9/48
お弁当交換
お昼になって、
俺とアーシュは並んで座った。
アーシュのお弁当は、
色がきれいで、
ちょっといい匂いがした。
「一口、食べる?」
そう言われて、
心臓が一回、変な音を立てた。
「あ……うん」
アーシュは箸でおかずをつまんで、
俺の方に近づける。
「あーん」
言われた通りに、口を開けた。
近い。
近すぎる。
味はよくわからなかった。
でも、甘かった気がする。
アーシュは笑って、
「どう?」って聞いた。
俺は、
「おいしい……」
って言った。
たぶん、全部が。
(ノートの余白に、小さなハートが大量にかかれる)
(※消しゴムで少し失敗)
次回
「ドキドキ」




