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俺とアーシュ 〜T R E U L O V E 4 E V E R〜
※中学二年生・水谷誠司(当時)のノートより
※ハートは全部手描き
※消しゴムで消した跡がベコベコ
俺の名前は水谷誠司。
どこにでもいる、
ちょっと影のある普通の中学生だ。
でも——
俺には誰にも言えない秘密がある。
それは……
アーシュが好きだということ。
アーシュはクラスで一番かわいい。
いや、かわいいとかじゃない。
運命さだめ――――なんだ。
俺とアーシュは
前世でも、来世でも、
TREU LOVEでつながってる。
「誠司……」
放課後の校舎裏。
夕焼けが俺たちを赤く染める。
「アーシュ……俺……」
言葉が、出ない。
胸が、苦しい。
でもアーシュは微笑んだ。
「わかってるよ。誠司の気持ち」
——その瞬間、
世界が止まった。
俺たちは
唇が、0.3センチまで近づいた。
(※ここでページ終わり)
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第2話
「キス……しても、いい?」




