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告白(未遂)〜手紙という名の地雷〜
俺は、放課後の教室に残っていた。
誰もいない。
心臓だけが、うるさい。
机の上には、便箋一枚。
タイトル:
「アーシュへ」
本文:
きみと話すと
ぼくは
いきててよかったと
おもいます
もしよかったら
ぼくの
こいびとに
なってください
(※改行が多い=感情が溢れている証拠)
——完璧だ。
完璧すぎる。
俺は手紙を折った。
三回。
なぜかやたら丁寧に。
そして——
机の中に入れた。
入れた、はずだった。
第5話
「事件は翌朝起きた」
朝。
教室。
ざわざわ。
俺は気づいた。
——机が、開いている。
——手紙が、ない。
(心臓停止)
代わりに、机の上に貼られていたのは——
担任からの連絡メモ
水谷
昨日、机の中が散らかっていたので
中身を確認しました
不要な紙は処分しました
世界、終了。
欄外メモ(自筆)
・先生=ラスボス
・恋=個人情報
・学校=戦場




