金曜スペシャル 緊急特番!! 水谷誠司探検隊 極秘ファイル流出! 市立東中学校裏・石崎川に潜むランフォリンクス系水棲怪獣説!!
【極秘ファイル No.UMA-EX-01】
機密区分:探検隊内部資料
発見地点:市立東中学校裏 石崎川
仮称:ランフォリンクス系水棲個体
その夜。
我々、水谷誠司探検隊は、
市立東中学校裏を流れる石崎川にて
異常な波紋を確認した。
風はない。
流れは穏やか。
にもかかわらず――
水面中央に、
円形の揺らぎ。
俺は、息を止めた。
「……来た!」
呪鏡眼が、熱を持つ。
水面の下に、
長い影。
魚じゃない。
蛇でもない。
翼のような骨格。
尾が、長い。
くちばしのような頭部。
「……ランフォリンクスだ――!!!」
翼竜。
普通は空を飛ぶ。
だが。
進化の過程で
水域に適応した個体が
存在してもおかしくない。
地方河川。
人目が少ない。
東中学校裏という
“境界領域”
完璧だ。
アーシュが、小声で言う。
「誠司……あれ、浮いてない?」
水面に、
一瞬だけ現れた背びれ。
いや。
骨のライン。
俺は確信した。
これはUMAではない。
古代種の生き残り。
石崎川は
単なる川ではない。
東中学校地下排水路と
繋がっている。
閉鎖水域。
栄養豊富。
外敵なし。
繁殖可能。
理論は完成した。
その瞬間。
バシャン!!!
水しぶき。
我々、探検隊は、後退した!!!
チャリ転倒!!!
しかし!!
影は、
再び沈む。
証拠は、
波紋のみ。
アーシュは笑った。
「いるね」
怖がらない。
否定しない。
楽しんでいる。
最高の副隊長だ。
【極秘追記】
・河童伝承との関連性未検証
・夜間のみ出現
・赤い眼は未確認
・モスマンとの相関は不明
俺は、川を見つめる。
東中学校。
石崎川。
横浜市西区平沼の余白。
世界は、
まだ説明されていない。
そして。
俺とアーシュは
同じ影を見た。
それだけで十分だ。
俺とアーシュは
~ TRUE LOVE 4EVER ~だから――――
次回
「特命リサーチ201X
横浜市内のUMA目撃情報を徹底検証!!!」




