新しいスポンサー
え?出資したい。春華さんが私に?と驚いていると、
「何驚いてるの?貴方にはそれだけの価値があると言うのに?」と春華さんは少し呆れた様子で言ってきた。
私にそれだけの価値があるか。……本当にあるかな?そりゃ猫犬ウサギにはそれだけの価値があったかも知れない。でも今の私は、まだデビューもしてないからどうなるかなんて分からない。だから優奈さんの時も思ったが期待に応えられるか分からなくて不安だ。と思っていると、
「何で貴方はそんなに自信が無いの?」と言われてしまった。
自信が無いか。別に自信が無い訳ではない。だって私が今も猫犬ウサギならこの話は自信を持って承諾出来た。でも今のは私には世界一の肩書は無い。無名の私が背負うには重すぎる。と思っていたら、
「肩書があれば自信が持てるか。そんな事考えた事ないな。好きな事は誰にも負けないくらいに極められたし、好きじゃない事でも、弟や妹に負けないくらいには極めれた。自分が凄いとしか思った事ないな。まぁ私が持ってる肩書が凄いからそう思えるのかも知れないね。」と何やらスケールの違う話をしてる気がするので、
「とりあえずその話は、私のマネージャーである愛さんにした方がいいと思うですよね。だから別荘に戻ってから話しましょう。」と言うと、
「それもそうだね。」と案外あっさりと理解してくれた。
そして別荘に戻ると、
「あかりさんおかえりなさい。」と杏奈さんが出迎えてくれた。
…………え?一瞬何これ?と思ったが、後ろから、
「ウサギちゃんだ❗️おかえり❗️」と凛ちゃんが元気よく現れた。
そういや凛ちゃんの前ではしっかりとしたお母さんを演じるんだったけ?と思いながら軽く挨拶をして、愛さんの元に向かい、
「愛さん難しい話。後お願いしてもいい?」と愛さんに丸投げする事にした。そして、愛さん達を別室に案内し私は、美穂さんとお話をする事になった。
美穂さんは、「置いてくなんて酷いよ。」と言っているので、とりあえず無視して、
「所で総理?2人のマネージャーは今どういった状態ですか?」と総理に尋ねると、
「マネージャー?あー、菜花魔白と天川雷子のマネージャーね。勿論助けたよ。ただあまりいい状態とは言えないかな。」と教えてくれた。
そして、「あんま私も言いたくないけどさ、あれは酷いよ。だってあんな劣悪な環境で働かされて、周りは男。抵抗しても勝てないんだからね。正直廃人の一歩手前って状態だよね。」と話してくれた。
………………私は社長を昔に戻したいと思っている。でも本当その判断でいいのか?社長がしている事はガッツリ犯罪。これを許してもいいのか?社長を改心させて責任を取らす。そんな事が出来るか?分からない分からない。と色々と考えた結果、
後回しにしよう。そういう結論に至った。今は考えても分からない。とりあえず2人が生きていた良かったそう思う事にしよう。とりあえずまずは、2人の生活を安定させる為に、住む場所とか準備しないとな。社長が2人の財産も取り上げてるし。とそんな事を考えていると、
「一応話す?」と総理は言ってきた。……私が2人と?いや特に話す事ないけどな。と思ったが私のせいでこんな目にあってるんだ。しっかりと謝罪しないとと思いうなづくと、
私はスマホを渡された。そして、「…た…づ…げ…でぐ…らて…あでぃ…かどう…ごだ…いまぁふ。」と圭さんのマネージャーがボロボロの状態で言って、「あははははは」とまーちゃんのマネージャーは笑うだけだった。………………駄目じゃんこれ。正直こんなの助かったなんて言えないよ。これじゃあまーちゃんや圭さんの怒りが治らない。てか私もムカつく。こんな事を平気でする社長に。
でも社長を法的に裁きたいとか、失脚させたいとは思えない。
私駄目だな。結局私が1番大切なのはVSTARなのだ。私にとってVSTARは大切な思い出。その思い出を守りたい。その為に社長が必要。……私どうすればいんだろ?などと悩んだ。かなり悩んだ。その間総理は一切私にちょっかいを掛けなかった。これはありがたいなと思いながら、息抜きのため部屋を出ると、愛さんがいた。
愛さんは、「話受ける事にした。とりあえず春華様の計らいで天廻ルアンはデビューと同時に新たに作る、大臣、Vtuber大臣に主任して、春華様の持っている、会社の公式アドバイザーに就任して、それから、デビュー記念全世界ツアーライブをして、デビュー記念ハリウッド映画を作って、新しいテレビ番組を作ったり、銅像を建てて、テーマパークを作ったりとか他にも色々してくれるみたい。」と話してくれた。
……なんかヤバイ話になってない?私が猫犬ウサギを辞めて失った物を新たに与えてくれる?
怖いんだけど?出資?え?どういうこと?これ春華さんにメリットある?そりゃ広告とかは出すだろうけど?回収出来るの?多分凄い額になると思うよ?流石にと思い、春華さんに話をと思ったが既に帰っていた。
……どうしよう。私まだデビューしてないのにスポンサーが1人から2人に増えちゃった。




