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ダンスも練習

そしてうさウサギだにゃわーん。を今度こそ最後まで歌った。歌い切ると、


「「「「ありがとうございます‼️」」」」と志保ちゃん達から言われ、


「やっぱりあかりちゃんと言えばこれだよね。歌ってるあかりちゃんは輝いてるよ。」と嬉しい事を言ってくれた。そして、


「喉が痛いです。」と私は自分の喉の調子の悪さを口にした。


まぁ仕方ないよね。久しぶりに歌ったし、無駄に広いホールだったから声を響かせようとしたら痛くなっちゃった。という事で私は、


「今日はとりあえず帰ります。私個人のデビュー曲はもう完璧なので、全体のデビュー曲の練習は明日以降しましょう。」と言って事務所を後にした。


ちなみに志保ちゃんがついて来ようしたが、「曲を完璧に覚えるまで逃さないよ?」と日向さんに捕まっていた。


そして私が愛さんと一緒に帰っていると、


「そういえば連絡来てたよ。」と愛さんが言い出した。


連絡何の事だ?と思っていると、


「ダンスの振り付け。」と言って来た。


あーダンスの件か。そういえば愛さんがダンスの振り付けを作ってくれる人探すって言ってたけ?と思いながら、


「どんな人ですか?」と質問すると、


「毎度恒例の人と言った。」毎度恒例?いやいや駄目でしょ。だってあの人私専属であると同時にVSTAR専属じゃん。だから無理でしょ‼️と思い


「流石にラストパンジーさんにお願いするのをどうかと思いますけど。」と言うと、


「いや私も勿論そのつもりだったよ?だから、誰か人を紹介してくれないかって連絡したら、私がやるって言い出したの。」と愛さんは言ってるが、


いやいやそれでも断らなと駄目だよ。と言おうとしたら、


「それで私が流石にそれは、って言ったら、じゃあ名義を変えて、新人振り付け師として振り付けをするって言ったの。」と話してくれた。


………………アリか?いや。うーん。まぁアリかもな。と無理矢理自分を納得させて、


「ちなみに何て名義で活動するって言ってました?」と聞いてみた。すると、


「スターティングパンジー。」と教えてくれた。


………………セーフか?まぁ考えても仕方ないか。とりあえずは考えるのを辞めよう。そして、私は自宅に帰り着いた。


家に付き、スマホを見ると、日向さんから動画が送られて来ていた。そこには、歌っている志保ちゃんや、南さんと葵さんが写っていた。


三人とも頑張っているな。私も喉を痛めて、休んでる場合じゃない。そう思った私はダンスの練習をする事にした。


とはいえダンスの練習は中々一人で出来るものじゃ無い。いつもはダンスレッスンは、VSTARのスタジオに行き、先生に教わるか、私の家に専属だった、ラストパンジーさんの妹で、若くして、世界的スター。ダンス界の超新星と言われている、一条光さんに直で教えて貰うかのどっちかだった。


前者は不可能なので、私に残されさた選択は光さんを呼んでダンスを教わるかだ。光さんに関しては、社長が圧力をかけた程度でどうにかなる訳じゃ無いから別に頼んでもいいかも知れない。一つ問題があるとするなら、


私の体がなまりきっているということだ。だってVSTARを辞めてからダンス何て一回も練習して無い。勿論辞めてから、体重が急激に増えたとかは無いし、毎日していた、ストレッチを辞めたりもして無いし、家に作った小さなジムで毎日運動はしてる。だから体力が落ちたという事は無いが、ダンスは前みたいには出来ないと思う。


光さんは、「ダンスの動きは一つ一つが芸術です。休めば休んだだけその芸術は失われる。だから継続する事が大事。」と言って、週2〜3回くらい忙しい筈なのに私に教えに来ていた。


つまり、今の私に前みたいな動きは出来ないという事だ。試しに私は、一つダンスを踊る事にした。私の楽曲の中では1番簡単なダンスだ。私は歌いながら踊った。そしてその様子をカメラに納め、動画を確認すると、


酷かった。自分で言うのも何だが私はかなりダンスが上手い。しかしこの動きでは、駄目だ。何と言うかキレがないというか、言葉にするのは難しいが酷い。


光さんの言う通りだな。と思いながら私は悩んでいた。光さんに連絡をするべきなのかを。私が猫犬ウサギを辞めた時、


「今まで私にダンスを教えてくれてありがとうございます。もう踊る事がないから、光さんに教わる事は無いと思いますけど、また機会があれば教えて下さいね。」と言っていた。それに対して、光さんは、


「勿論いいよ。君の為なら私はいつでも時間を作るよ。何たって君は、私の一番弟子だからね。」と言ってくれていた。


よし連絡しよう。そう思い光さんに電話を掛けると、


「そろそろ連絡来ると思ってたよ。お姉ちゃんにダンスの振り付け依頼したんだよね。」と私の電話を待っていたという感じできた。


まぁ兄弟中いいから話がいくか。と思いながら、


「私のなまった体を鍛え直して下さい。」


「勿論いいよ。だって君は私の可愛い1番弟子だもん。」と言い、


「じゃあ今から行くから体あっためといてよ?」と言って電話を切られた。


よし準備運動するか!

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