ミカエル。
俺と同じ顔。
同じ翼。
「堕天使よ……否、我が弟」
無数の翼が広がる。
「神が滅びた今、天界の均衡は崩壊寸前だ」
空間が軋む。
神域がひび割れる。
「このままでは、世界は無に還る」
アーシュは祭壇に囚われたまま。
「だからこそ」
ミカエルの瞳が冷徹に光る。
「神域維持のための供物として、彼を捧げる」
空間に巨大な紋章が浮かぶ。
【新世界秩序】
「新たな神話の創成期だ」
白い光が満ちる。
「愛は、世界を救わない」
俺は静かに黒翼を広げる。
「世界は、愛なしでは意味がない」
兄弟、対峙。
光と闇が衝突する。
天界が砕ける。
次元が裂ける。
「目を覚ませ、誠司!」
「目を覚ますのは、お前だ!」
激突。
神罰と黒翼がぶつかる。
「馬鹿な――」
ミカエルの翼が裂ける。
「私の力を超えてくるとは――!?」
俺は両手を掲げる。
炎鎖の炎。 水律の水。 鬼の覚悟。
すべてを融合させる。
【最終奥義】 永遠黒愛
光も闇も飲み込む波動。
ミカエルを貫く。
徐々に世界が崩壊する――。
天界が消える。
地獄が消える。
現世が消える。
無。
その中で、
俺はアーシュを抱き寄せた――。
「誠司……」
ミカエルの身体が光となり、俺の中へ流れ込む。
「……弟よ」
最期の声。
「世界を……頼む」
吸収。
俺の翼が純白に変わる。
黒と白が融合する。
堕天使ではない。
大天使。
俺は新たな創造主となった――。
世界が反転する。
時間が逆行する。
炎鎖が立ち上がる。
水律が微笑む。
鬼が腕を組む。
天界は再構築される。
地獄も再定義される。
現世も再起動する。
新世界、誕生。
俺はアーシュの手を握る。
「今度こそ、離さない」
アーシュが笑う。
「うん」
空は蒼く澄み渡った――。
神話は終わり、そして始まる。
俺とアーシュは――
永遠に。
TRUE LOVE 4EVER。
― 完 ―
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
最後まで頑張って書きました!!!
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以上。
水谷誠司が誰にも読ませず、
高校入学時に破棄されたノートの内容である。
以下、アーシュ達のみんなへのメッセジをどぞ
アーシュ「みんな、見てくれてありがとう
俺と誠司の物語・・・感動して、胸がいっぱい!」
炎鎖「お前ら、ありがとな!
俺のカッコ良さは二十分に伝わったかな?」
水律「最後までお付き合い下さりありがたいですね。死んだ時は少し痛かったです・・・」
鬼「見てくれてありがとうございます!
地獄に来た時は、気軽に声をかけて下さいね!」
及川宝愛瑠「・・・ありがと」ファサ
では、
アーシュ、炎鎖、水律、鬼、及川宝愛瑠、俺「皆さんありがとうございました!」
終
アーシュ、炎鎖、水律、鬼、及川宝愛瑠「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
以上が、水谷誠司が中学二年生から書き始めた、
誰にも見せることのなかった創作ノートである。
高校入学と同時にノートは水谷誠司自らがゴミ箱に破棄した。
読み返すのも恥ずかしい代物だったからである。
その後も水谷誠司は事あるごとに、夢小説を書き続けたが、その多くは読み返されることはなく、忘れ去られるのであった。
無論、この90話全てを水谷誠司は忘れ、
己の作った因果律すらも気が付かないのであった。




