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大惨事

倒れる和也さん。銃を構えるイブキ。突然の出来事に私は固まっていた。すると、


「貴様何をする。」と和也さんは震えた声でそうこぼし、


「何って?お前を今から殺すだけだが?」と再びイブキは引き金を引こうとした時、


まーちゃんが銃口を掴んだ。そして、


「お前何やってんだよ❗️」とイブキを殴り倒した。がイブキはあっさりと立ち上がった。


「は?私いまマジで殴ったんだぞ?何簡単に起き上がってんだ?」と驚くまーちゃんには見向きもせず、イブキは再び銃を和也さんに向けた。


パーン❗️それは一瞬だった。イブキが銃を構えた次の瞬間には志保ちゃんが銃を弾いていた。そして、


「いい加減にして下さいよ。」と言って、イブキにチョークスリーパーで意識を落とそうとしていた。


……まぁ普段は止めるけど今は仕方ないか。と思っていたら、イブキが志保ちゃんチョークスリーパーを無理矢理こじ開けて、


「お前ら邪魔すんじゃねぇよ‼️コイツはウサギ先輩の大切な貞操を奪おうとしたんだぞ‼️それを見逃せってのか?俺には無理だね‼️俺はコイツも‼️そこに倒れてる男達も‼️全員殺す‼️」とイブキが言ったのだ。


いや確かにその奪われそうで、凄い怖かったけどさ。結局奪われてないから許してあげてくれないかな?と考えると、


「ウサギ先輩すいません。いくらウサギ先輩が許しててもこればっかりは無理です。俺厄介ファンなんで。」と言い、弾かれた銃を再び拾った。


いやマズイマズイ❗️止めないとと思っていると、


「ダメだよ。あーちゃん。」とゆりりんが私を後ろから抱きしめて来た。そして、


「私はイブキさんの意見に全面的に納得してるの。だから、邪魔はさせないよ。」と言って来た。


いやいやヤバいって。マジでと思い、


「まーちゃん❗️志保ちゃん❗️もう一回イブキの事を止めて❗️」と叫んだのだが、


「悪いあかり。私もコイツの話聞いて目が覚めたわ。コイツらは殺さないとダメだわ。」


「すいませんウサギ先輩。私もやっぱ我慢出来ないです。でも私は殺しはしないので安心して下さい。死んだ方がマシと思う拷問を一生するだけなんで。」


ヤバいヤバい❗️2人とももうダメだ。どうしよう。と思いながら念の為おじいちゃんの方を見てみた。すると、


「全員そこをどくんじゃ。とりあえず跳ねる。」とイブキの車の運転席に座り、和也さん達を跳ねようとしていた。


え?ここ地獄?どうしよう?と焦っていると、


「愛されてるね。」と春華さんが私の横に来た。すると、


「誰ですか?あんまりあーちゃんに近づかないで欲しいんですけど?」とゆりりんは敵意剥き出しだ。だが春華さんは全く焦らず、


「あのままじゃマジで殺しそうだね。まぁでも安心して、全員貴方の大切な人なんでしょ?捕まらないようにしてあげるから。」と既に殺した後を見据えて話している。


いやいやそういう話じゃ無いよ。ダメだってどうすれば良いの?と混乱していると、


「とりあえず死ねよ元凶。」とイブキが銃口を和也さんの額に押し付けてる。


ダメ。流石にそれは駄目だ。私は、「樹‼️辞めてって言ってるじゃん‼️」とイブキの事を本名で呼んだ。すると、


「名前呼びは恥ずかしいんで辞めて欲しいって言ったじゃ無いですか。」と私の方を向いてきたので、


「ねぇ和也さんの事殺さないで?私はさ、この通り無事だからさ。ね?だから落ち着いて?」と声を掛けたのだが、


「無理ですよ。俺にコイツを殺さないなんて。今回はたまたま助かりましたよ。でもコイツはクズです。絶対にまた同じ事をします。だから今始末しないと行けないんですよ。」と冷静に言った。


いやまあ否定はしないよ?でもさ?殺しは駄目じゃん。もっと平和的な方法を考えようよ。と訴えたいがもう何を言っても無駄かも知れない。と私は半分諦めてしまっていた。


だけどさ。やっぱり和也さんには恩がある。最低最悪なゴミ野郎だけど。何処にも居場所が無かった私に居場所をくれた。まぁクビにされたんだけどさ。と思いながらゆりりんの拘束が緩くなっていたので飛び出して、


「私のお願い聞いて。」と社長の目の前に立った。


すると、「………………分かりました。」とイブキは銃を下げてくれた。そして、


「でもケジメは付けます。」


……え?その瞬間私は、イブキに軽く。本当に軽く押し出された。そして、


再び銃声が鳴り響いた。


和也さんの……えーと。…その。えーと。大切な所をイブキが打ったのだ。


和也さんはあまりの痛さに悶絶して気絶した。


……え?と私が沈黙してると、


「あははははは‼️お前やるじゃねぇねぇか‼️これでこのバカが性欲を満たす事は無くなったじゃねぇか‼️せっかくツラだけは良かったのに‼️息子がそれじゃあ女遊びも出来ねぇじゃん。」とまーちゃんが大爆笑してる。他の子達も笑ってる。


いや笑い事じゃ無いよ?と私がとりあえず救急車を呼ぼうとすると、


「ウサギ先輩。俺は責任を取ります。斎場イブキはVtuberを引退します。そして、自首します。」と言うのだった。

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