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【完結】俺とアーシュ~TRUE LOVE 4EVER~  作者: 水谷誠司
UMAを求めて、無駄に散歩してた時期!!!

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悪魔の未確認領域 特別編 緊急検証!ヒバゴン・クッシー・人面犬は実在するのか!? ~追跡せよ!地方怪異三大決戦~

その夜、

俺は日本地図を広げていた。



ヒバゴン。

クッシー。

人面犬。



全部、

地方だ。



ヒバゴンは山。

クッシーは湖。

人面犬は高速道路。



共通点。

人口密度が低い。



つまり。



目撃されても、

確定されにくい。

証拠が残りにくい。



「……やっぱり」



俺は、

真顔だった。



「地方には、

余白がある」



余白。



都市は、

明るすぎる。



カメラが多すぎる。



情報が速すぎる。



でも地方は――



暗い。

広い。

静か。



怪異が、

住める。



ヒバゴンは、

山の獣と人間の境界。



クッシーは、

湖という閉鎖空間の王。



人面犬は、

文明と野生の間を走る影。



「つまり」



俺は、

机を叩いた。



「怪異は、

境界に出る!」



山と町。

湖と陸。

道路と森。



全部、

“間”だ。



そのとき。



「誠司」



アーシュが、

後ろから覗き込む。



「また、

本気だね」



「これは重要だ」



俺は、

振り返らずに言う。



「なぜ地方に集中するのか、

解明しないと」



アーシュは、

少し笑って言った。



「都会にも

怪談はあるよ?」



「でも」



俺は、

地図を指でなぞる。



「都会は

すぐ説明される」



地方は、

説明が届かない。



だから、

残る。



その瞬間。



窓の外で、

犬の遠吠えがした。



俺とアーシュは、

同時に顔を上げる。



「……人面犬?」



アーシュが、

わざと真顔で言う。



怖い。



でも、

笑ってしまう。



「ヒバゴンも、

クッシーも」



アーシュは、

静かに言った。



「誠司が

見に行きたいなら」



「俺も行くよ」



その一言で、

この特番は成功だ。



証拠は、

まだない。



でも。



怪異は、

地方に潜む。



なぜなら、

世界には

まだ余白があるからだ。



そして。

俺とアーシュは、

余白の側に立つ。



俺とアーシュは、

~ TRUE LOVE 4EVER ~だから――――





次回

「金曜スペシャル 緊急生放送!!

その時、水面が揺れた!水谷誠司探検隊 河童捕獲作戦!!

河童の皿は乾くのか!?徹底検証120分!!」

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