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練習

そして私達は、私が優奈さんから貰った家、いやVchuの事務所に向かった。私がどうしてこうなったかを手短に話すと、


「七色柚葉はお金持ちだったのか。」と南さん、


「菜花魔白に会いたかったな。」と葵さん。


二人とも変なとこに反応するなと思っていると、


「「で?七色柚葉は殺してもいんですよね?」」と言い出した。


あっやっぱそっちの反応もあるんだ。と思いながらも、


私が許したから何もしないで言うと二人はあっさりと引いてくれた。


そんなこんな説明していると、事務所に着いた。事務所に到着すると、


「すごい。私がいた所の事務所とは大違いだよ。」と驚く南さん、


「私がいた事務所はもっと、ボロくてカビ臭かった。」と前の事務所を悪く言う葵さん。


南さんに関してはいいが、葵さんは駄目でしょ。ラブランドの事務所、かなりオシャレだったじゃん。と以前訪れた時の話をすると、


「あれは。猫犬ウサギを招く為に作られた、ウサギちゃん専用事務所。本当の事務所はもっと小さいし汚いです。」と葵さんが言ったのだ。


え?マジで?そんな事あり得るの?流石に冗談でしょ。と思っているのに、葵さんの顔がガチだ。


本当何だ。とかなり驚いていると、


突然一台の車が走って来た。


今度は何?と思っていると、車から降りて来たのは、日向さんだった。


あーなるほど。日向さんいや、蓬莱ヒビキは自分が作った曲は自分が指導するって公言してたっけ?私の場合はそんなの無かったけど。と思っていたら、日向さんが私に向かって走って来たので避ける事にした。


「避けないで下さいよ。」と言ってるが、私の方が身長が小さいのだ。受け止めれず倒れ込んでしまうのは嫌だから仕方ないよね。と思っているが、それを言ってしまえば、日向さんが重いみたいになってしまうので、


「わ、私からしたかったんですよ。」と嘘を付き、軽くハグした。


そして日向さんは倒れた。


……やりすぎちゃった。と思いながらも日向さんを志保ちゃんに運んで貰い、優奈さんから貰った事務所のざっくりした地図を頼り、私達は、音楽と書いてある場所に向かった。


そして着いた場所は、ホールだった。


うん。バカなの?何でホール何て作ってるんだよ。と思ったが、せっかく優奈さんがくれたんだ。文句を言うのは辞めよう。と思い、練習しないとな。と思い、日向さんを起こす事にした。


「日向さん起きて?ウサギ寂しい。」と耳元で囁くと、


「最高の目覚めです。」と言ってあっさり起きてくれた。


そしてホールを見ると、


「えー。こんな感じか。しかも無駄に広い。私が今まで出した楽曲のメドレーを披露して、満席になったホールと同じくらいじゃん。」とずいぶん懐かしい話をしていた。


そんな事もあったな。と思っていると、


「私も聴きに行ってました。最高でした‼️」と南さんが言っていた。


まぁ、フェアリーズは音楽に力入れてから、音楽関係のトップに立っている、蓬莱ヒビキはやっぱ憧れか。


と思っていると、


「とりあえず今の皆んなの実力が知りたい。」と日向さんは言い出した。


実力が知りたい?どゆこと?と思っていると、


「歌って欲しい。」とマイクを差し出してきた。


今から歌えって事?まぁ実力を見るなら、歌うのが1番分かりやすいか。と納得して、私が誰から歌う?と聞こうとすると、


「私が最初に歌いたいです。」と南さんが言った。


まぁ南さんがそう言うなら、と言う事で南さんがマイクを受け取り、


「それでは歌います。天道ミカの代表曲。天上天下蜜柑独尊‼️」



……………流石に上手いな。と私は素直に関心していた。流石は、5000万再生された歌だ。生で聞けて感動だよと思ってたのに、


「まぁ84点って所ですかね。次。」と日向さんはめちゃくちゃ冷たい。


そして、次は葵さんがオリ曲の神楽・魔神楽を披露したのだが、


「まぁやっぱダンス特化だからね。51点。次。」やっぱりめちゃくちゃ冷たい。


で次は、志保ちゃんが歌うのだが、志保ちゃんにはオリ曲が無い。だから、私の曲を歌うみたいだ。


歌う曲は、私の最初の曲でうさっとウサちゃん。正直私も歌った回数はダントツで少ない。結構恥ずかしいのだ。と思いながらも志保ちゃんの歌声を聴く事にした。


……結果。恥ずかしい。志保ちゃんが歌っているが、やはりこの曲は恥ずかしい。でも志保ちゃんの歌は上手だった。と私は思ったが、日向さんはどうかな?と思い日向さんの方を向くと、


「まぁ流石だね。92点。じゃあ最後にお願いします。」と志保ちゃんには高評価を言い、私にマイクを渡して来た。


……まぁやっぱ歌うならこれだよね。私の代表曲というか、1番再生数の多い曲。もう二度と歌うことのないと思ってた曲。うさウサギだにゃわーん。


そして私はマイクを取り歌った。


しかし歌はすぐに止まった。歌い始めた瞬間全員号泣。


「まだぎげでよがっだぁぁぁぁ」「いぎででよがっだよぉぉぉぉぉ」「なまうだぁさいごぅすぎるぅぅぅぅ」「やっばこれがいぢばぁんだょぉぉぉぉ」


…………何か歌い損ねたな。家帰ったら防音室で歌おう。







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