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それって貴方の、伝説へ…
俺とアーシュ、
かわいい少年、
生意気な少年、
俺達 team TRUE LOVE 4EVER。
活火山地帯を進んでいると、
地面から湯気が立ちのぼっていた。
「……あれ?」
近づいてみると、
そこは温泉だった。
岩に囲まれていて、
湯は白くて、
音がやさしい。
いやいやいや!
見えそう。
でも、見えない!
いや、見えなくて良い。
見えたら大変だから――――!♡!♡!♡!♡
(※ハートがいっぱい)
アーシュが咳払いをして言う。
「順番、決めよう」
それだけで、
場の空気が落ち着いた。
かわいい少年は、
湯加減を確かめて、
「ちょうどいいよ」
って教えてくれる。
生意気な少年は、
腕を組んで、
「修行だな」
とか言ってる。
俺は、
足だけ入れてみた。
あったかい。
体の疲れが、
すっと抜けていく。
火山の赤い岩と、
白い湯気と、
静かな音。
誰もふざけない。
誰も騒がない。
ただ、
一緒にいる。
アーシュが言う。
「こういう時間も、
冒険だな」
俺は、
何度も頷いた。
温泉は、
体を休ませる場所。
心も、
同じだった。
ノートの余白に、
湯気とハートを描いた。
(※湯気がうまく描けなかった)
そして、
俺達はまた歩き出す。
伝説は、
ちゃんと続いていく。
次回
「バキバキ伝説へ…」




