前へ目次 次へ 10/23 ドキドキ 帰りのバスは、行きより静かだった。 みんな疲れていて、 話し声も少ない。 俺とアーシュは、また隣の席だった。 窓の外を見ていたら、 急に、肩が重くなった。 アーシュが、俺にもたれかかっている。 寝てる……。 長い睫毛が、動かない。 呼吸が、近い。 動いたら起こしてしまいそうで、 俺はそのまま固まった。 心臓が、うるさい。 でも、アーシュは安心した顔で眠っている。 この時間が、 ずっと続けばいいと思った。 次回 「俺、死す!!!!!!」