社長との出会い
あれは、私が12歳の頃。世界初のVtuber。ユメノセカイがデビューして、一ヶ月。登録者が10万人を突破した頃だったかな?
私は元々引きこもり気味で学校にも通うことはなく毎日セカイちゃんのチャンネルを観てた。毎日チャンネルを観てると、
「私もセカイちゃんみたいにVtuberになりたい。」ってそんな事を思っていたの。
そしてその日私は、家に親戚が集まるから追い出されたの。だから私は外に出る事になったんだけど、引きこもりの私は、人目がつく場所には行きたくなかったの。
だから私は、もう使われてない、工場に行った。するとそこに、社長がいたの。
当時の私は、人と会いたくなかったからすぐに逃げようとしたんだけど、私がセカイちゃんの配信を観てたから、配信の音声を聞いた社長が、
「ユメノセカイか。好きなのかお嬢ちゃん。」と私に声をかけて来たのだ。
この人が怪しいそう思っていたけど、この人はセカイちゃんの事を知ってるて思うと何故か安心した私は、社長と喋っていた。
「セカイちゃんが本当に可愛いくて大好きなの❗️」
「そうかそうか。確かに凄いと思うぞ。これはかなり利益がでそうだからな。」
「利益がでる?おじさん社長さんなの?」
「ああそうだ。この工場も元々は俺の商売敵だったんだが、俺が潰した。」
「へぇーすごいんだね。」
「所で君はなんて名前何だ?」っていきなり聞かれたの。
いつもの私なら絶対に答えなかったんだけど、セカイちゃんの事で話せる数少ない人だから私は答えたの。
「私は、猫井あかりだよ。」と答えると、
「そうか。あかりか。」と私の名前を聞いてしばらく黙った後、
「猫井あかり。お前Vtuberになって見る気はないか?」と突然言われたのだ。
私は突然そんな事を言われて、
「え?え?何を言ってるんですか?」困惑していた。
だけど困惑している私に対して、
「猫井あかり。お前の声はとても美しい。Vtuberをやる上でお前の声はとても魅力的だ。そして何より、お前には人を引きつける力がある。こうやって少し話しただけだが俺は今確信した。お前は、世界を獲れる❗️」と熱く語り出したのだ。
正直話の内容は理解出来なかった。でも、セカイちゃんと同じVtuberになれるなら。と思った私は、
「なって見たいです。私Vtuberになってみたいです。」と言うと、
「そうか。それは嬉しい。では今すぐ、事務所を立ち上げるとするか。それから、お前の立ち絵も必要だな。」と当時の私では理解出来ない話を社長はしだした。そして、
「とりあえず今日はもう遅い。また明日会おう。これが俺の連絡先だ。」と私に連絡先を渡して去っていた。
そして、丁度親から親戚が帰って来たから、帰って来ていいと連絡があったので、私は家に帰った。そして、家に帰り、私はセカイちゃんにコメントをした。
【私もVtuberになるから待っていてね。】
そして、翌日になり、私が昨日と同じ場所でまっていると、
社長と京香さんが二人できたの。
二人で来るのが予想外で私が驚いていると、
「あら何この可愛い子?もしかして合わせたい子がいるってこの子の事なのアナタ?」
「ああそうだ。俺は、この子をVtuberにしようと思っている。」
「Vtuber?何なのそれ?」
と社長と京香さんの会話は続いてる。その間私は、何も発する事なく黙っていた。
そして、「よく分からないけど、この子の為に新しい会社を作るって事?」
「ああそうだ。俺はコイツなら世界を獲れると確信している。軽い投資だ。不服か?」
「いいえ貴方がそう思うんならきっとそれが正しいんでしょ。私は賛成よ。」
「それでは猫井あかり。これからお前の家族に挨拶をさせてもらう。」って言ってきたの。
そして、社長は私の家まで直ぐに出向き、
「娘さんを私が作る会社でVtuberとしてデビューさせて下さい。」って土下座してたっけ?
そして、私の事なんて興味無い、お父さんとあ母さんは、直ぐに了承したの。
そして、絶縁された。絶縁された、私は、デビューするまでの間に社長の家に泊まる事になったの。
そして、社長は私のデビューの準備をしている間に、私のお世話役?として、当時社長の秘書をしていた愛さんをマネージャーにしたの。
そして、私が小学校を卒業したときに、もう一人のVtuberが生まれた。それが、
白雪きなこちゃん。
そして社長はそれを観てかなり焦った。
「早くデビューさせないと❗️」ってね。社長の中では一期生として一気にデビューさせるつまりだったんだけど、早くしないと先を越されるって私だけ先にデビューさせる事にしたの。
そして、社長はあらゆる最新の機材を揃えて、
「この中で好きな絵を選べ。お前が1番惹かれる奴にお前の立ち絵を頼む」って私に沢山の絵を見せて来た。
そして、私はうるるママの選び、
「猫犬ウサギが誕生したって訳。」と話し切ると、
「あーちゃんだいぶ話端折ってない?」
「その話じゃ社長がマシなやつに思えねぇぞ?むしろ小学生に近づく変態にしか思えねぇぜ?」
「ウサギ先輩の両親殺そう。」と皆んな散々に言うのだった。




