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【完結】俺とアーシュ~TRUE LOVE 4EVER~  作者: 水谷誠司
UMAを求めて、無駄に散歩してた時期!!!

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59/90

特命リサーチ2010X  河童再び!! 謎の水棲生物の再調査!!!  石崎川を徹底解剖!!!

(重低音BGM)



ナレーション:

横浜市内を流れる石崎川。

都市化が進んだ現代においても、

なお“河童”の目撃証言が報告されている。

我々ファー・イースト・リサーチは、

その真相を科学的に検証する。



現地調査開始



夜。



エージェントアーシュが単独で現地へ向かう。



防水ブーツ。

簡易水質測定キット。

録音機材。



「チーフ、石崎川プロムナード到着しました」



通信の向こうで、チーフ(水谷誠司)が静かに応じる。



「周辺環境を記録しろ」



目撃証言①

“生臭いにおいがする”



ナレーション:

河童伝承には、しばしば“異臭”の記述がある。



エージェントアーシュが水面付近の空気を採取。



「微弱な硫化水素反応。

 水底の有機物分解が進んでいる可能性があります」



チーフ:

「嫌気性細菌か。

 生臭さは自然発生的に説明できる」



目撃証言②

“きゅうりが減る”



ナレーション:

河童はきゅうりを好むという。

エージェントアーシュが袋から取り出す。

きゅうりの浅漬け。(とても美味しそう)



「チーフ、河童はなぜきゅうりを好むとされたのでしょう」



チーフ、少し間を置く。



「水分量が多く、塩分吸収が早い」



「夏場の水辺。

 塩分補給食として理にかなっている」



ナレーション:

きゅうりの95%は水分。

体温調整、電解質補給に適した食材である。



エージェントアーシュが小さな口でかじる。



「……美味しいですね」



チーフ:

「味覚は別問題だ」



目撃証言③

“水面を横切る影”



エージェントアーシュが水中ライトを照射。

一瞬、魚影が走る。



ナレーション:

石崎川には外来大型魚の生息報告がある。



チーフ:

「コイ、ナマズ、ブラックバス。

 夜間は動きが活発化する」



エージェントアーシュ:

「……翼には見えませんが」



チーフ:

「見たい形に脳は補正する」



BGM少し上昇。



ナレーション:

河童は存在するのか。

現段階での科学的結論。



テロップ:

【未確認】



エージェントアーシュが静かに言う。



「チーフ。理屈は通ります」



「でも……」



水面に、波紋。



風はない。



ライトの先、ほんの一瞬。

長い影。



「……今の、魚ですか?」



通信が一瞬途切れる。

チーフの声が遅れて届く。



「記録しろ」



ナレーション:

科学は、説明を与える。

だが、すべてを断定するわけではない。

石崎川に河童がいる証拠は、ない。

しかし、いない証拠もまた、ない。



夜明け。

エージェントアーシュが帰還。



「チーフ。結論は?」



水谷誠司は、四角い眼鏡の奥で静かに言う。



「仮説は保留だ」



「だが――」



右目が、わずかに光る。



「調査は続行する」



ナレーション:

河童は伝説か。

生態学的存在か。

それとも、人間の不安が生み出した像か。

真実は、水面の下にある。



そして静かに。



俺とアーシュは

~ TRUE LOVE 4EVER ~だから――――

(キーボード音と共にフェードアウト)




次回

「特命リサーチ2010X

 心霊体験徹底調査!!!

 横浜市立東中学校の怪異!!!」

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