酒と涙と男と伝説へ…
朝、目を開けたら、
俺のベッドが狭かった。
というか、
狭すぎた。
俺の周りに、
俺達 team TRUE LOVE 4EVERが、
なぜか集結していた!?!?!?
誰も、
ぎゅうぎゅうにくっついてはいない。
でも、
近い。
「……おはよう、誠司」
アーシュが、
一番端で言った。
かわいい少年は、
毛布を少し引き寄せて、
「寒くて……」
と小さく言う。
生意気な少年は、
腕を組んだまま、
視線をそらしている。
「べ、別に……
寝る場所、なかっただけだ」
みんな、
なぜか遠慮がちだ。
少しずつ、
言い訳みたいに、
口々に言い始める。
「誠司、
安心しそうだし……」
「一人で寝るの、
寂しいかなって……」
「兄貴、
嫌なら、すぐ戻る」
困った。
みんな、
俺と寝たいらしい。
でも、
どうしたらいいかわからない。
俺は、
頭をフル回転させた。
そして、
ひらめいた。
「……じゃあさ」
全員が、
俺を見る。
「日替わりで、
一緒に寝ればいいじゃん」
一瞬、
沈黙。
それから。
「……それ、賢いな」
アーシュが言った。
かわいい少年は、
「平等だね」
って笑う。
生意気な少年は、
「兄貴、天才かよ」
と照れた。
それで、
決まった。
仲良く、
みんなで寝よう。
(※何も起きない)
毛布を少し広げて、
距離を保って、
ちゃんと安全。
俺は、
すごく眠くなった。
こういうのも、
冒険の一部だと思った。
ノートの余白に、
小さなベッドと
たくさんのハートを描いた。
(※平和)
そして、
今日も伝説は続く。
何も起きないまま。
それが、
一番いい。
次回
「カモン・ベイベー・伝説へ…」




