忠告と訪問
とりあえず私はお風呂に入った。まーちゃんがいるからお風呂に入るのを後回しにしようかと思ったが、私の汗だくの格好を見て、エッチとか言ってきて身の危険を感じたので私はお風呂に入っていた。まーちゃんがゆっくりでいいと言ってくれたから、ダンスで疲れた体を癒すようにしっかりと長湯して来た。そしてお風呂から上がると、
「お風呂上がりもやっぱエッチだぜ。」と先程みたいに動揺はしてない感じでまーちゃんは言ってきた。
お風呂上がりがエッチ。それはまぁ分かるかな?と思いながら、
「それでまーちゃん?いったいこんな時間に何の様なの?」とまーちゃんに質問をした。すると、
「二つ言いたい事があるんだけどよ。一つはまず、私のマネージャーを助けてくれてありがとう❗️」とまーちゃんは私に頭を下げてきた。私は、
「いいよまーちゃん。頭を上げてよ。まーちゃんのマネージャーさんがあんな事されたのも私のせいなんだから。」と言ったが、
「あかりは悪くねぇよ。悪いのは全部あのクソ野郎何だからよ。」と言ってる。
うん。まぁそれはそうだけど。思っていると、
「まぁまだ回復してねぇけどよ。回復したらそん時は礼がいいてぇって言ってからよろしく頼むぜ。」と言った。そして、
「今日VSTARで急遽全体会議が行われた。」と告げた。
全体会議?それってどういう事?とまーちゃんの方を向くと、
「奏いや、今日、寿なのはのチャンネルでVtuberが新しくデビューするって告知があったじゃねぇか。その中でVtuber三代禁忌の白糖トバリと全く同じ容姿のVtuberがいた。それで世間は大騒ぎ。あ、あかりのはシルエットしか出てないから大騒ぎになって無いぜ。」と告げた。
なるほど。奏さんのチャンネルでの告知で世間が大騒ぎか。これはいい調子だな。と思いながら、どんだけ引っ張るの?とも思った。私だけシルエットってと思っているとまーちゃんが続きを話そうとしてたのでまーちゃんの方を向き直した。私が向き直すと、
「そんでその大騒ぎの中社長は言った。【全メンバー直ちに本社に集合しろ。】ってな。んで海外メンバーも全員集まっての会議があってそれが今さっき終わったから報告しに来たんだけどよ。マジでだるかったぜ。」とまーちゃんは話した。
どんな話だったの?と聞こうとすると、
「まぁ要するに全力で叩きのめせだな。」とまーちゃんが答えた。
全力で叩きのめせか。意外だな。社長の事だから、何か裏工作でもしてくると思っていたけど、Vtuberとしての実力で叩きのめせそうとするなんて、と思っていたが、
「あー勿論その話もあったぜ。てかその話があったから私はこんな時間まで話し合いに参加させられてたんだよ。」とまーちゃんが語った。
その話もあったか。やっぱだよね。社長クソだもんな。と思いながらどんな話をしたのか聞く事にした。すると最低な答えが返って来た。
「とりあえず殺し屋を雇うから金を寄越せって言って来たぜ。」
……いやアウト❗️アイツそこまでするの?いやいや流石に人としてライン超えすぎでしょ❗️ビビったわ。と驚いていると、
「まぁその反応が普通だよな。まさか平気で殺すとかいう言葉が出るとは思ってなかったから全員驚いてた。そして、殺しは止めようと全員が言うと、【そこまで言うなら辞めてやろう。ただし今月の給料は全カットだ。】ってな。」
せこいなー。マジで。本当に嫌な奴だな。と私は心底うんざりしていた。
「んでまぁ結局さ。そっから色々話してよ。流石に殺しは駄目だけど、攫っちまうって方向に落ちたいたんだよ。」とまーちゃんは教えてくれた。
攫うか。そっかどうしようかな。と悩んでいると、
「まぁ私が言えんのはこんくらいか?とりあえず気をつけてくれよ?私はあかりのデビュー待ってるんだぜ?友人として何より最愛の推しとして。私に出来る事があったら何でも言ってくれよ。」と言いまーちゃんは帰っていた。そして、
再びチャイムがなり、今度はゆりりんが来た。何?と思っていると、
「真白さんから話は聞いたと思うんだけど、社長は真白さんが帰った後に再び私達を集めてとんでもない事を言ったの。」と言って来た。
まーちゃんが帰った後に?いったい何を言ったんだ?と身構えていると、
「運営に圧力を掛けてチャンネルを消すって言ったの❗️」と教えてくれた。
おい❗️辞めろよ。それは反則だろ。しかも、結構現実的だな。社長の持つ権力ならそれくらい出来るぞ?ヤベどうする?と悩みいい案を思いついた。
社長より権力ある人にお願いすれば良くね?
そう社長より権力を持ってる人なら社長の暴挙を止めれる。春華さんならやってくれるかも。という事で後で春華さんに連絡しよう。と思っていると、
「解決出来るみたいだね。良かった。じゃあデビュー待ってるね。」といいゆりりんも帰っていった。
そしてまたインターホンが鳴った❗️もうマジで何なの?と思い扉の前に立つと、
「俺だ開けろ」扉の前には社長が立っているのだった。




