狙われた学園!? 悪魔の十字架――
(※ハートがたくさんかかれる)
俺は、
アーシュの膝の上にいる。
「……落ち着く?♡」
アーシュが聞いてくる。
「……まあ、な……」
本当は、
めちゃくちゃ落ち着く。
でも、
言わない。
アーシュの指が、
俺の前髪をいじる。
くすぐったい。
「やめろって♡」
「やだ♡」
即答。
ずるい。でも、かわいい♡♡♡
俺が少し動くと、
アーシュは笑って、
今度は首の後ろを軽く触る。
「……っ!」
「反応、
いちいち可愛いな♡」
言うな。
俺は、
顔を横に向ける。
「……見るなよ」
「見ーる♡」
「見るなって」
「見ーる♡♡」
このやり取り、
何回目だ?
アーシュは、
俺の頭を撫でる。
ゆっくり。
優しく。
「さっきさ」
「ん?」
「誠司が前に出たとき、
本気で安心した」
胸が、
少しだけ跳ねた。
「……当たり前だろ」
「そういうとこ♡」
アーシュは、
楽しそうに言う。
俺は、
膝枕のまま、
小さく息を吐く。
右目も、
祟り神も、
今日は静かだ。
今は、
この時間でいい。
アーシュが、
またくすぐってくる。
「ちょ、
だからやめろって!」
「はいはい♡」
やめない。
旧校舎に、
意味のない笑い声が落ちる。
(※ハートがさらに増える)
世界を救う話は、
今日は休み。
今はただ、
俺とアーシュの
放課後。
……それだけで、
十分だと思った。
(※ページの端までハート)
俺とアーシュは TRUE LOVE 4EVERだから――。
次回
「闇の調理実習!? 家庭科室は毒の味!!!」




