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【完結】俺とアーシュ~TRUE LOVE 4EVER~  作者: 水谷誠司
最終章 俺とアーシュ~ TRUE LOVE 4EVER~

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天界への進撃 ――囚われのアーシュと、黒翼の誓い――

 堕天使となった俺の視界に、新たな情報が流れ込んできた。



【天界監視対象:アーシュ】

【神域封印:対象保護中】



「……は?」



 保護?

 違う。

 封印だろ、それ。



「どういうことだ」

 炎鎖が眉をひそめる。


「天界は“純度の高い魂”を管理します」

 水律が淡々と言う。


「……つまり?」


 俺の声が震える。


「アーシュは天界に囚われています」


 世界が止まった。

 やっぱりな。

 俺のアーシュが、ただ無事なわけがない。


「神どもが……」


 黒翼が広がる。


「お待ちなさい」

 鬼が低く言う。


「天界に攻め込むということは、神域へ干渉することです」


「だからどうした」


 俺は笑う。


「アーシュを取り戻す」


 炎鎖が鎖を鳴らす。


「いいねぇ。神VS堕天使か」


 水律が目を閉じる。


「均衡は崩れますよ」



「崩れてもいい」



 俺は言い切った。



「世界より、アーシュだ」



 その瞬間、空間に警告が走る。



【警告】

天界崩壊=世界構造崩壊

地獄・現世・天界 全滅



「……え?」


 鬼が唸る。


「神域は世界の中枢です。崩せば、全てが終わります」


 炎鎖が舌打ちする。


「派手でいいじゃねぇか」


「良くありません」


 水律が真顔で言う。


 俺は固まった。

 アーシュを選ぶ=世界崩壊。

 世界を守る=アーシュを失う。

 そんな二択、あるかよ。



 だが――



 アーシュの姿が映る。



「誠司……俺、ずっと、待ってるから……」



 笑っている。

 優しい笑顔。



「俺は……」



 拳を握る。



 堕天使の黒翼が震える。



 世界を救うか。



 アーシュを救うか。



 神に挑むか。



 諦めるか。



 今の俺に、そんな選択ができるわけないだろ。



 でも。



「俺は両方選ぶ」



 炎鎖が吹き出す。


「無理ゲー宣言きたな」


「理論的には不可能です」


 水律が即答する。


 鬼が呟く。


「……だから堕天使なのか」


 俺は空を睨む。


「神ども。待ってろ」



 世界も、アーシュも、どっちも守る。



 だって俺は――

 堕天使なんだから。



 黒翼が、天を覆うように広がった。

 赤い空が、ドラマチックに暗転した。



 どう考えてもスケールが急激にインフレしていた。



 だが俺は、本気だった。



 俺とアーシュは

 ~ TRUE LOVE 4EVER~だから――――!!!

次回

「神VS俺!!!」

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