記念配信の準備
……まさか。1日で100万人超えるとは。私は、この結果に驚いていた。いやこれは驚きじゃ無いな。恐怖だ。たったの1日でこんなになるなんて怖すぎる。と怖がっていると、
「あーかーり❗️凄いじゃん❗️」と今日もうるるママがやって来た。
……昨日は初配信だから来てくれたのは分かるけど今日も来るんだ。と正直思ったが、今は一誰かにこの状況を相談したかったので助かると、思い私はうるるママに話した。すると、
「そうだよね。確かにいきなりそんなに増えると怖いよね。登録者はいまだに増え続けてるし、SNSのフォロワーも、既に100万突破でぶっちぎりの歴代最速。これで怖くならない方が無理があるよね。」とうるるママは私の話を聞いてくれた。そして、
「ちなみに私も、猫犬ウサギのママとして、フォロワーが30万人くらい増えたよ。」と教えてくれた。
マジかよ。うるるママの方にも効果が出てると驚いていると、
「だからそのお礼。」と言って私にタブレットを見せてきた。そこには、
祝登録者100万人と書かれた、記念使用の猫犬ウサギのイラストが描かれていた。そして、
「今日の配信のサムネに使っていいよ。」と言ってきた。
……つまり、2回目の配信で100万人突破の配信をするって事?そんなの聞いた事ないよと思ってしまった。
そしてしばらくするとうるるママは帰って行き、私がスマホを見ると、登録者が150万人になっていた。
……マジで凄い勢いで増えていくな。と思ったが、もう気にするのは無駄だと思ったので私は諦めていた。そして、
「とりあえず枠取るか。」私は今日する配信の枠を取ることにした。そしてパソコンをいじって、
「……私にはまだ無理だな。」と私は呟いた。
そう私はまだ一人で枠を取ることが出来なかった。愛マネージャーが教えてくれたが、まだ一人でする事は出来ない。だから、
愛マネージャーが来るまで待つか。そう決めた私は、愛マネージャーが来るまで、セカイちゃんの配信を観ることにした。
「皆んなは昨日の配信観た?猫犬ウサギちゃん。」
え?私の話?何?何?と緊張していると、
「凄く可愛いね❗️あんなに可愛いなんて凄いよ❗️」
と、セカイちゃんは私の事を大絶賛してくれていた。
それを聞いてた私は、嬉しさのあまり、
「やったぁぁぁぁ‼️」と叫んでいた。
すると、「あかりちゃん大丈夫‼️」と愛マネージャーが心配しながら私の部屋に入ってきた。
やべ怒られると思った私は、「愛マネージャー。枠を取りたいんですけど、手伝って貰っても良いですか?」と何事もなかったように、話出したのだが、
「誤魔化しても駄目だよ。いくらこの部屋が防音だからって、あかりちゃんの声は大きいんだから声漏れちゃうからね?」と注意を受けた。
誤魔化しは失敗か。そして、やっぱり怒らちゃたか。まぁしょうがないか。ここ和也さんの家だから、あんまり騒いだらいけないか。反省反省。私はしっかりと反省して、
「という事で今日の配信の枠を取りたいんですけど、手伝って貰って良いですか?」と再びお願いした。
「良いよ。」と返事はすぐ返ってきて、「じゃあ始めようか。」とすぐに準備を初めて来た。そして、すぐに枠を取ってくれた。
勿論サムネは、うるるママが描いてくれた記念イラストだ。そして枠を取ると、
「所で今日は何するの?」と聞いてきたのだ。
そう聞かれた私は、何すればいんだろ?と考えてしまった。
いや元々はする事は決まっていた。本来はゲーム実況をする予定だったけど100万人記念配信をするのだ。ただのゲーム実況じゃ駄目だよね。と思いどうしたものか。と悩んだがいい答えは浮かばない。マジでどうしよ?と困った顔で愛マネージャーの顔を見ると、
何か思い出した顔で、「そうだった。」と言った。そして、愛マネージャーは、
「少し待っててね?」と言って部屋を後にした。そして、10分ほど待つと、大きなダンボールを持った愛マネージャーが部屋に入ってきた。何これ?と思い、
「何ですかこれ?」と聞くと、
「ファンレターだよ。」と教えてくれた。
え?ファンレター?まだデビューして1日だよ?なのにこんなに届くの?と思ったが届いたこれが答えだろう。
なので、今日の配信は、届いたファンレター読む❗️これにしよう。と決めるのだった。




