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厳しい特訓

電話があってから光さんの訪問はすぐだった。私が再び準備運動をして、ストレッチをしていると、直ぐにインターホンがなった。私が直ぐにドアを開けると、


「さてと。じゃあ始めようか。」と久しぶりの再会なのに挨拶も無く、私の手を取りダンスルームまで連れて行かれた。そして、


「じゃあ踊ろうか。」と唐突に言い出し音楽を流し出した。


え?もう?早い早い‼️と焦ったが音楽を止めてくれる気がしなかったので私は、音楽に合わせて踊った。そして踊りきると、


「うーん。だいぶ腕が落ちたね。」と光さんは踊りきった私をみてそう呟いた。そして、


「勿論下手っていう訳じゃないよ。実際そのくらいのダンスで表に出す子もいる。」と別に下手じゃ無いとフォローも入れてくれた。


確かにこのダンスで投稿しても最低限の評価は得られると思う。でも、


「でも君はこの程度で満足する子じゃ無いでしょ?」と私が思ってる事を光さんが言ったのだ。そして、


「君は人に観て貰うなら完璧を追求する子だ。1番だったのに関わらず君は誰よりも努力をしていた。だから君は、追い抜かれる事なく常に1番だった。」と急に私の事を褒め出したのだ。


……面と向かって言われると恥ずかしいな。人に褒められるのには慣れてる筈なんだけどな。と思いながらも、光さんの言葉は続いた。


「まぁ今回私は、君がどう言った形で再び表に出るのかは知らないけど、真面目で努力家な君のことだ。完璧に仕上げるだろ?」と言われたので頷くと、


「よし分かった。私が君を再び鍛え直してやる。前と同じいや、前以上に鍛えて上げよう。かなり厳しいから覚悟するように。」と言ってきた。


前以上か。これは気合い入れ直さないと。と私は根性を入れ直し、光さんとのダンスレッスンが始まった。


そして、5時間後「ハァハァハァハァ‼️」私は大汗を掻き、息が大きく乱れていた。


いやキツい‼️あれか私は、5時間ノンストップで光さんからのダンスレッスンを受けていた。そんな私を見て、


「もう疲れたのか?私なら3日は寝ずに踊る事が出来るぞ?」と頭のおかしい事を言ってるが、これはガチだ。


光さんのチャンネルで72時間踊ってみたという耐久動画を出しているからマジなのだ。つまりイカれてるのだ。とまぁ失礼な事を考えながら、


「少し休憩とか貰えませんか?」と私が懇願すると、


「駄目だ。後3時間したら休憩していいぞ。」と言い光さんは再び音楽を流し出した。


クソ❗️と思いながら私は再び3時間ノンストップで踊らされてしまった。そして3時間経ち、


「………………………………」私は燃え尽きていた。そんな私を見て、


「まぁまぁ最初よりは良くなったね。」とは光さんは私に言い、


「それじゃあ休憩しながらでいいけど、今から駄目だった所を495個言うからしっかりと覚えてね。」と言い出した。


あーもう休んでる暇が無い❗️私は急いでメモ帳を取りに行き、光さんが指摘して来た495個をメモに書き取った。そして、


「じゃあ休憩は終わりだ。今まではひたすらダンスを踊って貰ったけど今からは違う事をしてもらう。」と言い、


逆立ちを始めた。


???私が困惑していると、「今からは私がした動きと全く同じ事をして貰うから。最初はゆっくりするけど、どんどん早くするから。」と言い出した。


え?光さんと同じ動きを?と思ったが考えている時間はない。光さんは逆立ちしてる状態から腕の力だけで飛びそのまま立ち上がりその場で3回バク転を披露し、そこからブレイクダンスを始め頭だけで逆立ちをしている。


え?いやキツイってと思っていると、


「早くしないと次の動きに行くよ❗️これは君の新しい楽曲のダンスの動き何だから早く覚えるよ❗️」と言われた。


は?ラストパンジーさん頭おかしいの?私の今までのダンスでもこんな激しい動き無かったよ❗️と思いながらも、自分のダンスなら仕方ないと光さんの動きを私は真似した。


私が頭で逆立ちまで行くと、光さんはもう次の動きに行ってる。ヤバい早く追いつかないと❗️と私も光さんの動きに連動するように動いた。動いた。そして、


「オウェェェェ」うん。吐いてしまった。あまりのキツさに私は吐いてしまったのだ。そんな私を見て、


「初日からよく頑張ったな。流石は私の一番弟子。今日はここまでだ。また3日後に来ると言いたい所だが、もう一ヶ月も時間がないみたいだからな。それまでに完璧に仕上げる為に明日というか、今日も教えに来るぞ。それまでしっかりと休んでいるように。」といい光さんは帰宅して行った。


ま、まさか日にちが変わるまで練習するとは思わなかった。キツイ。体中が痛い。筋肉痛だ。と、とりあえずお風呂に行かないと。頑張って体を動かしてお風呂を沸かしていると、インターホンが鳴った。


誰だ?こんな夜中に。私体ボロボロなんだけど、と思っていると、


「私だ開けてくれ。」とまーちゃんの声だった。


まーちゃん?何で?と思いながらもまーちゃんならいいかと思い扉を開けると、


「え?え?何でそのそんなエッチな感じなの❗️」と恥ずかしそうだけど、興奮してる反応をまーちゃんは私に見せた。


この汗だくの格好がエッチ?まーちゃんってちょっと特殊か壁なのかな?と私は思うのだった。

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