表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】俺とアーシュ~TRUE LOVE 4EVER~  作者: 水谷誠司
超超超超耳袋 俺が全然恐くないシリーズ!!! だって、怖いのイヤじゃん? 夜トイレ行けなくなるし! ホラー映画は基本観ない! 映画なら、たべっ子どうぶつ派!!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/90

超超超超耳袋 拾 ――同じ教室

 横浜市立東中学校で起きた様々な物語を書いていると、読者から次のように思われる方も多くいると思う。


「こんな学校生活で、休みたくならなかったのですか?」


 この生活を長く続けてしまうと、恐怖や混乱はむしろ無い。どこか、日常に溶け込んでしまったせいで、麻痺してしまったのかもしれない。


 しかし、義務教育というシステムに感謝こそすれ、登校拒否をしたいと思うことは一度もなかった。それは、学校という物がそういう怪異を含めた融合体であり、思春期の心や性の揺らぎが日々移ろいながら生きている物と認識していたからだ。


 もし、義務教育中に似たような怪異に一つも出会わなかった時。


 そちらの方が、余程怖いではないか。


 机の上が侵食されること。ノートが入れ違うこと。呪いの噂。よく分からない事情で泣き出す一軍女子。


 こういった日常的な小さな怪異を、一度も体験せずに社会人になっていくのは、怪しい出来事に慣れないまま、異世界へ飲み込まれた日常に迷いこんでしまうのだ。


 そこに逃げ場はない。



 及川西野ペアの停学が明けると、二人は即別れた。

 ばかな。俺が毎日耐えていたあの時間。

 それが無かったことになってしまった。


 更に、一軍達の行動に、にわかには信じがたい事が連続して起こった。


 あれほど桜井を信奉し、男二人で牽制し合っていた一軍男子の一人が及川と付き合いだしたのだ。

 そして、残ったもう一人が桜井とくっついて、夏休みの仲良し四人組が完全復活したのである。


 電車内で浴衣を着、笑い合っていた四人組が何食わぬ顔をして舞い戻ったのだ。


 俺は、仲良し一軍グループが楽しそうに姿を消した途端、クラスメイト数名が机横で話される噂話に、何度も耳を傾けた。


 西野は塾にいる、学外の幼馴染みと付き合い始めた。一人で机に突っ伏して寝ていた。

 存在してるが、今は話しかけない方が良い。


 そんな、ポジションで毎日全員が変わらぬ顔をし、同じ教室にいる。



 俺とアーシュは

 ~ TRUE LOVE 4EVER~だから――――。

次回

「地獄転生!? 俺とアーシュが出会うまで」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ